チーム南
城南地区生まれ、蒲田在住のカメラマン・小野。海苔の消費量が多く、大森までバスで1本のところに住むライター・信藤。横浜へ帰省するたびに平和島を通る編集部・佐藤の3人が組む。

地元名物を使った和風サンド

「チーム南としては、平和島のミハラ南商店街なんてどうでしょう?」佐藤の提案を受け、近くに住む小野が「あのあたりなら大森の海苔だよ、海苔! 僕、海苔屋の友達がいる」とノリノリ。事実、ノリ養殖の発祥地だけあって界隈には今も海苔問屋が多い。自宅でほぼ毎日、海苔を使う信藤も迷わずその案に乗った。

磯の香りが鼻先を漂う。
磯の香りが鼻先を漂う。
彩りよく食欲をそそる。
彩りよく食欲をそそる。

「あと、総菜屋が始めた食パン専門店があるらしい」と佐藤。それで信藤がひらめいた。「私、普段からひじきなど和の総菜をサンドイッチにするんですが、海苔は?」。そこにすかさず「『玉幸』の玉子焼きも入れてよ」と小野。最後に佐藤が「のりたまサンド、いいかも! 副菜も和で統一しましょう」と意見をまとめ、いざ開始!

スライスしたパンの1枚に佃煮のりを塗り、もう1枚には御膳のりを敷く。そして、カットした玉子焼きをサンド。ランチボックスには栄養も考えた彩りの総菜を詰め、完成! 見事な和風テイストで、「お味噌汁を合わせたい」と信藤がつぶやいたのも無理はない。一方で小野は「パンも玉子焼きも甘めだから、デザートいらず」との感想も。海苔をイメージして選んだBOXもキャラが立ち、全員大満足だ。

これが完成品!

【A】御膳のり 青まぜ

秋にしか採れない芳し~い青ノリを混ぜた焼き海苔。10枚入り756円。

【B】玉子焼き(大)

濃厚な味わい。2009年には「おおたの逸品」にも選ばれた。560g 550円。

【C】佃煮のり

ノリの風味を伝えるべく調味料を極力セーブ。無添加。85g 318円。

【D】無の極み“味噌”

食パンから江戸甘味噌の甘みがふわり。和総菜と相性良し!2斤907円。

【E】茄子と鶏団子の詰め合わせ

パン屋の総菜コーナーでチョイス。当然パンにも合う。1パック540円。

【F】筍のおかか煮

食べ進めるごとにかつお節の出汁がにじみ出てうっとり。100g 280円。

【G】とうもろこしと枝豆のつまみ揚げ

とうもろこしと枝豆の食感が癖になり、手が止まらない。100g 200円。

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その後、「チーム北はリモート飲み会にぴったり」「東は町中華探検隊の山出さんがいて説得力がある」「西は土地柄オシャレ」と盛り上がる三者。チーム南の強みはどの商店街でも真似できそうな品で構成したこと。試してみて!

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ここで買いました

【A】【C】海苔の松尾

住所:東京都大田区大森東1-6-3/営業時間:9:30~19:00(日・祝は10:00~17:00)/定休日:日・不定休

【B】玉幸

住所:東京都大田区大森本町2-31-21/営業時間:10:00~18:00/定休日:不定

【D】【E】題名のないパン屋

住所:東京都大田区大森東1-12-4/営業時間:10:00~18:30/定休日:不定

【F】【G】味菜

住所:東京都大田区大森東1-5-1/営業時間:10:00~20:00/定休日:日・祝

取材・文=信藤舞子 撮影=小野広幸
『散歩の達人』2020年6月号より