見た目も味も自信アリ
純情商店街や庚申通りなど、小さな商店街が交差する高円寺北口に絞ってリサーチ開始。路地裏にある総菜店の揚げ物、自家製の焼き小籠包、米にこだわったおにぎりも捨てがたい……と迷っていたとき、「『しげくに屋55ベーカリー』のベーグルでサンドイッチにしたら?」という、土屋編集長の一声でメインが決定。高円寺はエスニックなイメージも根強いので、サイドメニューはベトナム料理に。そして、珍しくて気になったヨーグルトボウルは、中国南部発。気づけば、いろいろな国が集まっていて、ヒッピータウンと呼ばれていた高円寺らしさ全開!
撮影当日、ベーグルがまさかの売り切れで、急遽変更したフォカッチャは予定外にビッグサイズ。ヨーグルトボウルも小分けにすべきか悩んでいると、「ボリュームも大事!」と、井原氏の手腕で両方そのままねじ込むことに成功。なんだかオシャレになっちゃって結果オーライだな。
フォカッチャは、鶏ハムやポテサラの具とマッチングが予想以上! 「鶏むね肉でヘルシーだし、全体のバランスもいいね」と土屋編集長もご満悦。
これが完成品!
【A】ディル風味さつま揚げ(レモンと野菜付き)
ディルがたっぷり。ヌクマムとベトナムの塩で味付け。2個480円。
【B】真っ赤なドラゴンフルーツボウル(チューニャンヨーグルトに変更)
とろっとろのヨーグルト。ナッツもぎっしりで食べ応えあり。669円。
【C】生春巻き(スイートチリソース付き)
皮はもっちり、中はシャキシャキ。食べやすく1本を3等分。1本320円。
【D】フォカッチャ スモークチーズ
オリーブオイルの風味が豊かでしっとり。スモーク加減も絶妙。1パック465円。
【E】ポテトサラダ
スモークベーコンとポテトがマッチ。カップの約半分を使用。1個300円。
【F】鶏ハム
低温調理でジューシーに。ハーブやニンニクが効いている。1個300円。
他のチームのランチボックスを見たら、東は中華で、北はミールス。南の謎サンドも気になる。うちはちょっと高くついたけど、二人でも満足できるから意外とリーズナブルかも。「つまみにもなるね~」と井原氏も言う通り、『酒場ニホレモ』でテイクアウトできるレモンサワーもぴったり。ちょっとおしゃれで個性あふれる高円寺流のサンドイッチランチ、召し上がれ!
ここで買いました
【A】【C】チョップスティックス
【B】KICHIRAKU
【D】しげくに屋55ベーカリー
【E】【F】酒場ニホレモ
取材・文=井島加恵 撮影=井原淳一
『散歩の達人』2020年6月号より