茶のプロの推し:抹茶マドレーヌサンド(『茶三楽』)
京都・嵐山で人気の茶房『茶三楽』。日本の総合芸術とも言われる茶道の歴史を重んじる同店では日本茶やお菓子を楽しめるほか、併設の茶室で茶道の体験も行っています。
五感を使って“一服のお茶”を愉しむ、のコンセプトのとおり、店舗の内装を京都の宮大工が手掛けるなど、お店づくりは並々ならぬこだわりが。来店する国内外のお客様からは、京都らしい空間で良い時間を過ごすことができたとの声が多く寄せられているそうです。
そんな『茶三楽』のオンラインショップでNo.1の人気商品が“抹茶のマドレーヌサンド”。上質な宇治抹茶を使ったマドレーヌに甘さ控えめのバタークリームを挟んだ見た目のかわいさも人気の理由。若い人たちに喜んでもらえる、ユニークな見た目の商品を作ろうと開発された商品です。
当初はテイクアウト専用として販売を開始。「おいしかったからもう一つ買いに来た」と再来店するお客様もいるほど反応は上々で、その後、コロナ禍で京都旅行に来られない人向けにおうちでも楽しめるようにとオンラインでのお取り寄せも開始しました。
使用しているのは抹茶ブランド「辻喜」の抹茶。上質なお茶の風味が伝わるよう、抹茶単体でおいしいだけでなく、バターや卵などほかの材料と合わせた際に調和が取れるものを選定しています。
バタークリームは口当たりの軽さがポイント。マドレーヌ自体がボリュームたっぷりのため、生地とのバランスが取れるしっかりとした味わいと、ひとつペロリと食べられるような食感を目指したと言います。
開発の際にはマドレーヌの厚みや、どんなクリームを挟むのが最適か何度も試作を繰り返しました。抹茶クリームにすることも検討しましたが、マドレーヌだけに抹茶を使っている方がより抹茶を感じてもらいやすいと判断し、今のバタークリームを採用しています。
また、マドレーヌのふんわりとした食感を作るのにも秘訣があります。大切なのは材料を合わせる工程。卵を混ぜすぎないなどいくつもある注意点に気をつけながら、丁寧なお菓子作りを心がけています。
今回の一品を推薦してくれたのは
泉さんの推しポイント
『茶三楽』様とは、同業者に共通の知り合いがいたことで出会いました。その縁もあり、『茶三楽』様の開業時から当社の生菓子をご注文いただくようになりました。通常のお取引以外に、店舗に出張してお菓子教室を開催することもあります。
今回ご紹介する抹茶のマドレーヌサンドができ、商品をいただいたときの第一印象は「かなり攻めた商品を作ったな!」でした。実際に食べてみると抹茶の風味がしっかりしていることはもちろん、「この価格で本当に良いの?」と思ってしまうほどのボリューム。さらにはお持たせや通販でも楽しんでいただけることを想定して賞味期限が長いなど良いことづくめ。
そして商品そのものに自信があるからこそのパッケージのシンプルさも潔く、自信を持っておすすめできる商品です。
今回の一品を開発したのは
『茶三楽』では上質なお茶の風味が伝わるスイーツづくりをしています。
抹茶のマドレーヌサンドには、抹茶ブランド「辻喜」の抹茶を100%使用。茶筅でふんわりと点てた抹茶のような上品な味わい・香りを感じていただけるお菓子に仕上げています。たっぷりと入ったバタークリームは、甘さを控えめにして、抹茶の味わいを引き立てています。
また、“バーガー”と呼んでも良いほど食べ応えのあるお菓子ですが、見た目とは違い軽やかな口当たりなので、1個まるごとでもペロリと召し上がっていただけます。
冷蔵庫でしっかりと冷やして召し上がっていただくのも良いですし、レンジで温めて、中のバタークリームを溶かしフレンチトースト風にするのもおすすめです。
今回のプロダクトが気になった方は、ぜひお取り寄せしてみてくださいね。飲むだけではない日本茶の可能性を感じられるはずです。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
抹茶のマドレーヌサンド 6個入り
販売価格(税込み・送料別):2400円
配送種別:4−10月は冷蔵(11−3月は常温の宅急便)
販売元:『茶三楽』
写真:販売元提供
文:松下沙彩 (日本茶アドバイザー)(Re:leaf Record)