ランチはお得なカレーのセット。グランドメニューにはバラエティー豊かなカレー
『ガンディ』のランチタイムは、1000円前後でいろいろな副菜付きのカレーセットが頼める。今回はカレー2種に豊富な副菜を取りそろえたDセット1380円を注文した。
Dセット1380円は、カレー2種、ナンとライス、サラダ、タンドーリチキン、シークカバブ、サモサ、そしてソフトドリンクまでつく大変お得なセットだ。
まずは付け合わせのトマトスープが運ばれる。さまざまなスパイスが溶け込んでいるのか、大変スパイシーで辛さがあり、トマトのうまみが引き立つ。
カレーはシーフードカレーとチキンカレーを選んだ。どちらも濃厚なスパイスのコクと辛さが際立つものの、まとまりをもっていて滑らかな舌触りだ。チキンや魚などの具材もしっかりと煮込まれていて、柔らかく味がしみ込んでいる。ナンは表面はカリッと、中はもっちりとしていてほのかに甘く、カレーによく合う。
副菜のシークカバブは、ぎっしりと肉厚で味がよくしみこんでいる。タンドーリチキンも表面はスパイシーで肉は柔らかく、ボリュームも充分だ。
サモサはカリッとした皮の中にカレー風味のホクホクの芋がたっぷり。ほのかな甘みにほっとする。
インド料理の定番ラッシー。ヨーグルトの濃厚な風味と酸味がほどよくからみあって、北インドの辛い味付けのカレーにぴったり。
2種のカレーに大きなナン、ボリュームたっぷりの副菜でラッシーを飲み終わるころには大満足。
インドから仕入れたスパイスを使った本格的な辛さを堪能できる『ガンディ』
『ガンディ』では、北インド出身のビィジェパル店長がインドから仕入れたスパイスを用いて作る現地さながらの北インドカレーを堪能できる。グランドメニューのカレーも種類が多く、40種類近いカレーを提供している。基本的にはスパイシーで辛いものが多く、特にあまり他のお店では見かけないチキンビンダル1080円は大変な大辛で、辛いもの好きなリピーターが後を絶たないという。
もちろん辛さを抑えたマイルドなカレーもあるので、膨大なメニューから選ぶのに困ったらビィジェパル氏に尋ねてみるといい。ビィジェパル氏はインド人だが日本語がとても堪能で人当たりもよく、食事中もにこやかに辛さは大丈夫か、水のおかわりはどうかと気にかけてくれる。
「日本にはカレー屋さんが多いけど、それぞれがそれぞれの味を提供している。インドの同じ地域でもそれぞれのお店や家庭で少しずつ違う味わいになっている。『ガンディ』はインドから取り寄せたスパイスを使って、スパイスだけで味を作る本場のカレーを提供している。ここの味はここでしか味わえない。だから実際に体験してほしい」
ビィジェパル氏は流暢な日本語でそう語る。
ディナー 17:00~21:30/定休日:月/アクセス:JR総武線船橋駅から徒歩2分
取材・文・撮影=かつの こゆき