静かな街並みに溶け込んだ珈琲店
JR錦糸町駅北口から歩いて約12分のところに位置する『BERTH COFFEE ROASTERY Haru』。お店の周りは静かで車通りもそこまで多くない。落ち着いた街並みを楽しみながら歩いていると、そこにふとコーヒーの香りが……。まさに知る人ぞ知る隠れ名店だ。
お洒落で落ち着いた空間の店内
店内には落ち着いた雰囲気が広がっており、休憩や時間を潰したい人に最適な空間となっている。非常に清潔感があり、居心地が良いのもポイントだ。
元々宿泊事業を行っていたがコロナウイルスの影響もあり、新規事業としてロースタリー事業を立ち上げることにしたという。今では、老若男女問わず海外のお客さんも足を運ぶ人気店になっている。
こだわりぬいたコーヒーは絶品の一言
使用しているコーヒー豆は、すべて高品質なものを厳選しており、購入元も直接つながりがある農園にしているのだそう。今回注文したのは、エルサルバドルのコーヒー570円とANKO CANELE350円だ。エルサルバドルのコーヒーは、リンゴのように甘く優しい酸味と、ミルクチョコレートのようななめらかな質感が特徴。コーヒーが苦手な人でも比較的飲みやすく、『BERTH COFFEE ROASTERY Haru』のなかでも人気のメニューだそう。ANKO CANELEは、パリパリ生地のなかに甘くしっとりとしたあんこが入っている。コーヒーとの相性が抜群の一品だ。
基本的に提供しているコーヒー全品が苦みが少なく飲みやすいとのこと。「コーヒーが苦くなるのは焙煎によって付け加えられた味なんですよ」と語るのは、マネージャーを務める西村結衣さん。「ここでは、コーヒー豆本来の美味しさを味わってもらうために豆ごとの特徴を引き出すことにこだわっています」煎り具合を浅くすることでフレッシュでジューシーな仕上がりになるそうだ。
明るい接客が印象的
ホステルの名残で接客も明るく、お客さんに寄り添っているのが特徴。取材をしている際も他のお客さんと楽しそうに談笑しているのが印象的だった。今後はさらに多くの人たちに知ってもらえるよう、コーヒーセミナーなどのイベントを開催していきたいとのことだ。
コーヒー好きな人も、まだまだコーヒーの奥深さを知らない人も、ぜひ錦糸町『BERTH COFFEE ROASTERY Haru』の至高の一杯で特別な時間を過ごしていただきたい。
取材・文・撮影=yuki