新しい大阪土産!まるで本物のおむすび「OMUSUBI Cake」

思わず二度見、いや三度見してしまうお土産を見つけた。2019年8月の発売以来、累計で250万個販売されている新しい大阪土産「OMUSUBI Cake」だ。見た目はおにぎり、中身はケーキという姿がユニークで思わず手に取ってしまう。外側の海苔に見立てられている部分は、ブラックココアのクレープ生地。店頭でパッと見ると、おむすびのように見えてワクワクしてくる。

坂元さん「過去には、本当におむすびに見間違えて来店された方や、冗談まじりに『梅ひとつ(笑)』と注文される方がおられましたね」

まさかとは思ったけれど、本当に間違える人もいるなんて。それぐらいクオリティが高いのだ。

定番のしょこら、苺、クッキー&クリームといった9種類に加えて、季節限定品もある。お店へ伺った日は、大丸梅田店の季節限定として「ゆず」「巨峰」が販売されていた。スタッフの坂元さんのおすすめは断然「巨峰」で、巨峰の甘味と酸味、そしてブラックココアクレープとのバランスが絶妙なのだとか。

「OMUSUBI Cake」1個450円(税込)。
「OMUSUBI Cake」1個450円(税込)。

OMUSUBI Cakeは、コンビニのおにぎりと同じような感覚で袋を開けていくのだが、これがまた楽しい。なにからなにまでおむすびそっくりで、中から白米が出てくるのではないかと思ってしまう。お土産に渡せば驚かれること間違いない。

坂元さん「定番の渡し方としてオススメしているのは、あえて商品のことをいろいろ言わずに渡す方法です。こちらからは何もアクションを起こさずに渡して、驚いてもらう。話のネタになるので、コミュニケーションスイーツとしてご利用いただけますね」

坂元さんのお話を聞いている間中、実家の家族にどうやって渡そうかとシチュエーションを考えて、ニヤニヤと妄想が膨らんでしまった。

「見る・食べる・開ける・渡す」、すべてを楽しめる新しい大阪土産。帰省のお土産に持ち帰れば「大阪土産なのに、なんでおにぎり?」とビックリ&笑ってもらえること間違いないので、ぜひ試してみてほしい。

OMUSUBI Cake
住所/大阪市北区梅田3-1-1 大丸梅田店 B1F
電話/06-6343-1231(代表)
営業時間/10:00~20:00
休み/定休は施設に準ずる
https://omusubicake.com/

老舗のコーヒーをスイーツで!「珈琲ようかん」&「コーヒービーンズ」

続いて訪れたのは、大阪吹田が本店の「コーヒーギャラリーヒロ エキマルシェ店」。店内にはコーヒースタンドから手土産品まで、コーヒーを楽しめるアイテムがずらり。コーヒー好きにはたまらないラインナップだ。そんな数々の商品のうち、意外な組み合わせとして人気を集めているのが「珈琲ようかん」。「えっ? コーヒーとようかん?」と思うかもしれないが、食べてみると抜群に味がマッチしていてビックリする。

大西さん「珈琲ようかんは2種類ございます。苦味がしっかりしたタイプ(マンデリン)と、軽めであっさりしたタイプ(モカ)です。使用している豆はヒロコーヒーの焙煎工房で焙煎しておりまして、あんことの相性もいいです」

食べても重たいかんじはなく、コーヒーと一緒に飲みながら食べるともっと軽く食べられる。

ミニ珈琲ようかん1本324円(税込)。
ミニ珈琲ようかん1本324円(税込)。

珈琲ようかん自体が珍しいので、まずミニサイズで買う人が多いのだとか。私もまずミニを買ったのだけれど、あっという間になくなって大きいのを買えばよかったと後悔した。それぐらいペロッと一気に食べてしまえる味わいだ。

コーヒービーンズチョコ 各432円(税込)。
コーヒービーンズチョコ 各432円(税込)。

コーヒー豆を丸ごとチョコレートでコーティングした「コーヒービーンズチョコ」。ピーナッツを食べる時のようにカリッとおやつ感覚で食べられる。ミルク、ビター、フレーズ、ミックス(3種類入り)があり、プチギフトにぴったり。

大西さん「一番人気はミックスです。女性の方が立ち寄って、おやつやプレゼントとして買われる方がおられますね」

じつは種類ごとに違う豆が、そしてチョコレートもそれぞれの豆と相性の良いものが使用されている。かむごとにコーヒーの風味がしっかり出てきて、なんとも香りがよい。冬にはクリスマスバージョンのパッケージになるので、ギフトとしてぜひ利用したい。

コーヒーギャラリーヒロ エキマルシェ大阪店
住所/大阪市北区梅田3-1-1 エキマルシェ大阪内
電話/06-6225-8516
営業時間/11:00~23:00
休み/定休は施設に準ずる
https://osaka.ekimaru.com/shopguide/detail/54

おやつに食べたい!たい焼き専門店 十勝あんこのサザエ

おやつや手土産に気軽に使えるお菓子といえば「たい焼き」。大丸梅田店地下1階に、2022年10月にオープンしたばかりの「たい焼き専門店 十勝あんこのサザエ」があると聞いてやってきた。店頭から見える、次から次に焼き上がる様子が食欲をそそり、お腹がぐぅ〜となってくる。十勝産の小豆100%を使用した餡がしっぽまでたっぷり入っていて、鯛のお腹がはち切れんばかりだ。

「うす皮たい焼き」 1枚194円(税込)。
「うす皮たい焼き」 1枚194円(税込)。

「うす皮たい焼き」は粒あん・カスタードクリーム・ピスタチオクリーム(季節限定)の3種類。「デニッシュたい焼き」は白玉入り粒あんが入っている。うす皮たい焼きの粒あんをいただいたが、もとがおはぎ専門店だけのことはあり、自家製餡の味は抜群。ちょっぴり塩気がきいていて、甘ったるくなくどんどん食べられる。

吉田さん「一番人気はダントツでうす皮たい焼きの粒あんですね。若い方から年配の方まで幅広い世代に人気です。粒あんだけで、週末や連休などお客様の多い日は一日300~400枚、全種類で1,000枚ぐらい焼いてほぼ完売します」

粒あんの影に隠れているようだけれど、カスタードクリームやピスタチオクリームも、とろりとした食感が生地とマッチしていてはずせない。

デニッシュたい焼き1枚219円(税込)。
デニッシュたい焼き1枚219円(税込)。

たい焼きには珍しいデニッシュ。サクサク&ふわっとしたデニッシュの中は白玉入りで、食感にアクセントがあり食べていて楽しい。

店長の吉田さんとお話ししている間も、サラリーマンや主婦、若い男性の方など、本当にいろいろな年代の方が購入されていた。おやつに1枚だけの人もいれば、お土産に5枚10枚と買う人も。冷めてもトースターで焼き直したらサクッとした食感が戻るので、やはりたい焼きはおやつの鉄板として重宝する。

たい焼き専門店 十勝あんこのサザエ
住所/大阪市北区梅田3-1-1 大丸梅田店 B1F
電話/06-6343-1231(代表)
営業時間/10:00~20:00
休み/定休は施設に準ずる
https://www.sazae-shokuhin.com/

米粉をブレンドしたサクサクチップス!「バターポテトチップス」

甘いものが続いたので、塩気があるものを探していたところ見つけたのが「Chips & tips」。お酒のつまみとして利用する人も多く、お土産として人気なのが「バターポテトチップス」。米粉がブレンドされているので油っぽさが抑えられていて、軽い食感のチップスに仕上がっている。ちょっとぶ厚くてサクサクした歯ごたえと、しっかりした味付けがやみつきになる。

大西さん「全部で6種類ございまして、人気なのは1位 アンチョビ、2位 ピンクソルト、3位 ハニーですね」

塩気と濃厚な味わいが特徴のアンチョビは、他の追随を許さずダントツで人気だそう。ちなみに大西さんのオススメはベーコンで、ビールとの相性が一番良いとおっしゃっていた。

「バターポテトチップス」1個350円(税込)。
「バターポテトチップス」1個350円(税込)。

パッケージにもこだわって作られていて、ストライプの柄が目を引く。お店の袋は透明でチップスのパッケージが見えるようになっているので、見映えがよく手土産にも使えるのが嬉しい。お土産用として箱やバッグに入れてもらうこともできる。

大西さん「お好きな味を選んでいただいて箱にお詰めしております。バックのほうは売れ筋と味のバランスを考えた4種類入りで、プレゼントに買っていかれる方がとても多いですね」

特に男性に人気の、お土産用の“全種類入り”もある。どれにするか迷ったら、とりあえず全部食べてみるというのもありだろう。

「ガーリック味はサラダにまぶして食べてもめっちゃおいしいです!チップスの食感とガーリック味がいい感じで入り、ドレッシングいらずで食べられます」と話す大西さん。

そのままでもつまみとして食べても、アレンジしても楽しめるバターポテトチップス。6種類の味を食べ比べして、一番ハマる味を見つけてみよう。

Chips & tips
住所/大阪市北区梅田3-1-1 大丸梅田店 B1F
電話/06-6343-1231(代表)
営業時間/10:00~20:00
休み/定休は施設に準ずる
https://chips-cow.com/

西日本初の店舗!サニーヒルズosakaの「パイナップルケーキ」

台湾の代表的なお菓子「パイナップルケーキ」をルクアフードホールで味わえる。西日本初の店舗となる、台湾生まれのスイーツ店「サニーヒルズosaka」だ。ここのパイナップルケーキはひと味違う。一般的には冬瓜入りのパイナップルケーキが主流だけれど、サニーヒルズは冬瓜を使用しない。

使用するのは、台湾南投県で栽培された完熟パイナップル100%。バターの香るクッキー生地を二つに割くと、繊維たっぷりのパイナップル餡がぎっしり詰まっている。酸味と濃厚な甘さの絶妙な味わいがたまらない。

王さん「完熟パイナップルをじっくり煮詰め、繊維感をそのまま残しています。甘さと酸味のあるドライフルーツのような味わいといえばイメージしやすいと思います」

パイナップルケーキ・りんごケーキ 各3個入り2,100円(税込)。布袋は大阪限定や冬限定のデザインがあり、そのまま渡せるのが嬉しいポイント。
パイナップルケーキ・りんごケーキ 各3個入り2,100円(税込)。布袋は大阪限定や冬限定のデザインがあり、そのまま渡せるのが嬉しいポイント。

子どもと一緒に食べられるお菓子を探すファミリー層に特に人気。もちろん、自宅のおやつとしてだけではなくて、手土産やお歳暮として利用する人も多いのだとか。

王さん「お歳暮や年末のお土産用に利用できる、パイナップルケーキ・りんごケーキそれぞれ10個入りと、お茶(台湾の青心烏龍茶か紅玉紅茶を選べる)がセットになった商品もございます」

パイナップルケーキから台湾のおもてなし文化のことまで楽しく話してくださった、台湾出身の王さん。
パイナップルケーキから台湾のおもてなし文化のことまで楽しく話してくださった、台湾出身の王さん。

台湾には親戚や友人を招いて、お茶を飲みながらゆったりした時間を過ごす文化がある。そんな台湾の文化をサニーヒルズosakaでは体験できる。ぜひお茶と完熟パイナップルケーキの無料の“おもてなし”を受けながら、台湾流のゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがだろう。

サニーヒルズ osaka
住所/大阪市北区梅田3-1-1 ルクアフードホール B2F
電話/06-6151-1450
営業時間/11:00~23:00
休み/定休は施設に準ずる
https://www.sunnyhills.com.tw/index/ja-jp/

冷めてもやわらかい!老舗和菓子屋 浪芳庵の「炙りみたらし」

大阪ステーションのお土産巡り、大トリは安政五年(1858年)創業の老舗和菓子屋「浪芳庵」の「炙りみたらし」。メディアでも取り上げられ、リピーターが続出するほどに人気のみたらし団子だ。材料はいたってシンプルで、米粉(100%)、砂糖、水のみ。一見シンプルだけれど製法やたれの素材に相当こだわって作られている。

「炙りみたらし」1本249円(税込)。
「炙りみたらし」1本249円(税込)。

秋田店長「たれの材料は北海道利尻の昆布、醤油は湯浅のたまり醤油です。みたらし団子は紀州備長炭で炙っています。独自の製法と備長炭で炙ることで団子の水分保有率にこだわり、冷めてもやわらかい状態を保てるんです」

そう、浪芳庵の団子は“冷めてもやわらかい”のが最大の特徴。団子はすぐに硬くなるのが心配で、手土産には利用しづらいと感じる人でも「炙りみたらし」なら安心して渡せる。安心でいえば、添加物が一切入っていないのもその一つ。全世代が安心して食べられるみたらし団子なのだ。

浪芳庵エキマルシェ大阪店では、毎月第4火曜日に「炙りみたらしの日」というイベントが行われている。なんと1箱5本以上の購入で1本増量!「炙りみたらしの日」に備えて、前日の購入をためらう人がいるほどに人気のイベントとなっている。

もちあんドーナツ1個346円(税込)。
もちあんドーナツ1個346円(税込)。

浪芳庵の商品でもう一つオススメしたいのが「もちあんドーナツ」。和菓子屋だからこそ作れるあんドーナツといえる一品。

秋田店長「和菓子屋でしか作れないあんドーナツとは何かを考え、研究に研究を重ねて浪芳庵の団子の強みを活かしたドーナツに仕上げています」

餡、団子、生地の甘さをバランスよく整えられる、和菓子職人だからこそ作れるドーナツ。時間が経ってもトースターで焼けば表面がパリッとし、サクッとした食感が復活する。自宅のおやつやちょっとした手土産に重宝するのでぜひ。

浪芳庵 エキマルシェ大阪店
住所/大阪市北区梅田3-1-1 エキマルシェ大阪内
電話/06-6485-8191
営業時間/11:00~22:00
休み/定休は施設に準ずる
https://osaka.ekimaru.com/shopguide/detail/27

番外編:大阪っぽいお土産ならここ! アントレマルシェ大阪店

週末には一日約6,000人のお客様がご利用になる「アントレマルシェ大阪店」。「お土産を買いたいけどお店を回る時間がない……」「大阪っぽいお土産がほしい……」、そんな時はお土産の救世主・アントレマルシェ大阪店へ行ってみよう!甘いものから塩気のあるものまで、なんと約1,200種類のお土産が集結している。

店長の田中さんおすすめの「ちょろけんぴ」1,398円(税込)。缶の中には小分けの袋が入っていて、芋けんぴを配れるようになっている。お客様思いのお土産だ。

「大阪のお土産を案内している私はじつは佐賀県出身なの〜」と気さくにお土産を紹介してくださった店長の田中さん。
「大阪のお土産を案内している私はじつは佐賀県出身なの〜」と気さくにお土産を紹介してくださった店長の田中さん。

お土産選びに迷ったときのアントレマルシェ大阪店ほど心強い場所はない。これぞ大阪!という定番のお土産や西日本限定品、また味に間違いがない有名店のお土産まで幅広くそろう。思わずクスッと笑えるようなシュールなお土産だってある。人気のお土産のランキングが紹介されており、その時々の流行りもわかるので、ぜひ覗いてみてほしい!

アントレマルシェ大阪店
住所/大阪市北区梅田3-1-1 JR大阪駅中央コンコース
電話/06-6440-1122
営業時間/6:00~24:30
休み/年中無休
https://www.dailyservice.co.jp/shop/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%97.html

さいごに

大阪ステーションシティのお土産巡り。目に飛び込んでくるものすべてが魅力的で7店に絞るのが大変だった。いや、ホントに大阪ステーションシティは広くて、ユニークなものが多いな。大丸梅田店、エキマルシェ、ルクア、ルクア イーレには、見て回るには一日では時間が足りないぐらいさまざまなお店が並んでいる。アントレマルシェ大阪店は、選びきれないほどのお土産の宝庫だ。まだまだ、大阪ステーションシティにはたくさんのアッと驚くお土産が隠されているので、ぜひ足を運んでみて。

※掲載されているデータは2022年11月30日現在のものです。 変更となる場合がありますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

案内人プロフィール:嶋田コータロー
兵庫県在住のお土産マイスター&観光特産士マイスター。食と暮らしのメディア「macaroni」ライター。銘菓や郷土菓子をこよなく愛し、これまでに食べたお土産菓子は600以上。
メディア出演歴は「クイズ99人の壁(フジテレビ)」「よじごじdays(テレビ東京)」「みんなのごはん(ぐるなび)」など。