かわいくて愛嬌たっぷりの動物や妖怪に注目!
浮世絵に登場するさまざまな動物や妖怪。そこにはペットとしてかわいがられている猫や犬もいれば、不気味で恐ろしい姿をした鬼や土蜘蛛もいる。さらに、擬人化された動物たちや、奇妙な形をしたユーモラスなキャラクターまで、描かれ方はさまざま。
本展では、かわいくてユーモラスな人気の作品から、新収蔵品として今回が初公開となる作品まで、140点の作品が紹介される(前後期で全点展示替え)。
主席学芸員の日野原健司さんは「今回の展覧会でぜひ注目していただきたいのが、人間みたいに暮らしている動物たちの姿。中でも猫が大活躍しています。作品を見るときは、ぜひグッと近づいてみてください。猫たちの表情やしぐさに思わずクスッとしてしまいますよ。さらに、猫たちのそばに添えられたセリフを読んでもらえると、楽しさが倍増。この猫、こんなおしゃべりをしているんだというのが分かり、猫たちの世界に一層入り込めます。ぜひお気に入りの猫を探してみてください」と見どころを語る。
七変化する動物たちの姿から、浮世絵師たちの豊かなイマジネーションに触れてみたい。
人気作品とともに、新収蔵品が数多く登場
これまで動物や妖怪をテーマにしてきた展覧会で人気の高かった作品はもちろんのこと、まだ紹介されていない初お披露目の作品が多数展示されるのも見どころだ。全140点の展示作品のうち27点が新収蔵品なので、展覧会を観てきた人にとっても楽しめる内容になっている。
かわいく描かれた動物たちだけではなく、まるで人間のようなコミカルな動きをするキツネやゾウ。動物たちや妖怪たちもおどろおどろしいものばかりでなく、「猫又」のような手ぬぐいを頭にかぶって踊る姿がキュートな妖怪。中にはホオズキやカボチャのような植物が、擬人化されて大変身したものも。
さらには石から虎の手足と尻尾が生えた空想上の生き物「虎子石」や、人間の顔をした人面魚、十二支が一つに合体した動物。はたまた病気や薬、お金が人間の姿になったものなど、ヘンテコで不可解なキャラクターたちまで。コレはいったい? とつぶやきたくなる奇妙なキャラクターたちと出合えるのも醍醐味だ。
開催概要
「アニマル&モンスター かわいい・怖い・ちょっと変」
開催期間:2026年6月23日(火)~8月23日(日)
前期:6月23日(火)~7月20日(月・祝)
後期:7月25日(土)~8月23日(日)※前後期で全点展示替え
開催時間:10:30~17:30(入館は~17:00)
休館日:月・7月21日(火)~24日(金)
会場:太田記念美術館(東京都渋谷区神宮前1-10-10)
アクセス:JR山手線原宿駅から徒歩5分、地下鉄千代田線・副都心線明治神宮前駅から徒歩3分
入場料:一般1200円、高校・大学生800円、中学生以下無料
※障害者手帳を持参で本人と付き添い1名100円引き。
【問い合わせ先】
ハローダイヤル☏050-5541-8600
公式HP:https://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
取材・文=前田真紀 画像提供=太田記念美術館





