歴史的な縁から始まった
「郡上おどり」とは、岐阜県郡上市に古くから伝わる伝統的な盆踊り。日本三大盆踊りのひとつに数えられ、国の重要無形民俗文化財も指定されている。郡上八幡では毎年7月第2土曜の「おどり発祥祭」を皮切りに9月上旬までの夏の間、30夜以上にわたって踊り続けられる。そんな郡上おどりが都心で体験できるイベントが「郡上おどりin青山」だ。2026年で第30回目を迎える。
そもそも郡上と青山にはなにかつながりがあるのか。「青山には徳川の時代、郡上藩主であった青山家の下屋敷があり、地名の由来にもなりました。約30年前から郡上八幡観光協会と青山外苑前商店街振興組合の交流が始まり、イベント開催のきっかけになりました」と教えてくれたのは青山外苑前商店街振興組合の坂本さん。1994年には青山家の菩提寺である梅窓院境内で「第1回郡上おどりin青山」が開催された。その後来場者が増えたこともあり、現在は秩父宮ラグビー場の駐車場を会場に行われている。
本場の生歌・生演奏に酔いしれる
郡上おどりで使われる曲は全10曲。ゆったりした曲調からアップテンポな曲調まで、多彩な曲が特徴のひとつだ。また音源にCDは用いず、全編生歌・生演奏のライブ形式。踊り場の中心にやぐらが組まれ、本場からやってきた保存会による生歌・生演奏をバックに踊りを楽しめる。「本場の郡上おどりに先駆け、今年の踊り始めということで全国から郡上おどりファンが集まります」と坂本さん。
また会場では郡上八幡の観光物産展を開催。郡上おどりでは下駄の音を鳴らすのも特徴のひとつだが、当日現地で下駄を購入することもできる。ほかにも天然アユの塩焼きや明宝ハム、肉桂(ニッケ)玉、とちの実せんべい、ご当地サイダー、食品サンプル、地酒、クラフトビールなど、郡上八幡の名産品がズラリと並ぶ。
「郡上おどりは割と簡単なので初心者でもすぐ踊れますよ。各日16時から講習会も行われるので、ぜひご参加ください」と坂本さん。26日(金)16時30分からは30回を記念したおどりコンクールが開催されるほか、青山外苑前商店街ではオリジナルの手ぬぐいも販売。手ぬぐいを購入すると、郡上八幡の名物や商店街の商品が当たる抽選会に参加できる。郡上のおいしいものを味わいながら、伝統的な郡上おどりを楽しんでみては。
開催概要
「郡上おどりin青山」
開催日:2025年6月26日(金)・27日(土)
開催時間:17:00~20:30(27日は~20:00、物産展は両日とも15:00~)
会場:秩父宮ラグビー場駐車場(東京都港区北青山2-8-35)
アクセス:地下鉄銀座線外苑前から徒歩5分
【問い合わせ先】
青山外苑前商店街振興組合:https://aoyama-gaienmae.or.jp/
取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供






