2年に一度の「表の年」!

江戸時代以前より新宿の総鎮守として厚い崇敬を受けてきた花園神社。創建年代は不詳だが、徳川氏の江戸入府(1590年)以前に大和吉野山より勧請されたといわれている。寛永年代(1624~1644)に現在の場所に移転した際、周辺一帯が大名屋敷の庭園が広がる美しい花園であったことから「花園稲荷神社」と呼ばれ、現在の社名の由来になった。

そんな花園神社で毎年5月に執り行われる例大祭では「表の年」(偶数年)と「陰の年」(奇数年)があり、2026年は「表の年」。初日の22日(金)は御魂(おみたま)を本殿から神輿に遷す「宵宮祭」に始まり、23日(土)は「大祭式」、24日(日)は御魂を乗せた神輿が氏子町内を巡行する「神幸祭」、25日(月)は御魂を本殿にお還(かえ)しする「後宴祭(こうえんさい)」の日程で行われる。見どころはなんといっても都心を練り歩く迫力ある神輿渡御だ。

巨大な2基の宮神輿がお出まし

24日(日)の神幸祭では、本社神輿と雷電神輿が登場する(9時45分宮出し、19時30分ごろ宮入り)。獅子頭と島田囃子を乗せた山車を先頭に、2基の宮神輿が靖国通り、新宿通り、明治通りを一日かけて練り歩く。本社神輿は台座幅約1.1m、高さ約3m、重さ約1.5tで、雷電稲荷神輿は台座幅約1.2m、高さ約2.7m、重さ約2tと、どちらもかなりの大きさ。これらは氏子町内の8カ町で引き渡しながら協力して担がれる。

また、花園神社の祭りは露店の多さもお楽しみのひとつ。期間中の金・土・日曜には境内に約100の露店が軒を連ねる(22日は夕方~22時、23・24日は昼ごろ~22時)。さまざまな露店で食べ歩きを楽しみながら、新宿の街に繰り出して勇壮な神輿渡御を見学しよう。

きらびやかな夜の新宿の街を神輿が練り歩き、非日常感たっぷり!
きらびやかな夜の新宿の街を神輿が練り歩き、非日常感たっぷり!

開催概要

「花園神社例大祭」

開催期間:2026年5月22日(金)~25日(月)
開催時間:24日(日)の神幸祭は9:45宮出し、19:30ごろ宮入り
会場:花園神社(東京都新宿区新宿5-17-3)
アクセス: 地下鉄丸ノ内線・副都心線新宿三丁目駅すぐ、JR・私鉄・地下鉄新宿駅徒歩7分

【問い合わせ先】
花園神社☎03-3209-5265
URL:http://hanazono-jinja.or.jp/

 

取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供