「ハッチポッチ」(ごった煮)な藤枝ワールドへ
イラストレーター&アートディレクターとして半世紀以上のキャリアを持ち、今なお精力的に制作を続ける藤枝リュウジ氏(1943年~)。絵本や雑誌、本の装幀をはじめ、広告・テレビのアートディレクションなど、その活躍は多岐にわたる。
アートディレクションを手がけた子供番組「ハッチポッチステーション」が1996年にNHK教育テレビ(現・Eテレ)で放送されたのをはじめ、その後「クインテット」「フックブックロー」「コレナンデ商会」と続いた人気シリーズは、幅広い年代に親しまれた。
本展は彼を特集した初の大規模展覧会。絵本や装幀、個展で発表したイラストレーション作品や、パペット番組をはじめとしたテレビ・広告などのアートディレクション作品、あわせて500点以上が紹介される。愉しげな音色が聞こえてきそうな、藤枝リュウジ氏の「ハッチポッチ」(ごった煮)な世界に入り込んでみよう。
パペット現物から新作イラストまで大集合
本展では3章に分けて、藤枝氏の作品を展覧。第1章では、絵本、広告、タイトルバック、本の装幀、パッケージ、プロダクトなどさまざまな仕事作品が紹介される。
第2章では、NHK教育テレビ(現・Eテレ)の子供番組「ハッチポッチステーション」、「クインテット」、「フックブックロー」、「コレナンデ商会」の作品を紹介。ジャーニーをはじめ、番組に登場したパペットの現物がずらりと並ぶコーナーは、心躍る空間になっている。
第3章では、1987年からほぼ毎年のように開催している個展で藤枝氏が発表してきた、1000点を超えるイラストレーション作品等から厳選された作品を紹介。本展のために描きおろされた新作イラストレーションも見どころだ。
ショップでは、「ハッチポッチステーション」に登場したトランクをあしらったキャップや付箋など、愛らしさいっぱいのグッズが勢ぞろい。思わず手に取りたくなりそうだ。
開催概要
「ハッチポッチ 藤枝リュウジの世界」
開催期間:2026年4月25日(土)~6月21日(日)
開催時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月(ただし6月15日は開館)、6月16日(火)
会場:栃木県立美術館(栃木県宇都宮市桜4-2-7)
アクセス:JR宇都宮駅からバス15分
入場料:一般1250円、高校・大学生600円、中学生以下無料
*6月13日(土)・14日(日)・15日(月)は県民の日関連につき観覧料無料
【問い合わせ先】
栃木県立美術館☏028-621-3566
公式HP https://hotchpotch-ten.jp/
取材・文=前田真紀 画像提供=栃木県立美術館






