味わい深き浮世絵おじさんたちが大集結!
浮世絵の風景画などの片隅に描かれている“おじさん”たち。楽しそうに旅をしたり、仕事に励んだり、グルメに舌鼓を打ったりと、決して脇役にとどまることなく、見るほどに個性豊かだ。本展はそんな彼らに注目する。
前後期合わせて150点を超える作品を通して、歌川広重をはじめ、作風や時代も異なる絵師たちの作品から浮世絵おじさんたちが一堂に会する。
担当学芸員の渡邉さんは、「浮世絵の風景画などの片隅に描かれた味わい深い人物——“おじさん”たちを一堂に集めた展覧会です。過去にもおじさんに注目した展覧会を当館で幾度か開催してきた歌川広重はもちろん、今回は葛飾北斎、歌川国芳から明治時代の小林清親まで、さまざまな絵師によるおじさんたちを紹介します。おじさんを通して、絵師たちの個性を見比べるのも楽しいかもしれません」と見どころを語る。
“おじさん”たちを通して、作品の新たな魅力や絵師たちの意外な個性を再発見できそうだ。
北斎、国芳、清親らが描くおじさんも登場
2023年の「広重おじさん図譜」以来、『太田記念美術館』では約3年ぶりとなる“おじさん展” 。今回は歌川広重によるおじさんたちはもちろん、葛飾北斎や歌川国芳、小林清親など幅広い浮世絵師たちの作品を大幅に増やして、いっそう多彩な“おじさんワールド” が展開される。
誰もが知る浮世絵の名作も、“おじさん”にあえて注目すると、人物の表情や仕草、服装の描き分けなど、これまで見過ごされていた細部の魅力が浮かび上がる。絵師が肩の力を抜いて描いた“おじさん”からは、絵師本来の個性や緻密な観察力、確かな描写力が見えてくる。たくさんの人物から、自分だけの“推しおじ”を見つける楽しさもありそうだ。
学芸員によるスライドトークが開催
2026年1月14日(水)・22日(木)・30日(金)・2月13日(金)・18日(水)、各回10時50分~、展覧会の見どころを担当学芸員が解説するスライドトークが開催される。定員50名、当日10時30分より美術館受付にて整理券を配布(要観覧券)。
開催概要
「浮世絵おじさんフェスティバル」
開催期間:2026年1月6日(火)~3月1日(日)
《前期》1月6日(火)~2月1日(日)
《後期》2月5日(木)~3月1日(日)※前後期で全点展示替え
開催時間:10:30~17:30(入館は~17:00)
休館日:月(1月12日・2月23日は開館)、1月13日・2月3・4・24日
会場:太田記念美術館(東京都渋谷区神宮前1-10-10)
アクセス:JR山手線原宿駅から徒歩5分、地下鉄千代田線・副都心線明治神宮前駅から徒歩3分
入場料:一般1000円、高校・大学生700円、中学生以下無料
※障害者手帳を持参で本人と付き添い1名100円引き。
【問い合わせ先】
ハローダイヤル☏050-5541-8600
公式HP https://www.ukiyoe-ota-muse.jp
取材・文=前田真紀 画像提供=太田記念美術館








