期間限定で「婚活食堂」の再現メニューを『一角』で提供
2022年10月9日(日)に『有隣堂 ららぽーと豊洲店』で開催されたイベント第1弾に続き、11月18日(金)にイベント第2弾が実施され、それに先駆けて行われたメディア向け「『婚活食堂』再現メニュー試食会」に参加してきた。
イベント第2弾は、『一夜限定「作家食堂」』と題し、2022年11月10日(木)に発売された「婚活食堂」8巻に登場する料理の再現メニューを、山口惠以子さんと語らいながら、楽しむというもの。
東京ミッドタウン日比谷3F、「HIBIYA CENTRAL MARKET」の居酒屋『一角』のシェフが「婚活食堂」を読み込み再現したもので、イベントでは7品のコース料理として提供された。
作中に登場する料理のほか、山口惠以子さんの大好物である紀文食品の「魚河岸あげ(R)」を使用したメニューや、『一角』が考える「婚活食堂」に出してほしいメニューとして蕎麦もコースに含まれた。
試食会の前に登壇者挨拶が行われ、本イベントに対してのそれぞれの思いが語られた。
作家の山口惠以子さんは、作家になる以前は社員食堂で12年ほど勤めていた。
「どんな食材でも鍋で煮たらおでんになる。それは日本人の懐の深さ、包容力に通じるものではないかと思う。
今回の再現メニューは料理人たちが研究してくれ、どれも絶品だ。魚河岸あげがもともと好物で大変おいしかったが、それ以外もおすすめ。
今後もこういった異業種とのコラボ企画があれば、作家・山口惠以子に限らず、ぜひ開催されてほしい」
紀文食品の堤社長も登壇し、
「おでんにはおもてなしの心が宿っている。
『和食』がユネスコ無形文化遺産に登録されて10年ほど、世界的にも和食への関心が高まっている。書籍を媒介として、和食文化を楽しんでもらいたい。」
と述べ、今後も食と異業種とのつながりを模索していきたいと結んだ。
最後に有隣堂の松信社長が登壇し、
「出版業界の苦しい状況が続いている中、有隣堂は『HIBIYA CENTRAL MARKET』のような複合店舗などチャレンジを重ねている。
全国の書店を数多く回り、出版業界の現状を肌感覚で理解している山口先生と危機感を共有できたところから、本イベントの開催に至った。
本も食も文化。そこにある温かさゆえに人が集まる。イベントを通して、その温かさに触れてもらいたい」
とイベントの意義を語った。
イベント第2弾で提供された7品の内、「婚活食堂」再現メニュー2品と紀文食品の「魚河岸あげ(R)」を使用したメニューの合計3品は、『一角』にて期間限定でいただける。単品ごとに注文が可能だ。
どれもほっくり香ばしくまろやかで、お酒によく合う味わい。この機会にぜひ。
期間限定の提供メニュー
・ゴボウのオイル煮
・魚河岸あげ(R)のみぞれ仕立て
・鶏レバーの赤ワイン煮
~2022年12月31日(土)まで。
第3弾イベント「実演『山口家のおせち』」
さらに第3弾のイベント開催も決定。
イベント名「実演『山口家のおせち』」と題し、2022年12月3日(土)、『誠品生活日本橋』の「COOKING STUDIO」にて開催される。
山口家のおせちの調理方法を山口惠以子さんが自ら実演するほか、またお正月に向けて、紀文食品によるかまぼこの飾り切り実演を観ることができる。
食と本と人がつながる本イベントに、ぜひ足を運んでみてほしい。
文=阿部修作(さんたつ編集部)