化粧水のようなトロトロの湯『天然自家源泉 星音の湯』
大浴場に露天風呂、サウナや足湯に岩盤浴、貸切露天風呂などと、温泉三昧の1 日を過ごすことができる日帰りの温泉施設。ここの一番の特徴は、ナトリウム- 炭酸水素塩泉という泉質だ。以前は重曹泉と呼ばれていた、いわゆる美人の湯。浸かれば、それがすぐにわかる。湯全体がトロトロでまるで化粧水のようなのだ。男だって気持ちいい。
また、レストランではランチタイムに行われる、地元野菜をふんだんに使った里山バイキングが人気だ。
『天然自家源泉 星音の湯』スポット詳細
住所:埼玉県秩父市下吉田468/営業時間:10:00〜22:00(週末・祝前日は〜23:00)※最終入館は閉館30分前まで
/定休日:不定/アクセス:秩父鉄道皆野駅から無料シャトルバスで15 分
/定休日:不定/アクセス:秩父鉄道皆野駅から無料シャトルバスで15 分
自然湧出した硫黄泉を味わう『柴原温泉 手打ちそばの宿 柳屋旅館』
せせらぎだけが響く、山奥にある和風温泉旅館。秩父七湯のひとつで、渓谷の一角に湧き出る硫黄泉を守り続けている。谷はその硫黄臭がうっすらと漂い、秘湯のような気分に。
内湯と露天風呂に、この湯が加温されて注がれる。浴槽の源泉蛇口をひねれば、むわっとした匂い。舐めれば卵っぽい味だ。いいお湯である。
この宿では日帰りでも自慢の手打ちそばが味わえるのが、もうひとつの楽しみ。秩父らしいくるみだれそばや木の芽そばなどが堪能できる。
『柴原温泉 手打ちそばの宿 柳屋旅館』スポット詳細
住所:埼玉県秩父市荒川贄川2048/営業時間:11:30~14:30/定休日:不定/アクセス:秩父鉄道武州日野駅からタクシーで10分
歴史ある”卵水”に浸る『秩父七湯 御代の湯 新木鉱泉旅館』
江戸文政年間(1818~1830)創業の老舗。往時は札所巡りの門前宿としてにぎわったという。建物は昔、秩父一帯にあった伝統的な構え。”卵水”と呼ばれてきた湯は硫黄泉ならではの香りから。アルカリ度が高く、入ると肌がすべすべしてくる。浴室の一角には、約15 度という冷たい源泉をそのまま注ぎ込む桶がひとつ。思い切ってドボンと入ればすぐに慣れ、硫黄泉がじわじわと染み込んでくる。眺めの良い露天風呂付き客室があるので宿泊するのもおすすめだ。
『秩父七湯 御代の湯 新木鉱泉旅館』スポット詳細
住所:埼玉県秩父市山田1538/営業時間:12:00~21:00(入館は~20:00)/定休日:不定/アクセス:西武秩父線西武秩父駅からタクシーで10分
構成=フラップネクスト 取材・文=工藤博康 撮影=小野広幸