ISOLDE

気楽なセッションで夜をぶっとばせ

水曜はセッションで盛り上がる。

週末はライブハウスにもなるロックバーながら、ドリンク、フードともに充実しダイニングバーとしても使えるお店。とりわけ毎週水曜の“セッションデー”は人気が高い。その日集まったプレイヤー同士がステージに上がり「オレが指さしたらドラムソロね~」などと軽く打ち合わせすれば一夜限りのセッションがスタート! 年齢も仕事も常連も新人も関係なく、演奏をとおしてひとつになれるとあって、飲み友もすぐできるそうだ。

カルボナーラ風石焼ビビンバ900円などフードも充実。

『ISOLDE』店舗詳細

住所:東京都千代田区神田紺屋町20神保ビルB1/営業時間:17:00~23:00/定休日:不定/アクセス:地下鉄神田駅から徒歩3分

jazz Bar Gugan

昼下がりのあなたと酒と音楽と

マスターである山本博一さん。

ジャズバーなんて門外漢には敷居が高い……そんな気配がしないのは、マスターである山本博一さんのノンビリ柔和な風情のせい。定年まであと10年、というタイミングで「自分の居場所を作ろう」と脱サラし、この店をオープン。音源はCDのみ、マスターは話好き、真空管アンプも常連さんが勝手につないだというゆるさだが、だからこそくつろげる。居場所を探している人は訪れてみては。

棚にはCDが山積み。
常連がこの店を舞台に新聞連載し、マスターも加筆して出版された「酒とジャズの日々」は粋なショートストーリー。ドリンク800円~。

『jazz Bar Gugan』店舗詳細

住所:東京都千代田区神田司町2-17タイイチビル B1/営業時間:18:00~23:30 /定休日:土・日・祝/アクセス:地下鉄小川町駅から徒歩3分

ココナッツディスク 吉祥寺店

人気再燃のアナログ・レコードが全ジャンル揃う

Tシャツのほか古本、VHSまで扱っているのも特徴。CDではインディーズ・バンドの新譜も豊富だ。

ポップス寄りの作品を中心に洋邦のオールジャンルを扱い、幅広い年代のファンに愛されるレコード店。商品はレコードとCDが半々で、最近は特にレコードが好調とのこと。「大瀧詠一や荒井由実など、定番で値段も手頃な作品は特に人気です。最近は若いインディーズのミュージシャンがレコードでも作品を発表しはじめたせいか、レコードを買う若い人も増えました」と店長の矢島和義さん。一方で、これまでは中古しか買わなかった人が、店内で流れる新譜を聴いて、「へー、最近の人なんだ」と感心しながら購入することも増えたそう。「最近はシティ・ポップス的な音楽がまたブームなので、往年の作品を聴いていた人はウチで扱う新譜を聴いても面白いはずです」。アナログは中古のほか再発の新品も扱う。300円、100円など手軽な価格なものも多い。店内では瓶のコーラ120円も販売。代々木、江古田、池袋にも店舗あり。

広く空間にゆとりのある店内では、インストアライブも開催。

オススメレコード

矢島さんも大好きという松田聖子作品は価格も手頃。シティ・ポップスの隠れた名作、東北新幹線の1982年作『THRU TRAFFIC』は最近LPが再発された。

オススメCD

スカート『サイダーの庭』は洋邦の良質な音楽のエッセンスが詰まった1枚。ayU tokiO『恋する団地』は渋谷系などの流れも感じさせる洗練された新世代ポップス。

『ココナッツディスク 吉祥寺店』店舗詳細

住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-22-4/営業時間:12:00~21:00※変更する場合もあり。/定休日:無/アクセス:京王井の頭線・JR中央線吉祥寺駅から徒歩6分

試聴室

ジャンル枠など気にせずとにかくいろいろ試し聴け!

入水自殺に失敗したと言いながら登場した謎のシンガーソングライターの山下三四郎。

倉庫に眠るCDが1万数千枚あり、聴かれないのはもったいないと、試聴できるカフェを始めたオーナーの根津悟さん。多くが日本のチャートに入らないものだ。お客の要望で生演奏も増え、念願の神保町にライブ主体の店を展開。「今では作品の完成に至るまでの過程が面白い」と、その場限りの音と空気を楽しむ。「知らない音楽を求めてここまで来たけどもっと知りたい。変な機械作って音楽する若者とかいない?」という貪欲さ!

年季入りの扉口。チャージ1000円~。横浜・長者町に『試聴室 その3』(京急線日ノ出町下車)があり、独自企画を展開中。
「音量チェックはするけど後は何でもアリ」と根津さん。

『試聴室』店舗詳細

住所:東京都千代田区西神田3-8-5 西神田ビル1F/営業時間:イベント開催時間に準じる/定休日:不定/アクセス:地下鉄各線神保町駅から徒歩5分

万象房

民族音楽、楽器も学べるハイブリッドな音空間

ビートルズ、ボブ・マーリーで世界に開眼した城川さん。民族音楽に合わせたメニューも。

山岳宗教の学者である城川隆生さんが2006年に開店。世界の宗教や音楽に出合ったが、いまだ知らない事ばかりだとか。「土着的な音楽ほど、その共同体のみで通じ合うもの。半面、都市で生まれるポップな音楽には世界に通じる可能性がある」。そこで、ルーツ音楽を核に、大人が楽しめる楽器教室とアコースティックライブを開催。アマチュアも交えセッションも行う。「民族楽器が入ると面白いことが必ず起こる!」と楽しげだ。

各種民族楽器が店内を彩る。ギターをはじめシタール、サンポーニャなど、民族楽器の教室は14もある。
シタール姫こと国分あきこ率いるインド音楽のライブ。

『万象房』店舗詳細

住所:東京都町田市森野1-34-18 ユニオンビル5F/営業時間:バー・ライブは金19:00~・土18:30~(バーは金のみ、ライブは金・土、教室は火~日)※変更する場合もあり。/定休日:月・第2第4火・第2第4木/アクセス:小田急線町田駅から徒歩2分

ロスアプソン?

ジャンルをブチ壊す“武闘派”ショップ

「ダンス、サイケ視点からのワールドミュージック」を切り口に、国やジャンルにとらわれず作品をセレクト。レコードやカセットも扱う。店頭のCDなどはウェブでも販売中。

「ハワイのサイケ」「コロンビアのダンスミュージック」「田んぼで録音した環境音楽」など、店内に並ぶのは既存のジャンルでは分類不能な作品ばかり。「組み合わせの妙で新鮮な音楽が生まれている場合もあるし、メキシコの村の祭りの音楽にダンスミュージックのルーツが見えたり、ペルーの曲にアジア的なメロディが聴こえることもあるんです」と店主の山辺圭司さん。頭の中のジャンルの壁を壊し、音楽への興味を広げたい人はぜひ訪問を。

オススメCD

ペルーのアフロ音楽をギターで奏でるフェリクス・カサベルデ、姫路のアシッドフォークデュオ・ゑでぃまぁこん。

『ロスアプソン?』店舗詳細

住所:東京都杉並区高円寺南4-3-2 三光ビル1F/営業時間:13:00~19:00/定休日:水/アクセス:JR中央線高円寺駅から徒歩5分

構成=フラップネクスト 取材・文=神田ぱん、常田カオル、古澤誠一郎 撮影=丸毛透