商店街、商業施設、学生街——多くの人でにぎわう駅周辺

東京の西の方で生まれ育ったため、東京の東の方の地理にはとんと疎い。ひとと待ち合わせをしたならば、絶対に迷う自信がある。今回はそんな自分への応援も込めて、東京の東側のターミナル駅・北千住駅周辺の待ち合わせ場所を探してみたい。

JR、東京メトロ日比谷線・千代田線、東武鉄道、つくばエクスプレスの4社5路線が乗り入れる北千住駅は、1日の乗降客数が全国5位(スタディサプリ)という巨大駅だ。駅周辺には商業施設や昔ながらの商店街、大学のキャンパスなどが集まり、いつも多くの人でにぎわっている。「穴場だと思う街ランキング」(リクルート)で、8年連続1位に選ばれているというのも納得である。

情報発信コーナーのベンチ(2階)【駅構内】

日比谷線に乗って北千住に向かう。日比谷線の多くは東武スカイツリーラインとの直通運転を行っており、電車は東武鉄道の地上駅(3階)に到着する。東武鉄道では2025年から北千住駅のリニューアル工事を行っており、2階南コンコースには「情報発信コーナー」が完成していた。

林業の写真があしらわれた情報発信コーナーのベンチ。駅構内ではあるが森林の雰囲気を感じられるスペースに。
林業の写真があしらわれた情報発信コーナーのベンチ。駅構内ではあるが森林の雰囲気を感じられるスペースに。

社有山林の間伐材を使用したという壁面やベンチは落ち着いた雰囲気で、日光の雰囲気を感じながら待ち合わせることができる。2026年度中には特急専用ホーム待合室も同様にリニューアルされる予定とのことで(2026年2月現在は工事中)、完成が待ち遠しい。他にも、駅構内地下1階には北側通路に小ぶりなベンチが設置されており、男子学生たちがゲームに興じていた。

こちらも木のぬくもりが感じられるベンチ。『ファミリーマート 北千住北地下店』向かいあたりにある。
こちらも木のぬくもりが感じられるベンチ。『ファミリーマート 北千住北地下店』向かいあたりにある。

『ルミネ』/『マルイ』/西口ペデストリアンデッキ【西口】

駅の外に出てみよう。JR西口を出ると、巨大なペデストリアンデッキが広がっている。

西口ペデストリアンデッキ。ところどころにベンチがあり、座って待ち合わせができる。
西口ペデストリアンデッキ。ところどころにベンチがあり、座って待ち合わせができる。

『ルミネ』や『マルイ』といった商業施設にも直結しており、それぞれの入り口を待ち合わせ場所にしてもいいだろう。

改札に近い『ルミネ』入り口は、多くの人が待ち合わせに使っている印象。
改札に近い『ルミネ』入り口は、多くの人が待ち合わせに使っている印象。
ペデストリアンデッキから直接入れる『マルイ』入り口も、待ち合わせ場所としてはわかりやすい。
ペデストリアンデッキから直接入れる『マルイ』入り口も、待ち合わせ場所としてはわかりやすい。

ペデストリアンデッキ自体にもベンチが設置されているため、天候のいい時などは座って待つこともできる。

乾杯/わんさ君とJUJUちゃんの像【西口】

このペデストリアンデッキを見渡してみると、足立区のインフォメーションデジタルサイネージ、

ペデストリアンデッキ上のサイネージ。いろいろな情報を得ることもできる。
ペデストリアンデッキ上のサイネージ。いろいろな情報を得ることもできる。

宮田亮平作の金属製モニュメント「乾杯」、

設置は地上なのだが、ペデストリアンデッキからのほうがよく見える。藝大名誉教授の宮田亮平氏の作品。
設置は地上なのだが、ペデストリアンデッキからのほうがよく見える。藝大名誉教授の宮田亮平氏の作品。

商店街「きたろーど1010」のマスコットキャラ、わんさ君とJUJUちゃんの像などがあり、広いペデストリアンデッキでの待ち合わせの際には、目印として活用できるだろう。

「わんさ君」の名前の由来は、犬の「わん」と巡査の「さ」からという。1010とは「せんじゅう」→「せんじゅ」の語呂合わせと思われる。
「わんさ君」の名前の由来は、犬の「わん」と巡査の「さ」からという。1010とは「せんじゅう」→「せんじゅ」の語呂合わせと思われる。

東京電機大学/東口ロータリー【東口】

東口は西口と雰囲気が異なり、駅から延びる「学園通り」には、古くからの飲食店や雑貨店などが多く並んでいる。少し歩くと、2012年に開設された東京電機大学の東京千住キャンパスや、北千住駅東口交番があるロータリーがあり、開放的で待ち合わせもしやすい。

東京電機大学のキャンパスは、カフェなど一般の人も利用できるスペースもある。
東京電機大学のキャンパスは、カフェなど一般の人も利用できるスペースもある。

千住壁画の道ギャラリー【東口】

東口の東武線ガード下には、「千住壁画の道ギャラリー」がある。

ガード下に続く壁画の道ギャラリー。
ガード下に続く壁画の道ギャラリー。

私が通りかかった時には千住警察署からのお知らせポスター、足立区の情報ポスターが多く貼られていたが、

さまざまな情報を得ることができる。
さまざまな情報を得ることができる。

区内在住・在学・在勤の人は無料で展示スペースを借りられるということなので、自分の作品が展示されている時にその前で待ち合わせを……などということもできるかもしれない。また展示スペース以外にも壁面には「富嶽三十六景」があしらわれており、絵画鑑賞しながら待ち合わせるのもいいだろう。

富嶽三十六景の「武州千住」。オリジナルは足立区立郷土博物館所蔵だそう。
富嶽三十六景の「武州千住」。オリジナルは足立区立郷土博物館所蔵だそう。

近年、上述の東京電機大学のほか、東京藝術大学や帝京科学大学、東京未来大学など大学のキャンパスが次々に開設された北千住。街には若者たちも多く、学園都市として発展している。今後も魅力的な待ち合わせ場所が増えることを期待して、商店街巡りなどを楽しみたい。

イラスト・文・撮影=オギリマサホ

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