プチガーデン下北沢

ゆるさがくせになる下北夏の風物詩

要予約で食材持ち込みのBBQも可。機材は店から貸し出し。3時間 1万1000円~。

飲み屋街を越えた広場に、欧風屋根の小屋が建ち並んだのは2012年。毎年、夏季限定のビアガーデンが開かれている。「今年も“待ってました!”と声をかけられたんです」と、店長の斎藤達也さん。酒とつまみの注文は、奥の小屋でキャッシュオン。枝豆や揚げたてのハムカツもいいけれど、棚に並んだ缶詰にも目移り。ベンチ席で夏の夜風を浴び、ビールを喉に通す痛快さはたまらないが、しゃれた小屋で飲むのもこの場所ならではの楽しみ。

ハートランド600円、コロナ650円。
小屋はエアコン完備。
路地の一角が煌煌(こうこう)と輝く。

『プチガーデン下北沢』店舗詳細

住所:東京都世田谷区北沢2-33-1/営業時間:16:00~22:30LO(土・日・祝は13:00~)/定休日:雨天/アクセス:小田急線・京王井の頭線下北沢駅から徒歩5分

お食事とお酒 hanaiguchi

ワインと料理とキノコに心おどる

おひとりさま盛り合わせセット1100円。グラスワイン495円~。

電球が照らす食卓は、木の素朴さが手に伝わるもの。席に着けば、窓から通り抜ける風が心地いい。店には大きなテーブルが備えられ、「お客様同士が同じ卓を囲んで、つながっていけたら」と、店主の今村崇司さん。たとえ一人でも、手の込んだタパス4種類を盛ったお一人様用セットがあり、皿の上はにぎやか。今村夫妻が大好きなキノコを盛り込んだ締めもある。20種ある赤白泡のワインには、稀有なものも。ゆるりと味わいたい。

きのこのビーフストロガノフ990 円は、ハーフ660円あり。
店名は愛するキノコの名前、と笑う今村夫妻。

『お食事とお酒 hanaiguchi』店舗詳細

住所:東京都杉並区久我山4-2-5 久我山センタービルA201 /営業時間:11:30~13:50LO・18:00~21:30LO/定休日:火、第1・3月/アクセス:京王井の頭線久我山駅から徒歩2分

松見坂 味げん

職人の技が光る割烹居酒屋

和食歴約50年の元さん。

こぢんまりとした店内の壁に貼られたお品書きは、手に入った食材によって、大将の木村元(はじめ)さんが書き直しているのだとか。自家製コロッケを注文すると「これは、僕が料亭で小僧と呼ばれていたころに賄いで作っていたやつでねえ」と、目を細める。まんまるに揚がったコロッケに詰まったジャガイモはホクホク。また、締めも外せない。ふんわりと焼かれた鮭ハラスをほぐし、ふんだんにのせた丼は、常連さんからも人気の一品だ。

自家製酢だこ830円と自家製コロッケ320円を酒のつまみに。
もとはつまみだった鮭ハラスを、常連さんの要望を受けて締め飯にした鮭ハラス丼1550円。

『松見坂 味げん』店舗詳細

住所:東京都目黒区駒場1-19-12/営業時間:17:30~24:00LO/定休日:月・金/アクセス:京王井の頭線駒場東大前駅から徒歩10分

やきとん あかね

うれしい酒肴が揃うセンベロ酒場

やきとんは120円~、クリームコロッケ350円はホタテとカニカマが満載。煮込み400円。

芝浦仕入れの豚を、炭火で焼き上げるやきとんが旨味凝縮。でも、その日のおすすめには、馬肉のさくら寿司や鮮魚なども記され、ラインナップの幅広さといったら。「常連さんに馬肉屋さんや、釣り好きがいて。釣果をけっこう持ってきてくれるんです」と、店主の山田和人さん。ビア樽にクッションをのせた、ザ・大衆酒場には、毎夜暖簾(のれん)をくぐる常連が少なくないのも納得だ。

店主の山田和人さん。
外席もあり。

『やきとん あかね』店舗詳細

住所:東京都杉並区久我山2-12-7/営業時間:17:00~24:00(土・日・祝16:00~、日~23:00)/定休日:月/アクセス:京王井の頭線久我山駅から徒歩5分

酒とさか菜

自慢の日本酒をとくと味わおう

店に並ぶ酒は20種類。カウンター越しに酒談議。※現在は新型コロナウイルス対策のため、カウンター席大皿前にアクリル板を設置。

「自分がもっとも好きな味の日本酒を、店で出したい!」とは、女将の髙塚正子さん。愛知の『関谷醸造』から協力を得て、オリジナルの純米大吟醸“酒とさか菜”を設計、自ら仕込みにも赴いている。どっしりと米の甘さを感じるこの酒に合わせるつまみは、静岡出身の大将・茂樹さんが仕込む静岡おでんが外せない。串に刺さった黒はんぺんに出汁が染みて、ほどよく甘辛。かつお節と青のりの風味が混ざり、日本酒にぴったりだ。

静岡おでんの出汁は、毎日注ぎ足す。
手前から、味噌漬けチーズ605円。鮪とアボカドのづけ1045円。酒との相性もよい。

『酒とさか菜』店舗詳細

住所:東京都渋谷区神泉町12-4 アーガス神泉ビル1F/営業時間:17:30~23:30/定休日:日・祝/アクセス:京王井の頭線神泉駅から徒歩5分

ボエーム

雑多で濃密なローカル酒場

創業店主が店じまいする時、常連だったママが勤めを辞め引き継いだ。日替わりお通し600円の納豆きつねと、しゅうまい700円。ウヰスキー500円~。

看板には「音楽とウイスキー」の文字。扉を開ければ、範子ママが「初めまして? かしら」と微笑む。バーボンやスコッチもあるが、小樽出身のママがこよなく愛するウイスキーはニッカ。ちびちび舐めながら、焼き魚やふわふわのしゅうまいなど、ほっこり和む手料理をつまむのもいい。店内を流れるのは、ジャズロックや荒木一郎などなど。やがて常連が集まり、カウンターに並ぶとディープさがパワーアップ。夜はにぎやかに更けていく。

40年近く続いている。

『ボエーム』店舗詳細

住所:東京都三鷹市井の頭2-16-7/営業時間:18:00~23:00/定休日:月・水・土/アクセス:京王井の頭線三鷹台駅から徒歩3分

ALADDIN

「気分は中東」の水タバコバー

薄暗い店内はエキゾチックでミステリアスな雰囲気。

現地スタイルの本格的なシーシャ(水タバコ)バー。フレイバーは約30種、各1500円。チャージ有500円。約2時間じっくり楽しめる。初心者にはスタッフがアドバイスしてくれる。水タバコとは別に、1ドリンク400円~の注文が必要。

『ALADDIN』店舗詳細

住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-5/営業時間:18:00(土・日は17:00)~ラスト/定休日:無/アクセス:京王井の頭線・JR中央線吉祥寺駅からすぐ

POLLO

肉汁たっぷりの焼き立てチキンを

ひな鶏(200g)880 円とアイスバイン460円。店は“ハモニカ横丁の玄関”的存在。

看板メニューは、ローズマリーで香りづけし、じっくり焼き上げるジューシーなひな鶏。塩漬けした豚のスネ肉をボイルしたアイスバイン。12月22~25日は、クリスマス用ローストチキンのテイクアウトのみの営業。

『POLLO』店舗詳細

住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-12-2/営業時間:11:30~翌2:00/定休日:無/アクセス:京王井の頭線・JR中央線吉祥寺駅からすぐ

構成=柿崎真英 取材・文=高橋健太・佐藤さゆり(teamまめ) 撮影=高野尚人 オカダタカオ