こまいぬブルワリー[柏]

家族が一丸となって生み出す多彩な味わい

2017年醸造開始

醸造長は一宇さん(右)。兄の岳悠(たけひろ)さんは醸造を手伝いながら広報と営業も担当。
醸造長は一宇さん(右)。兄の岳悠(たけひろ)さんは醸造を手伝いながら広報と営業も担当。

柏で約40年、学習塾を営んでいた丹羽文隆さんの「みんなが好きなビールを造る仕事がしたい」という発言がオープンのきっかけだ。醸造は次男の一宇(かずひろ)さんが中心となり、目指したのはビールが苦手な母でもおいしく飲めるバラエティー豊かな味。すると、早くも2021年、2022年と国内外のビールコンペティションで受賞。2023年2月には最新機器を導入し、さらなる品質の向上に取り組み中!

レストランでは定番7種に季節限定を加えた約10種を用意。
レストランでは定番7種に季節限定を加えた約10種を用意。
レストラン入り口。料理は主に母が担当し、窯で焼き上げるピザも人気。
レストラン入り口。料理は主に母が担当し、窯で焼き上げるピザも人気。
3種飲み比べセット1300円。カシワニエール(左)
3種飲み比べセット1300円。カシワニエール(左)

『こまいぬブルワリー』店舗詳細

住所:千葉県柏市柏5-8-15/営業時間:直営レストランは金・土・日の17:30~21:00LO(月~木は応相談)/定休日:月~木/アクセス:JR常磐線・東武鉄道アーバンパークライン柏駅から徒歩14分

かしわ亭 柏ブルワリー本店[増尾]

驚きの原料でビール造りに挑戦中

2018年醸造開始

梅崎さんは好奇心旺盛で、2021年からワイン造りも開始。
梅崎さんは好奇心旺盛で、2021年からワイン造りも開始。

脱サラで始めた居酒屋の厨房を利用して、ビールを醸造。「煮物だったらショウガを入れるタイミングや量、煮込む時間で味が変わるでしょ。ビール造りの考え方も同じなんですよね」と、店主の梅崎勝さん。原材料にも柔軟で、カブやピーナッツ、ナシなど柏産の農産物から、バナナの皮やカレーにラーメンまで!地産地消をテーマに地元の廃棄されるものを減らすべく、どんどん使っていく予定だ。

2022年に飲食スペースを新設。軽食だけのつもりがお客さんの要望でメニューが増加。馬刺し748円や海鮮アヒージョ660円も。グラス385円。
2022年に飲食スペースを新設。軽食だけのつもりがお客さんの要望でメニューが増加。馬刺し748円や海鮮アヒージョ660円も。グラス385円。
米を使った柏エールは、料理を邪魔しないやわらかいコクのある味。
米を使った柏エールは、料理を邪魔しないやわらかいコクのある味。
300ℓのタンク2基で醸造。
300ℓのタンク2基で醸造。
「かしわ亭」の看板が目印。
「かしわ亭」の看板が目印。

『かしわ亭 柏ブルワリー本店』店舗詳細

住所:千葉県柏市酒井根5-2-44/営業時間:直営レストランは金・土・日の18:00~22:30(日は~22:00)/定休日:月~木/アクセス:東武鉄道アーバンパークライン増尾駅から徒歩25分

BEER BRAIN BREWERY Taproom[柏の葉キャンパス]

ポートランド気分に浸れるおしゃれ空間

2020年醸造開始

「3周年記念で千葉産おおまさりのビールが登場予定!」
「3周年記念で千葉産おおまさりのビールが登場予定!」

東京の原宿・表参道で国内外のビールを扱うビアバー『BEER BRAIN』が立ち上げたタップルーム付きのブルワリー。アメリカのポートランドをイメージした柏の葉キャンパスの街づくりの一環として、ビール醸造を開始した。アメリカ西海岸風のIPAをメインに、ブルワーの北原洋生さんと七五三(しめ)裕之さんが日々の食事からヒントを得てレシピを考案。季節感のある個性的な味わいが次々と生み出されている。

スタイリッシュなタップルーム。表参道で移動するビアバーとして注目を集めた三角屋根の建物をイメージ。外のテーブルやベンチでも飲める。
スタイリッシュなタップルーム。表参道で移動するビアバーとして注目を集めた三角屋根の建物をイメージ。外のテーブルやベンチでも飲める。
1200ℓタンクが3基と600ℓタンクが5基。外から醸造風景が見える。
1200ℓタンクが3基と600ℓタンクが5基。外から醸造風景が見える。
缶は650円~。
缶は650円~。
フードはナッツ類が基本だが、ペアリングフードを提供することも。ビール700円~。
フードはナッツ類が基本だが、ペアリングフードを提供することも。ビール700円~。

『BEER BRAIN BREWERY Taproom』店舗詳細

住所:千葉県柏市若柴226-42中央144街区2D棟/営業時間:15:00~22:00(土・日・祝は11:00~20:30)/定休日:無/アクセス:つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅から徒歩9分

取材・文=井島加恵 撮影=佐藤侑治
『散歩の達人』2023年4月号より