Bar Plat

柏のオーセンティックバーのパイオニア

松本さん(右)が立つカウンターは1850年代の松の古材。

店名は〝小さな場所 を意味する英語と、“ぷ らっと立ち寄って”という思いを込めて命名。 「かしわウイスキーフォーラム」を主催する松本克敏さんがオーナーバーテンダーを務める。「2000年の開業当時、氷屋の貫目単位で購入した氷を使い、丸氷で供するバーはここだけでした」と松本さん。開店後も銀座の名バーへ通って研鑽を積み、地元のバーテンダーと勉強会を開いてきた。カウンターには、仕事を終えたバーテンダーが立ち寄ることも。

津崎貴生店長の受賞カクテル。竹鶴、薬草酒、スロージンの濃密な味わい。1180円。
自家製たまり醤油漬チーズ770円、竹鶴ハイボール972円。
住所:千葉県柏市柏 2-8-5山本ビル2F/営業時間:19:00~26:00/定休日:日(月曜が祝日の場合は月)/アクセス:JR常磐線・東武アーバンパークライン柏駅から徒歩5分

Bar TACT

ホテルバーのスタイルをつらぬく

白いバーコートをまとうマスター・佐々木猛さんは、新宿「ハイアットリージェンシー東京」のバーで経験を重ねて独立。ローカウンターにローチェアをゆったり配し、店内はさながらホテルのメインバーの趣。バーには珍しく専属のシェフがおり、しっかり手をかけた料理を提供する。スコットランドの伝統料理・ハギス 1320円や、ディナーコース5000円~まで守備。ワインも充実しており、お客のわがままに対応してくれる。

パテ・ド・カンパーニュ、スモークなど、自家製つまみのオードブル盛り合わせ1650円。氷をひとかけら入れワイングラスで供するのは、竹鶴タクトスタイル 990円。
ミントをつぶし竹鶴、炭酸を注いだ爽やかなのど越し。1430円。
住所:千葉県柏市柏2-5-9 ニックハイム柏 1F/営業時間:18:00~28:00(日は15:00~25:00)/定休日:無/アクセス:JR常磐線・東武アーバンパークライン柏駅から徒歩5分

Bar calma

華麗なバーテンディングで魅せる

マスター一人で切り盛り。男女問わず一人客も多い。

地元のレストランバーで 10年以上の経験を積んだ後、自身の店を開店した飯嶋裕樹さん。2008年には日本バーテンダー協会による千葉カクテルコンペティションで総合グランプリに輝き、数々の賞を獲得してきた。その実力をうかがわせる、軽やかな手さばきにうっとり。「穏やかに」を店名に込め、バックバー(酒棚)の一角には自身で生けた枝ものを欠かさない。つかの間、一際多彩なオリジナルカクテルでいい夢を見られる。

パッションフルーツのシロップ、柑橘の果汁入りでハッとするフレッシュさ。1100円。
肉と野菜入りの自家製ピザソースを使った、チーズたっぷりピザトースト1100円などのつまみも。
住所:千葉県柏市柏3-4-5 浜田ビル2F/営業時間:19:30~26:00(最終入店25:30。土は19:30~26:00)/定休日:日(3連休以上の場合は営業、連休最終日休)/アクセス:JR常磐線・東武アーバンパークライン柏駅から徒歩6分

Bar TEZUKA

心地よさを追求した設 (しつら)えで親密さが増す

テーブル席は3卓。重厚感のある造り。

ふかふかの肘掛けに、革張りのソファ席。「柏のバーでは一番お客様の年齢層が高いかもしれません」というマスター ・手塚貴裕さん。くつろげる設えと、丁寧で安心感のある接客が、飲み慣れた客をも引きつける。カクテルにだって一家言あり。独立前から共にカウンターに立つバーテンダーと、20年以上にわたって切磋琢磨してきた。ゆったりした雰囲気に反し、カクテルは一筋の緊張感をたたえた絶妙なバランス。その妙技も魅力。

竹鶴にコアントロー、クランベリージュースを入れ、夕暮れを表現。1300円。
風あざみ1300円。チェリーブランデー、桜のシロップを加え、日本の国花でスコットランドの国花・アザミを表した一杯。
住所:千葉県柏市旭町1-4-7/営業時間:18:00~25:00(金・土は~26:00、日は17:00~24:00)/定休日:火/アクセス:JR常磐線・東武アーバンパークライン柏駅から徒歩3分

焼とり つかさ

ついつい足が向く懐の深さ

日本酒が豊富で随時30種以上。外国からのお客様も多く国際色豊か。

45年以上前に開業し、焼鳥屋にのれん替えして25年以上。3代目の長 一江(おさ かずえ)さんと共に店を支える店長 片岡琢さんは、「昔ながらの雰囲気を大切にしつつ、若いスタッフの良さも生かしていきたい」と、店内には元気な声が飛び交い、活気にあふれている。そこに、老舗の安定感がいい塩梅に漂っていて、代々通うお客さんも多い。焼鳥から刺し身、またとんかつ屋時代の料理もと幅広く、どんな状況でも重宝しそう。

人気5種盛1200円、牛すじ煮込み600円ほか。日本酒が豊富で3酒セットの飲み比べは972円~。
店先には立ち飲みスペースを用意。

『焼とり つかさ』店舗詳細

住所:千葉県柏市旭町1-10-5/営業時間:17:00~22:10フードLO/定休日:日/アクセス:JR常磐線・東武アーバンパークライン柏駅から徒歩3分

焼鳥 立花

大将の人柄と絶品創作串にほろり

頑固だけど一見さんにも優しい大将。

紺地に白抜き文字の暖簾(のれん)をくぐると、大将・安藤譲(ゆずる)さんが「いらっしゃい!」とよく通る声で迎えてくれる。カウンターのネタケースには、巨大な豚バラなど串ものが氷上の銀トレイに並び、どれを頼むかつい迷う。「電気だけで冷やすと、肉が乾くから氷も併用してるんだよ」。本ワサビをおろすササミなど正統派の串もいいが、タクアン巻きほか創作串もうまい。ジューシーな豚バラでコリコリとした漬物を包んであり、特に焼酎の酒肴に最高!

安藤さん夫婦で切り盛り。「主人は焼き鳥に関して妥協を知らない」と裕子さん。
豚バラ(右)、山ゴボウ巻き(左奥)など各216円。コーヒーハイ400円。
この地に店を構え40年以上。

『焼鳥 立花』店舗詳細

住所:千葉県松戸市松戸1339/営業時間:16:00~24:00/定休日:日(祝の場合は月)/アクセス:JR松戸線松戸駅から徒歩6分

構成=フラップネクスト 取材・文=井島加恵、鈴木健太、沼 由美子 撮影=猪俣慎吾、オカダタカオ、丸毛 透