【神奈川県】

天然アサリが自生する人工浜の『東扇島東公園』

人工海浜を活かした公園で、園内からは羽田空港に離着陸する飛行機や東京湾を行き交う大型船を望むことができる。人工海浜には天然のアサリが自生し、潮干狩りシーズン前には生育状況や貝毒検査を行っているので、安心安全な潮干狩りを無料で楽しめる。

●神奈川県川崎市川崎区東扇島58-1 ☎044-288-5523

横浜市唯一の人工浜の海水浴場をもつ『海の公園』

横浜で唯一の海水浴場をもつ公園。人工的につくられた浜では、カニやアサリなど多くの生き物が生息している。無料で潮干狩りを楽しむことができ、貝毒検査されたアサリやマテ貝などを獲ることができる。夏の海水浴とともに、多くの人でにぎわう人気スポットだ。

●神奈川県横浜市金沢区海の公園10 ☎ 045-701-3450

【千葉県】

駐車場は1200台、足洗い場や温水シャワーなど施設が充実『富津(ふっつ)海岸潮干狩り場』

千葉県立富津公園に隣接した遠浅の海岸で、外洋に近いため、海水がきれいと人気だ。ここで獲れるアサリは、身は大粒でプックリとし、ダシがよく出ておいしい。足洗い場や貝洗い場、砂出し用の海水、休憩所(有料)などの設備も充実している。2023年8月31日まで開催。

●千葉県富津市富津2307-2 ●大人(中学生以上)2㎏2000円 ☎0439-87-2121(富津漁業協同組合)、土・日・祝は☎0439-87-2233(潮干狩り場直営海の家)

貴重な干潟の生き物を見て、ふれられる『ふなばし三番瀬(さんばんぜ)海浜公園』

船橋市を中心に、習志野市、市川市、浦安市など各市の東京湾沿いに広がる約1800haの干潟。干潟にはハゼ、アサリ、カニ、ゴカイなどの生物が多く生息し、東京湾の豊かな自然の恵みを感じることができる。潮干狩りは2023年5月25日まで。期間中には、ふなばし三番瀬環境学習館において、潮干狩りのAtoZを学べるこれでバッチリ!潮干狩り2023」という企画を開催。

●千葉県船橋市潮見町40 ●大人(中学生以上)500円(土・日・祝は日付指定券。アサリ持ち帰りは100gにつき120円) ☎047-435-0828

遠浅だから早くに潮干狩りを楽しめる『久津間海岸潮干狩場』

アクアライン金田ICから約6分の潮干狩りスポット。木更津エリアの中でも特に遠浅で、アサリやハマグリ、シオフキ貝など貝種も豊富だ。2023年7月2日まで。期間中には「黄金のはまぐり探し」というイベントが行われ、見つけ出すと地元名産の焼き海苔がプレゼントされる。

●千葉県木更津市久津間2265-3 ●大人(中学生以上)2㎏2000円 ☎0438-41-2696( 新木更津市漁業協同組合久津間支所)

日本一高い歩道橋が架かる中の島公園の潮干狩りスポット『木更津海岸潮干狩場 』

干潮時には、沖合い数100mまで干潟が広がる東京湾で一番広い自然海岸。アサリなどが獲れる絶好の潮干狩りスポットとして知られ、休憩室(有料)のほか、更衣室やロッカー室、温室シャワーまで備わっている。2023年7月22日まで。

●千葉県木更津市富士見3丁目 ●大人(中学生以上)2㎏2000円 ☎0438-23-4545( 新木更津市漁業協同組合)

駐車場が目の前で便利な『牛込海岸潮干狩場』

木更津市の一番北側にある潮干狩場。アサリを中心に、アオヤギやツメタ貝などを獲ることができ、係員のほとんどが漁師のため、獲るポイントも教えてくれる。場内には休憩施設をはじめ、食堂や売店、持ち帰り用の海水汲み場などの付帯設備も充実している。2023年7月8日まで。

●千葉県木更津市牛込752 ●大人(中学生以上)2㎏2000円 ☎0438-41-1341(新木更津市漁業協同組合牛込支所 )

江川海苔の漁場として知られる『江川海岸潮干狩場』

房総半島の清澄山系を源流とする小櫃川(おびつがわ)が注ぐ海は、海苔の漁場としても知られる。ここでも、「黄金のはまぐりを探そう!」イベント(6月23日まで)行われ、見つけると江川産のりをもらえる。潮干狩りは2023年7月17日まで。

●千葉県木更津市江川 ●大人(中学生以上)2㎏2000円☎0438-41-1960

海辺バーベキューも楽しめる『金田みたて海岸』

東京湾アクアラインを眺めながら潮干狩りを楽しめる。またバーベキュー可能な芝生スペースもあり、土・日・祝には事前に注文をすれば食材セットの販売も行っており、家族連れやグループに人気だ。漁協直営の食事処も隣接する。2023年7月23日まで。

●千葉県木更津市中島4416 ●大人(中学生以上)2㎏2000円 ☎0438-41-5200

潮干狩りの準備はしっかりと

潮干狩りでは、砂浜を歩くので、足元が濡れても大丈夫で、動きやすく脱げにくい靴を選ぼう。ビーチサンダルは足を切ってしまうこともあるので、つま先があるタイプを。服装も濡れてもよく、風が強いので寒さ対策にもなるような着脱しやすい上着やラッシュガードがいいだろう。日差し除けに紐の付いた帽子、汗を拭ったりするのに便利なタオルも必須だ。

道具としては、バケツ、熊手(潮干狩りスポットによっては、幅に規定がある場合もあるので現地のHPを要確認)、クーラーボックスと保冷剤(掘った貝を海水を入れて塩抜きしながら持ち帰るにも便利)。さらに軍手も必需品だ。現地で販売している場合もあるが、事前に用意していくのがベスト。

各スポットのホームページでは随時、最新の情報を得られるので、出かける際は必ずチェックしておこう。

取材・文=千葉香苗、構成=アド・グリーン