甘味ゆい/パンとお菓子 mimosa
魅力あふれる2つの顔を持つお店
『甘味ゆい』は一年中オンシーズンでかき氷を提供する。定番の抹茶あずきミルクは香り高い抹茶とふわふわの氷、ミルクが絶妙に相まった濃厚な逸品。かき氷が人気のこの甘味処、実はもうひとつの顔を持っている。第1・3火曜だけ、店は妻の洋子さんによる『パンとお菓子 mimosa』に変身する。卵や乳製品をほとんど使わないマフィンやスコーンは、噛みしめると、小麦の風味がじわりと際立つよう。食べ応えがありつつ、それでいて後味は軽やかで、素材本来の自然な甘みが心地よいこちらはテイクアウトのみ。
『甘味ゆい/パンとお菓子 mimosa』店舗詳細
fermata
生地そのものの旨味を味わう
地域で愛されて10年以上。平日は50種類、土曜日には70種類ものパンが並ぶ。生でもおいしい予約殺到の食パンや、3日がかりで作る発酵バターの風味が香ばしいクロワッサンやデニッシュ、フランスパン小麦の低温長時間発酵のバゲットなど、シンプルなのに噛めば噛むほど小麦本来の旨味が伝わってくるパンが特長。一方で、バニラビーンズを使った自家炊きのカスタードクリームたっぷりのクリームパンなど、定番のパンにも抜かりない。
『fermata』店舗詳細
アカリベーカリー
地元野菜や果物を惜しみなく使用
小6の時に『魔女の宅急便』を見てパン屋さんになろうと決めた高山顕さんが妻の真由美さんと営む。地元の野菜や季節の果物をふんだんに使ったパンは毎日食べても飽きない味。湯種製法でもちもちした食感のアカリブレッド、フランスパンの生地にソーセージとザワークラウト(キャベツのピクルス)を挟んだシュークルート、3種の小麦をしっかり発酵させて甘みを引き出したバゲットなど、どれも手が込んでいるのに良心価格。
『アカリベーカリー』店舗詳細
構成=株式会社エスティフ 取材・文=香月真理子、信藤舞子 撮影=オカダタカオ、高野尚人