大人の街・銀座には、名店やミシュラン各店が勢ぞろい。敷居が高いと感じる場所でも、ランチなら入りやすいお店も多いのです。晴れの日やお祝いなど、ぜいたくランチにぴったりのお店を紹介します。
「コロナ禍で会うことができなかった、お世話になったあの人に」銀座の手みやげ、いかがですか? 名店揃いの銀座は様々な手みやげと出合える、手みやげ天国。出発は銀座2丁目・ベルギー王室御用達のショップから。4丁目はご存知 元祖あんパンの老舗。中央通りと晴海通りが交わる銀座の中心・銀座4丁目交差点を通過し、6丁目・コリドー街まで歩くと、店舗の奥に工房がある和菓子店が。バラエティに富んだ逸品をお散歩しながらハンティング!

素材の味を生かす薄化粧は日本人好み 。『ヴィラモウラ銀座本店』[銀座]

魚介のカタプラーナのハーフ(2人前)3060円。シメのアロシュ(リゾット)ハーフ420円がまた抜群。

蓋を開ければ、湯気の向こうにあふれんばかりの魚介たち。「カタプラーナというポルトガルの鍋料理です。味付け香り付けはコショウとニンニク、ローリエのみ」と料理長の山本太介さん。具のエビやイイダコをハフハフ味わい、トマトのスープを啜(すす)ればその調理法とは裏腹、複雑な出汁のうまさに驚く。「イワシ1匹のオーブン焼きも塩コショウとニンニクオイルで焼いただけ。素材の味を生かすのがポルトガル料理なんです」。

イワシの1匹オーブン焼き620円。
微発泡のヴィーニョ・ ベルデ670円などワインもすべてポルトガル産。

『ヴィラモウラ銀座本店』店舗詳細

住所:東京都中央区銀座6-2-3 ダイワ銀座アネックスB1/営業時間:11:30~14:00LO・17:00~20:00LO/定休日:無(12月31日~1月3日)/アクセス:地下鉄銀座駅から徒歩3分

水炊きでしゃぶしゃぶとはこれ如何に。『森川』[東銀座]

媛っこ地鶏の水炊き2人前4400円。モミジを8~10時間煮込んだスー プを鍋から取り皿にすくい、上蒲刈島の藻塩を入れて頂くと絶妙なうまさ。

博多出身の森川英二さんが水炊きと揚鶏を主役に据え、2015年に開店。「博多の一般的な水炊きと少し違うんです」という媛っこ地鶏の水炊きは、鳥刺しでもいける愛媛の新鮮地鶏を使用。そのモモと胸をじっくり煮込まず、まろやかなスープで1分前後しゃぶしゃぶすれば肉の弾力、コクのある旨味が際立ち恍惚(こうこつ)のうまさ。追加で、香りのいい鶏油で揚げたひな鳥の素揚げを頼めば、肉汁と水炊きのコラーゲンで唇がつやつや!

朝ジメの鶏を二度揚げし、皮パリパリ、身はしっとりのひな鳥の素揚げ1100円。
「究極の親子丼1100円もぜひ!」と店主。

『森川』店舗詳細

住所:東京都中央区銀座2-13-17/営業時間:11:30~14:00(売り切れ次第終了)・18:00~22:00LO/定休日:日・月・祝(12月30日~1月3日)/アクセス:地下鉄日比谷線・浅草線東銀座駅から徒歩5分

広島の味覚のオールスター戦開宴!『銀座 遠音近音』[銀座一丁目]

豚バラや鯛、カキなどが入る海鮮レモン鍋1650円。

広島県鞆の浦に本店を持ち、瀬戸内の食材を使った広島の料理が品書きにズラリ。体が温まる海鮮レモン鍋は、広島産レモンの爽やかな酸味と鯛のアラのコクが絶妙に合う。瀬戸内本めばる2200円やおこぜ唐揚げ小3300円など魚料理も充実しており、30種ほど揃う広島の地酒がグイグイ進む。これからの季節、広島産の大粒かきフライも外せない。粗めの衣をカリッと噛めば中から海のエキスがジュワ~。この揚げ具合、神ってます!

かきフライ1350円。刻んだ広島菜を混ぜ、胡椒を利かしたタルタルソースは大人の味わい。
刺し身でもいけるタイに、ごまダレや昆布だし、3種の薬味をかけて味わう鯛茶漬け1650円。
暖簾をくぐり地下へ。

『銀座 遠音近音』店舗詳細

住所:東京都中央区銀座1-6-10-B1/営業時間:11:30~14:30LO・17:30~21:30LO/定休日:土・日・祝・年末年始/アクセス:地下鉄有楽町線銀座一丁目駅から徒歩1分

大人女子の心をつかむおいしいものを少しずつ。『Furutoshi』[東銀座]

パスタ・メインディッシュのプリティックスコース。メインは松阪牛ランプ肉のロースト、松坂ポークの低温調理など。中央のアサリとムール貝のパスタも美味。

ウッディな店内で、肩肘張らずに北海道・三重県の食材を楽しめるカジュアルイタリアン。プリティックスコース6000円は最初の一皿から始まり、前菜の盛り合わせをお楽しみいただけます。パスタは3~4種から、メインディッシュは3~6種と組み合わせはお客様の自由にお選びいただけます。「女性が喜びそうな食材の組み合わせを意識し、おいしいものを少しずつ、食べたいものをチョイスしたいという女性の気持ちを考えました」と料理長の佐々木祐太さん。いやいや、これは男子もうれしいでしょ!

「築地の魚介など、素材の味を引き出すよう心がけています」と総料理長。
北欧の別荘なような雰囲気。壁はガラス張りで開放感あり。

『Furutoshi』店舗詳細

住所:東京都中央区銀座4-9-2-2F/営業時間:7:00~9:30LO(土・日・祝は~10:00LO)・11:30~14:00LO(土・日・祝は12:00~)・18:00~22:00アラカルトLO/定休日:無/アクセス:地下鉄東銀座駅から徒歩1分

冬、鴨南蛮の奥深いつゆでほっと一息。『京橋 紅葉川』[京橋]

埼玉県幸手で育ったやわらかな肉質の合鴨を使う鴨南蛮。鴨せいろ1750円も。

店主・柴田隆司さんは、玄ソバを毎日石臼でひき、手打ちする。「コシがあってツルッといけるそばが理想ですね」。自慢の鴨南蛮1950円は小指ほどの厚みがある鴨肉3枚とつくねがつゆの上にドーン! 肉厚ゆえに食感プリプリ、ミディアムレアなので噛めば肉汁ジュワリ。つゆは、鴨脂に加え、炭火で焼いたかつお節やさば節など、うまみが幾層にも重なる。「年配のお客さんが多いけど、ウチのつゆは結構飲み干してくれるんですよ」。

天然のクエと大間の中トロ二品盛り2000円、玉子焼き900円。
ソバは主に北海道沼田産。1階はテーブル席、2 階にお座敷席も用意。12月の間、2階はコース予約のみ受け付け。

『京橋 紅葉川』店舗詳細

住所:東京都中央区京橋2-8-10-1F・2F/営業時間:11:00~14:00(土・日・祝は11:15~14:30)・17:00~21:15LO/定休日:不定(1月1日~3日)/アクセス:地下鉄銀座線京橋駅から徒歩2分

珍しい湖南料理の店を京橋の路地裏に発見。『雪園 京橋店』[京橋]

山バト入り湖南特製竹筒スープ。

都内に数軒という中国湖南料理が看板の一軒家レストラン。「本場は相当辛いですが、なるべく薄口にしてます」と料理長の髙久和也さん。名物は、竹の産地、湖南地方ならではの山バト入り湖南特製竹筒スープ。ハトと豚のひき肉に干し貝柱などを混ぜ、竹筒に入れ蒸したもので、スープの奥深い味わい、口でほろっと崩れる肉の食感がたまらない。「湖南料理の代表格、自家製ハムの蜂蜜ソースをおかわりする人も多いです」。

3階はテーブル席でコースは2名から予約可。2階は個室で6名から利用可。

『雪園 京橋店』店舗詳細

住所:東京都中央区京橋3-6-3/営業時間:11:30~15:00(祝は12:00~)・17:30~22:00(祝は~21:00)/定休日:日(12月30日~1月3日)/アクセス:地下鉄銀座線京橋駅から徒歩1分

取材・文=鈴木健太 撮影=井原淳一、オカダタカオ、山出高士