マンガ読み放題、学割もあり。カレーの具は無限の組み合わせ。『蒲田 松家カレー』

ごはん普通盛りのチキンカツカレー770円。カレールー大盛はプラス100円。

かつて蒲田駅東口にあった「松屋カレー」の閉店に伴い、「この味を残したい」と、その店の常連客だったという千垣内さんが、のれん分けという形で1996年に現在地にオープン。店内に入って驚くのは、ぎっしりと並んだマンガ本の数々。客の大半は、カレーが出るまでマンガを読んで待つ。お目当てのカレーは、ポークカレーの松家カレーと、牛すじカレーの2種類。先代から受け継いだスパイスを使っている松家カレーは、塩分・辛さ控えめのマイルドカレーで、玉ネギの甘さを感じるやや甘めのルーだ。温野菜や唐揚げ、豚塩焼カレー、サーロインステーキなど約20種類のトッピングがあり、組み合わせは無限大。ライスの量も中盛・大盛までは無料。超盛(150g)、激盛、鬼盛はプラス100円、勝盛、爆盛(450g)はプラス200円。

「学割あります」「ライス大盛無料」などの文字が目立つ店頭。「マンガ新入荷情報」の黒板も置かれている。

『蒲田 松家カレー』店舗詳細

住所:東京都大田区西蒲田7-5-4/営業時間:11:00~23:00/定休日:無/アクセス:JR・私鉄蒲田駅から徒歩2分

北見産玉ねぎの旨さを追求した自然派スパイスカリー。『ナマラマサラ』

3種のカレーを盛ったマサラスペシャル。カレーの概念を変える調理法と盛り付けが独創的だ。

北海道北見市出身の幼なじみが共同で手がけたカレー店。この店で提供するのは、生産量日本一の北見産玉ねぎをふんだんに使った自然派スパイシーカレー。4種類のカレーはすべてルーが異なり、彩りも美しい食用のエディブルフラワーを使っているのも独自の発想。マサラキーマ1023円は牛と豚の合い挽き肉に野菜とフルーツを合わせたスパイシーな一皿。国産豚なんこつと根菜カリー1045円は、豚軟骨に根菜と魚介だしを加えた和の味わい。北海道の郷土料理・石狩鍋に着想を得たというサーモンといくらのカリー1100円、北見産玉ねぎと鶏もも肉を骨ごと煮込み、塩とスパイスのみで味付けした鶏と玉ねぎの無水カリー979円。お好みの3種類のカレーを盛り合わせたマサラスペシャル1595円。

店名は、北海道方言の“すごい”“とても”などを意味する「なまら」と、香辛料を指す「マサラ」を合わせた造語。

『ナマラマサラ』店舗詳細

住所:東京都大田区西蒲田7-31-9 蒲田TKハイツ102/営業時間:11:00〜15:00LO・17:00〜20:00LO/定休日:木(祝の場合は営業)/アクセス:JR・私鉄蒲田駅から徒歩2分

並んでも食べたいとんかつの名店が手がけるカツカレー専門店。『とんかつ檍のカレー屋いっぺこっぺ』

ボリューミーなとんかつをのせたロースカツカレー1000円。とんかつの名店の味を気軽に味わえる。

とんかつ屋と並んでカレー屋の入り口がある。とんかつの名店『とんかつ檍(あおき)』が営むカツカレー専門店と聞いて納得。肉の柔らかさと脂の甘みが特徴の千葉県産豚肉・林SPFを使用したとんかつは、高級パン粉を使ったサクサクの食感も評判。カレーは、数種類のスパイスと約5時間かけて野菜と豚から旨み成分を抽出するスープを合わせて作っている。そのため、トロッとしたルーに仕上がっており、スパイスの刺激の奥に、コクが感じられる。中辛の大人向けな味わいだ。とんかつは、カレーとともに食べてもよいが、卓上に用意された岩塩をつけて味わえば、とんかつそのものの旨味を楽しめる。

とんかつ屋と並んでカレー屋の入り口がある。どちらもカウンターのみのこぢんまりとした造りで、開店とともに行列ができる。

『とんかつ檍のカレー屋いっぺこっぺ』

住所:東京都大田区蒲田5-43-7/営業時間:11:00〜15:00・17:00〜21:00/定休日:不定/アクセス:JR・私鉄蒲田駅から徒歩4分

黒い濃厚カレーと澄んだスープのラーメンで二刀流!『インディアン本店』

2つの看板料理を食べられる「支那そばと半カレー」。女性でもペロリと完食できる。

正式な店名は『武田流 古式カレーライス 支那そば インディアン本店』。先代の武田金蔵氏は、カレーライスを看板メニューにした洋食屋を開業。店名に「武田流 古式カレーライス」という冠をつけたところに、現店主の武田氏へのリスペクトする気持ちが表れている。カレーに用いる素材は、小麦粉、玉ねぎ、フルーツ、調合スパイス。ルーが黒いのは、焦げる寸前までじっくり炒めた玉ねぎによるもので、濃厚なコクとほんのり苦みを感じる。もう一つの看板メニューである支那そばは、洋食屋の時代からコンソメ代わりに出していた塩味スープに麺を入れて出したのが始まり。スープは魚介と香味野菜で作り、牛・豚・鶏は使わない。透明感のある黄金色のスープで、焦がしねぎが味のアクセントになっている。客の大半が注文するのが「支那そばと半カレー」1100円。普通サイズのカレーライスの場合は「支那そばとカレー」1300円となり、常連客はこれを「定食」と呼ぶ。

店内にはカウンター席とテーブル席があり、昼どきには空席待ちもできる。多くの客の前には支那そばの丼とカレーの皿が並んでいる。

『インディアン本店』店舗詳細

住所:東京都大田区西蒲田6-26-3 SSビル1F/営業時間:11:00~18:00(売切れ次第閉店)/定休日:木/アクセス:東急池上線蓮沼駅から徒歩2分

大田区初のスープカレー専門店。『スープカレー ムラカリータ』

野菜は大ぶりのカットで彩りもよく写真映えする。スープカレーの料金はライス込み。

札幌で誕生し、全国に広まったスープカレー。『スープカレー ムラカリータ』は、本場・札幌で食べたスープカレーに魅了された店主が、脱サラをして開業した大田区初のスープカレー専門店。基本のメニューはチキンスープカレー。メインの具となるチキンレッグ(骨付き鶏もも肉)は、コンフィをしてからフライパンで皮に焼き目を付け、最後にオーブンで全体をパリッと仕上げている。トッピングする野菜の品数で価格が変わり、基本の野菜6品950円は、じゃがいも、にんじん、なす、ブロッコリー、カボチャ、トマト。野菜10品1200円、野菜14品1500円。トッピングの野菜は大きく、色どりもよいので写真映えする。

黄色い扉とイラストをあしらった看板が印象的で、女性一人でも入りやすそうな雰囲気がある。

『スープカレー ムラカリータ』店舗詳細

住所:東京都大田区西蒲田7-5-2/営業時間:11:30~14:00LO・17:00~19:15LO(日は昼のみ)/定休日:月/アクセス:JR・私鉄蒲田駅から徒歩2分

取材・文・撮影=塙 広明・千葉香苗