店内は落ち着ける空間
店内はカウンター席と座敷席があり、好きな方を選ぶことが可能。(混雑時はカウンター席へ案内することもある)大人数でも問題なく利用でき、靴を脱いでゆっくりと食事できるのもポイントだ。壁にはポスターや常連客との写真などが飾ってあり、地元や多くの人たちから愛されているのが感じられる。
『井のなか』がおすすめする日本酒
左から順に竹鶴・辨天娘(べんてんむすめ)・扶桑鶴(ふづる)という日本酒。これらはとくにおすすめの日本酒だ。
竹鶴は、深みのあるまろやかな味わいが楽しめるのが特徴。牛タングリルやメンチカツといった料理に合うのだ。
辨天娘は、キリッとした味わいが特徴。お燗にすると米の深みが出てくるため、熱燗に向いているとか。
扶桑鶴は、柔らかな味と香りが楽しめる。純米でできており、お燗にしても美味しい。
日本酒について詳しくない人でもスタッフさんに尋ねれば気さくに教えてくれるため、敷居が高くなく日本酒初心者でも存分に楽しめる。
アルコールドリンクが苦手な人も、ジュースやお茶などのソフトドリンクも提供しているため安心だ。
佃煮とチーズの相性が抜群でおつまみにピッタリ!
最初に注文したのは、佃ポーネ560円だ。佃煮を細かく砕きチーズを混ぜこんだ料理で非常にお燗に合う。
口にすると魚介の旨味が広がり、そこにチーズのまろやかさが加わることで美味しさをさらに一段階引き上げている。まさにおつまみに最適な一品と言えるだろう。
特大サイズの油あげが迫力満点
究極の油あげ1300円は、その名に恥じぬ、誰しもが驚愕することだろう大きさを誇っている。
醬油と生姜が付いてくるため、お好みによって味を変えられるのもポイントだ。
特大サイズだが、油っこくなく、サクサク食べられる。大人数で取り分けられるため団体客におすすめの一品。ハーフサイズ650円もあるため、食べれる量によって注文しよう。
外はパリッ中はジューシーな四川風鶏の唐揚げ
中華風鶏の唐揚げ1300円は、四川風の味付けでピリ辛な味わい。香辛料をたっぷりと使用しており、香りと風味を楽しめる。
周りに唐辛子の種がトッピングされているが辛すぎることはない。外はパリパリ、中はジューシーで柔らかい鶏肉が食欲を加速させる。ぜひ、一度は食べて欲しい一品だ。
日本酒に合う料理を研究し創業
オーナーの工藤さんは、日本酒が昔から好きで日本酒に合う料理を研究してきた。日本酒に合う料理を提供したいという想いから辿り着いたのが現在の『井のなか』だ。
しかし、一番気を付けているのがお客様に楽しんで食事をしてもらうこと。日本酒が飲めない人でも楽しんでもらえるように日々工夫を凝らし、努力を怠らないようにしていると語った。ぜひ、隠れ家居酒屋の『井のなか』で、今宵の一杯を楽しんで頂きたい。
取材・文・撮影=yuki