イタリアの友達の家に来たような、くつろぎの店内でいただく本格イタリアン
1989年オープン。たくさんの人がイタリア料理を楽しんできた歴史が、店内の空気に刻まれているのがわかる。あたたかみがあるのだ。
通常は2~3人前の大皿パスタやピッツァを何種類かオーダーして、皆でシェアしていただくスタイルだが、平日ランチではおひとり様、またはそれぞれがオーダーして食べることが多いため、一人分のランチも提供している。(大皿もオーダー可)
ランチでは、パスタにサラダと飲み物がついて1050円。リーズナブルな価格設定だが、イタリアで修業経験のあるスタッフたちが作るのは、本気の本場のイタリアン。
プラス100円で大盛りにできる。パスタを思い切りほおばりたい人は大盛りにしてみよう。
このパスタにはどのワイン? お気に入りを見つけよう
『GHIOTTONE』では、ランチでもイタリアワインやイタリアビールを楽しむことができる。
筆者がランチにオーダーしたのは、ムール貝、アサリ、エビ、イカなどの海の具材たっぷりのペスカトーラ。お店の人気ナンバーワンパスタだ。
新鮮なシーフードの旨みが溶けた塩味のオイルに、細めのパスタが絡んで美味しい。大盛りにすればよかったと後悔した。
このパスタに合うワインは?
「赤がお好みでしたら“ロッソディモンテプルチアーノ”はいかがでしょうか」と支配人の有田貴洋さん。「イタリアでは、国中がワインの産地。その土地の料理に合ったワインが作られています。このワインは、トスカーナ州のサンジョベーゼという品種のぶどうからできたもの。若い人から年配の方まで人気のワインです」
パスタをひと口食べてからワインを口に含む。まろやかな口あたりなのにすっきりと飲める。これは合う!
「実はこのワイン、万能なんですよ。料理によっていろんな顔を見せてくれるんです。奥の深いイタリアワインにハマるきっかけになることが多いんです。入門編ですね」
なるほど。いろいろな料理と合わせてみたくなる。
数人で来店する人は、それぞれランチを選び、さらに肉料理やピッツァを追加して、ボトルワインを楽しむことが多いのだそう。
池袋でイタリアの風を感じられる場所
『GHIOTTONE』に来るお客さんには「イタリアに行った気持ちになってほしい」と有田さん。
料理やワインのことなど、有田さんをはじめスタッフが優しく教えてくれるので、まずは、池袋に行ったら『GHIOTTONE』のドアを開けてみてほしい。
構成=フリート 取材・文・撮影=逸見チエコ