天保8年(1837)創業の老舗甘味処
下町情緒も残る粋な人形町。第三弾までは、そんな歴史ある町に溶け込みながら新しい風を起こしているお店を紹介してきました。
今回黒猫スイーツ散歩で立ち寄ったお店は、老舗が多い人形町でもかなり歴史ある『甘味処 初音』。人形町の中心街とも言える人形町通りに面した場所にあります。
なんと江戸時代の天保8年(1837)創業。天保8年といえば日本では、大塩平八郎の乱が起き、英国ではビクトリア女王が即位した年ですよ!
そんな時代から場所も変わらずこの地で180年以上愛されてきた老舗に、黒猫テンションMAXひゃっほー!
どこかホッとする昭和な雰囲気の居心地良い店内。お一人様やカップルや家族連れまで、幅広くの方々が訪れて賑わっています。
店名の「初音」は、歌舞伎の義経千本桜に登場する「初音の鼓」から付けられたとのことです。
期間限定の名物「久寿餅」
10月から5月に発売される期間限定の「久寿餅」は黒猫おすすめ。お土産用の折詰めの「久寿餅1200円(3人前)」も人気です。
むっちり食感の久寿餅に、黒蜜と緑色のうぐいすきな粉でビジュアルも美しい。
黒蜜とうぐいすきな粉が混ざり合うと、ウマウマ倍増にゃー♪
こだわりの和スイーツを堪能
伊豆諸島産の天草寒天に、ふっくら炊き上げた赤えんどう豆。蜜は、沖縄産黒糖を使った黒みつか白みつか選べます。
本当は、寒天・豆・蜜で粋に味わう豆かんですが、黒猫おすすめは白玉追加。老舗らしい小ぶりの白玉は、もちもちで絶品ですよ。
そんな、もちもち絶品白玉が堪能できるメニューがこちら。北海道産の小豆と抹茶アイスで、とことん白玉を楽しめます。
この白玉の美味しさは、ぜひ味わってほしいなあ。
「初音」で何か一品味わったら、ぜひもう一品頼んで欲しいのがあん餅(追加用ハーフ)。通常サイズは900円ですが、何か一品食べた方はハーフサイズを注文できます。
お店で炊いた餡と、お店で搗いたもちもちのお餅。老舗の伝統が詰まったこの一皿は、追加で味わう価値ありますよ。
お茶も鉄の茶釜で沸かしたお湯を使うこだわり。
ひとつひとつに、丁寧なこだわりを感じるお店です。
この地での歴史に思いを寄せながら、美味しい甘味とお茶で素敵な時間を過ごして下さいね。
『甘味処 初音』店舗詳細
取材・文・撮影=ミスター黒猫