【そもそもOMO(おも)ってどんなホテル?】
星野リゾートの都市ブランド、OMOの名称にはすべて数字が入る。一見ナンバリングのようだが、実はこれ、サービスの幅の目印なのだ。
OMO3(おもすりー)、OMO5(おもふぁいぶ)、OMO7(おもせぶん)の順にサービスの厚みが増していく。
この3タイプのOMOが揃う都道府県は、実は北海道だけ。
『OMO3札幌すすきの』は気軽な旅に向くベーシックホテルで、カジュアルな旅に最適という『OMO5小樽』は、カフェを併設したブティックホテルだ。
そして、OMOの第1号として2018年にオープンした『OMO7旭川』は、OMOシリーズの中で最もサービスの充実度が高いフルサービスホテル。
併設のカフェ&バルの朝食ビュッフェや、『旭山動物園』の人気者がテーマとなった部屋にサウナなど、フルサービスホテルならではのおもてなしを満喫しに『OMO7旭川』へ行こう!
【OMO7(おもせぶん)旭川】見所満載!至れり尽くせりなホテルへ
北海道の中央に位置する旭川は、全国からの来園者でにぎわう『旭山動物園』や、ご当地グルメのハシゴで出合う旬の味など、魅力が満載。リピート必至の個性ある街だ。
ここを楽しみ尽くすなら、OMOブランド共通のサービス「Go-KINJO(ゴーキンジョ)」を活用しよう。まずは北海道の森をイメージしたというインパクトたっぷりな白樺のテーブルが鎮座するパブリックスペース、OMOベースへ。
国内屈指の品質を誇る旭川家具でくつろいだら、スタッフおすすめの最新情報が詰まった「ご近所マップ」をさっそくチェック!
グルメな街、旭川を散策だ!
ご当地グルメを楽しむべくご近所マップとにらめっこをしても、おすすめスポットがたくさんありすぎて行き先が絞れない……。そんなときは、“ご近所アクティビティ”に参加するのも一手。OMOのスタッフ扮する「ご近所ガイドOMOレンジャー」が街を案内してくれるのだ。
ガイドツアー「旭川さんぽ『ローカルグルメ探訪』」では、OMOレンジャーがその日いちばんおすすめの飲食店エリアを案内してくれる。気に入ったお店があればその場で自由解散OKとあって、グルメスポットの下調べとして参加する人も多いのだとか。
北海道中の食材が集まる旭川は、いわば食の交差点。「どなたでも安心!初めての『はしご酒』」ツアーでは、飲食店がひしめき合う旭川の定番スタイル・はしご酒の文化を体験できる。まずは『和酒角打 うえ田舎(うえだや)』の角打ちスペースで旭川近郊の日本酒に舌鼓を打ち、『-Freehouse-THE YEAST』に移動してクラフトビールの飲み比べ、なんてことも。考えるだけでワクワクしてしまう。
そして街を深く知りたい人にとって、ご当地スーパーはこれ以上ないワンダーランド。
「旭川ローカルを満喫!スーパーマーケットレンジャー」ツアーでOMOレンジャーが案内してくれるのは、帯広、札幌、そして旭川で展開するスーパー「ダイイチ」。ご当地の袋麺や山わさび製品、ジンギスカンのタレなど、地元の人のリアルな食文化と出合える店内は、さながら宝の山!
ホテル館内のアクティビティも要チェック!
お店めぐりが楽しい旭川だが、ホテル館内のアクティビティも忘れずに参加したい。
2022年4月に約9年ぶりの大型施設・えぞひぐま館がオープンした『旭山動物園』と連動して、おもしろい仕掛けをあちこちに用意しているのだ。2022年夏季限定の館内イベント「えぞひぐまの話しかしない、旭山動物園講座」では、えぞひぐまになりきったOMOレンジャーが、その生態をたっぷりレクチャーしてくれる。えぞひぐま館の見所をしっかり押さえてから動物園を訪ねれば、楽しさ倍増まちがいなし。
何頭いるかな?シロクマルーム
もっと動物を近くに感じたい……!という方には「シロクマルーム」がオススメ。『OMO7旭川』には、『旭山動物園』で人気の動物をモチーフにした客室があり、中でも注目されているのがこの「シロクマルーム」だ。
シロクマのモフモフ感がたまらないベッドカバーにはじまり、歯ブラシ置きやカーテン、スマホスタンド、果てはルームキーに至る細部までシロクマ尽くし。哺乳類最強とも言われるシロクマだが、部屋には癒やしがたっぷりあふれている。
さらにベッドの下にはスーツケースの収納スペースがあるので滞在中も広々。OMOブランドに共通する特徴でもある「機能性が高い客室」を、ぜひ堪能してほしい。
居心地のよい部屋でくつろぎたいときは、地元グルメの配達サービス「Go-KINJO出前レンジャー」の出番。「海鮮ざんまいセット」、「旭川にゆかりある羊鶏豚セット」「どさんこグルメセット」から好みのものを注文すると、OMOレンジャーが町中をかけまわって料理を集めて、届けに来てくれる。届け先は部屋でも1階のカフェ&バルでもOK。かゆいところに手が届くサービスが心憎い。
朝食だってスゴイんです!
大きな窓から光が差し込み、色とりどりのフルーツ入りのフレーバーウォーターが並ぶ美しい空間の中楽しめるのは、「北海道の美しい朝食」をコンセプトに掲げる朝食ビュッフェ。イメージしていたビュッフェクオリティを大きく超える10数種類のパンがずらりと並び圧巻だ。
名物は1枚1枚目の前で焼き上げてくれるワッフル。お食事タイプでもスイーツタイプでも楽しめるが、おすすめは北海道ならではのサーモンマリネを添える食べ方だ。サワークリームや生の黒こしょうを添えてサラダ仕立てで楽しもう。
宿泊した人だけのお楽しみ
最後に紹介するのはこちら。サウナ愛好家たちに北の聖地と称される「サウナプラトー」を、なんと宿泊者限定で利用できるのだ!
ドライサウナとミストサウナの2種類のサウナがあり、どちらにも白樺の枝葉(ヴィヒタ)が吊されていて心地よい香りが広がっている。そして開催中のイベント「どうぶつサウナ」は、ガシャポンのファン垂涎。通常約4cmのフィギュアが、株式会社バンダイの特別協力のもと、全長約90cmのどうぶつサウナフィギュアになっているのだ! かわいいフィギュアと一緒にサウナが楽しめてしまうなんて最高の思い出になるに違いない。
充実したサービスが魅力の『OMO7旭川』。ご近所マップで見所をチェックして、館内イベントを楽しみ、OMOレンジャーと街に出てディープな街歩きを体験した後はサウナでゆっくり。出前レンジャーを活用して部屋でのリラックスタイムを過ごした翌朝は、贅沢な朝食ビュッフェを堪能。
帰る頃には旭川のとりこになっているだろう。
取材・文=原亜樹子 写真=星野リゾート提供