【OMO5(おもふぁいぶ)東京大塚】都電の街の実力を知る!
都電荒川線が走るレトロな街並みや名店揃いの日本酒居酒屋で知られる大塚。だがそれだけではない。老若男女が集う和菓子店や日本茶専門店があるかと思えば、芸事を応援する花街の文化が残り、生演奏が楽しめるバーやライブハウスなどが軒を連ねる音楽の街としても愛される。この街をもっと深く知るには、『OMO5東京大塚』からのご近所旅の案内人、OMOレンジャーと一緒に街歩きへ出かけよう!
ホテルを中心とした街全体をひとつのリゾートとして捉えるOMOならではのサービス「Go-KINJO(ごーきんじょ)」。スタッフによるリアルな情報が詰まった「ご近所マップ」をチェックしたら、「ご近所アクティビティ」に参加しよう。
『OMO5東京大塚』のご近所アクティビティには、「下町の雰囲気が残る大塚で、都電を見つけるお散歩」など、大塚を知り尽くしたOMOレンジャーによる数種類のガイドツアーがあるが、今回は「大塚の魅力が満載!大塚オタクと行くご近所巡り」に参加。まずはご近所マップ前、都電荒川線の大塚駅前をイメージしたスペースに集合だ。
大塚の街に繰り出そう!
OMOレンジャーの青木さんの案内で散歩ツアーへ出発! ホテルを背に1分ほど歩き、JR山手線大塚駅を北口から南口へ抜けると、山手線と交差して走る都電荒川線の軌道が目の前に現れた。咲き誇るバラの横を8500形が通りかかったので、OMOレンジャーと一緒に写真を1枚。都電停留所の大塚駅前から向原までの沿線には、約700種類、1200株ものバラが植えられていて、ボランティアにより手入れがされているという。知る人ぞ知るバラの名所で、2022年5月には2年ぶりに「大塚バラ祭り」が開催されたそうだ。
都電の写真を撮っていると背後から甘い香りが漂ってきた。昭和12年(1937)創業の『千成もなか本舗』の店頭で、餡なしどら焼き、その名も和風パンケーキを焼く匂いだ。OMOレンジャーからお店の説明を聞いていると、社長の姉の大塘(おおども)恵美さんが出てきて焼き立てをふるまってくれた。サクサクふんわり香ばしい! 麦茶まで出してもらって恐縮してしまう。ツアーの後に再訪しようと心に決めた。
●『千成もなか本舗大塚店』
住所:東京都豊島区南大塚3-54-4/電話番号:03-3982-6000/営業時間:10:00~19:00/定休日:無
店を後にして空蝉橋(うつせみばし)へ向かう。
山手線越しに東京スカイツリーをのぞめる絶好の撮影スポット。フェンスに撮影窓が数カ所設けられているのが心憎い。橋を渡ればホテルのある北口だ。
空蝉橋を渡り、ソメイヨシノが植えられた坂を下りきったところで日本茶専門店『マルキク矢島園』に到着。店先に小学生が集まり店主夫妻と談笑している。OMOレンジャーによれば、いろいろな人が立ち寄る街の愛されスポットだそうだ。小学生が帰ると看板店主の矢嶋新一さんがユーモアを交えて大塚の街の話や、自信作の緑茶deアールグレイの話を聞かせてくれた。
緑茶deアールグレイとは紅茶ではなく、厳選した静岡・牧之原の緑茶に国産のベルガモットで香り付けしたものだそうで、暑かったでしょうと冷たいものを試飲させてくれた。涼やかな香りでなんとも爽やか。ホテルの朝食のドリンクにも採用されていて、その美味しさからOMO限定パッケージのティーバッグを手みやげにする人も多いそう。街に出なくてもホテル内で大塚を楽しめる仕掛けもたくさん用意されているのだ。
●『マルキク矢島園』
住所:東京都豊島区北大塚3-22-8/電話番号:03-3917-4795/営業時間:10:00~20:00/定休日:日
※2階の『茶処まんずcafe』営業時間:11:00~18:00/定休日:水・日
他にも楽しいOMO5大塚の魅力
散歩から戻ったら、かわいくて機能的なやぐらルームでのんびり過ごそう。畳張りのフロアから階段を上ればやぐら寝台が現れる。OMOレンジャーが「Go-KINJO出前レンジャー」へ変身して大塚グルメを届けてくれるサービスがあるので、広々としたソファで飲食を楽しむもよし、一足先にやぐらに上って休むもよし。機能美にあふれる室内は、壁面収納や仕掛け壁、仕切り壁代わりのロールカーテンのおかげでコンパクトながらゆとりがある。ヒノキが香るバスルームには、洗い場があるのもうれしい。
毎晩20時からパブリックスペース「OMOベース」で開催される「オーツカ下町DJナイト」で、音楽の街・大塚の夜を堪能したら、翌朝はホテル併設のカフェでゆったり朝食を味わおう。7種類から選べるOMOrningリゾットの一番人気は、あさりとあおさ海苔を贅沢にのせた大塚限定の深川あさり。大塚グルメを堪能しすぎた胃に貝出汁がしみわたる。
『OMO5(おもふぁいぶ)東京大塚 by 星野リゾート』詳細
【OMO3(おもすりー)東京赤坂】料亭文化の街へ
国宝の迎賓館赤坂離宮や御所がある赤坂は、政治やビジネスの舞台として存在感を放ってきた。老舗料亭が集うグルメの街としても知られる大人の街だ。知られざる魅力を探しに、『OMO3東京赤坂』を拠点に街歩きへ繰り出そう!
『OMO3東京赤坂』の「ご近所マップ」は、江戸時代に繁栄した歴史ある赤坂のイメージで、古地図風のデザイン。マップに掲出されている木札には、お店の詳細やお得情報が載っている。ご近所アクティビティには、OMOレンジャーによる散歩ツアー、「早起きは三文の徳ツアー」など数種類あるが、今回案内してもらったのは赤坂にまつわる「ま・さ・か」の3つの話を聞きながら街歩きができるという「まさかの赤坂さんぽ」。
「ま・さ・か」の赤坂さんぽ!?
赤坂には名前の付く坂だけで19あり、その多くは江戸時代に名付けられたそう。地名に坂とあるのは伊達ではない。
「『ま』ずは坂」ということで、坂を上るところから始まる。
坂の話を楽しみながら目指す先は「『さ』くっと七福神巡り」ができるという豊川稲荷東京別院。なんと敷地内で七福神巡りができてしまう。
お稲荷さんの好物だというべっこう飴をお供えして、名物のいなり寿司を購入したら、ツアーの最後、お待ちかねの「『か』くれ家に花柳界」へ。
目的地の『BAR・salonのら犬』では、元芸者のママが、自家製のレモネードなど、季節のウェルカムドリンクで迎えてくれる。昼はカフェ、夜はバーの2つの顔を持つ。一人ではちょっと敷居が高くてもOMOレンジャーと一緒なら安心だ。ツアーはここで解散なので、そのまま残ってママとの会話を楽しむもよし。
●『BAR・salonのら犬』
東京都港区赤坂3-9-4 赤坂扇やビル 7F/電話番号:03-6277-6143/営業時間:salon13:00~18:00、BAR18:00~22:00/定休日:salon日、BAR月火土日
さすが、手土産も一流なのです。
手土産の名店がひしめく赤坂。選択肢が多すぎて選べない! というときはOMOベースにあるダーツで決めよう。矢の刺さったお店の豆知識やお得な情報を、OMOレンジャーが教えてくれる。お店からのメッセージ動画が見られるQRコード付きのカードもプレゼントしてくれるので、手土産と一緒に渡せば盛り上がること間違いなし。
夜はクラフトビール専門店の『YONAYONA BEER WORKS赤坂店』でお重仕立てのおつまみ「赤YONA宴ボール」を、朝はホテル1階にあるカフェ『上島珈琲店 赤坂一ツ木通り店』で「真鯛出汁香るスクランブルエッグサンド」など、赤坂の料亭文化から着想を得た宿泊者限定メニューも見逃せない。
●『YONAYONA BEER WORKS赤坂店』
住所:東京都千代田区永田町2-14-3 東急プラザ 赤坂2階/電話番号:050-3155-5357/営業時間:11:30~14:30LO・16:00~22:30LO(土・日・祝は11:30~22:30LO)/定休日:無
●『上島珈琲店 赤坂一ツ木通り店』
住所:東京都港区赤坂4-3-2 1F/電話番号:03-6277-6576/営業時間:7:00~20:00/定休日:不定
OMOに続く数字はサービスの幅の目印
OMOの後ろに続く数字はサービスの幅の目印。気軽な旅に向くOMO3、カフェを併設するカジュアルなOMO5に、フルサービスホテルOMO7からなる。「イイとこみっけ」をコンセプトに掲げる『OMO3東京赤坂』は、コンパクトながら機能的で、赤坂のエッセンスを楽しむ仕掛けが詰まっていた。
『OMO3(おもすりー)東京赤坂 by 星野リゾート』詳細
取材・文=原亜樹子 撮影=井原淳一(OMO5東京大塚)、星野リゾート提供(OMO3東京赤坂)