181215yuzawa_1036
profile:湯沢祐介(ゆざわ ゆうすけ)
1980年東京都生まれ。
月に500匹以上のペット撮影を手がける。
七色の声を使い分けてわんちゃんの気を引き、猫じゃらしで猫を操りながら撮影するペトグラファー。
その巧みな猫じゃらしさばきから「猫じゃらしの魔術師」の異名を持つ。
写真教室講師、原稿執筆、テレビ出演、レンタルフォト撮影など多岐にわたる活動をしている。著書多数。

オリジナルグッズも販売、看板猫のたろうくん

ああ、いますね。でも時間がないのでスルーします。

このご時世なので江ノ島にしては人の数は少な目。スイスイ進めてしまったのですぐにお店に到着。

今回の看板猫のいるお店はこちら。

『カフェーマル』さんです。

早速入ってみるとお出迎えしてくれたのはカフェーマルの看板猫たろうくん(8才)。

「いらっしゃい」と言った感じで迎えてくれました。
「いらっしゃい」と言った感じで迎えてくれました。

そのまま入り口にある台にひょいっと登るたろうくん。

ここがたろうくんのお気に入りの場所だと教えてくれたのは店主の一瀬さん。ちなみにこの場所は「番台」だそうです。後ろにある窓から外を覗いている事もあるそうです。外を歩いていてたろうくんと目があったらついつい中に入ってしまいそうですね。

 

そしてこの番台の上でたろうくんの得意技「お手」を見せてくれました。

一瀬さんの手にそっと手をのせるたろうくん。右、左と声に合わせてお手をするなんとも珍しい猫ちゃんです。

 

さて番台をよく見ると何やらイラストが書いてあります。

これは一瀬さんが描いたたろうくんのイラストです。

店内を見てみると、

一瀬さんデザインのたろうくんオリジナルグッズがいっぱいあります。

一瀬さんのオススメはTシャツ。

様々なデザインがありますよ。

値段は3000円ぐらい(笑)。

サイズやデザインによって異なりますので実際にお店に来て値札を確認してください。

トートバッグは大小あって小が1300円、大が1000円。

小の方が高いのは鈴代です。

こちらはたろうくんと一瀬さんが描かれたバージョン。

線のタッチが素敵ですね。

 

たろうくんクッション。4000円。
たろうくんクッション。4000円。

これらは全てハンドメイド。一瀬さんがご自身で縫っているそうです。

器用ですね。

そしてドリップコーヒー。白黒反転したたろうくんが印象的です。

3袋500円。お店の味がおうちで楽しめます。

 

店内の至る所にたろうくんグッズがあり見ていて飽きません。

しかも全て一瀬さんの手作り。

デザインやイラストのお仕事をしていたのかな?と思い聞いてみると、そんなことはなく、これらのグッズは2年ほど前から趣味で始めたとの事。

いやぁセンスがありますね。

インパクト抜群のイラストの虜になりました。

 

オリジナルグッズを堪能した後にコーヒーブレイク。

絶品スイーツとともにコーヒーブレイク

アイスコーヒー500円とヨーグルトケーキ600円を注文(ドリンクとケーキのセットで1000円)。

ハンドドリップのコーヒと手作りケーキ最高でした。

たろうくんの特等席で記念撮影。

ケーキとコーヒーがボケすぎたので別角度からの一枚。

 

特等席での写真は『カフェーマル』さんのインスタでご覧になれますので

そちらもチェックしてみてください。

内装もレトロでおしゃれな雰囲気

こちらのカフェーマルさんは2002年に創業。

お店自体は一瀬さんが作ったのですが、2012年にサラリーマンを辞めるまではお店をご家族に任せていたのだそうです。

たろうくんがお店に来たのは2013年。元々は野良猫だったたろうくんを親戚から譲ってもらいお店の2代目看板猫になりました。

性格は穏やかで人には慣れていますが常にお店にいるわけではありません。たろうくんの気分でお店にやってくるので会えるかどうかは運任せ。ただ土日以外の忙しくない時間なら2階から連れてきてくれる事もあるそうなので、どうしても会いたい時は夕方ぐらいの落ち着いた時間に行くのがいいでしょう。

 

さて私がたろうくん以外にお店の中で気になったのは内装です。

レトロモダンな雰囲気の店内には所狭しとアンティークな品々が。
レトロモダンな雰囲気の店内には所狭しとアンティークな品々が。

懐かしすぎる!

小学生時代はこのイラストが怖かった。

父親が子供の頃好きだった月光仮面発見!

私は小学生の頃にテレビ探偵団で映像を見た記憶があります。

カルピスの旧ロゴマーク懐かしい!

やばい面白すぎる!

なんだか中野ブロードウェイに行ったような感覚に。

看板猫の取材なのにと思いつつレトロなアイテムに夢中になってしまいます。

レトロな品々に夢中になっている間、主役のたろうくんはお昼寝。

ごめんなさい、もう少し時間をください。

ランプと猫とニッパー。

そういえばおばあちゃんの家のテレビの上にもニッパーくんがいたなぁ。

別の場所にもニッパーズを発見。

途中に猫が紛れているあたりに遊び心を感じます。

 

最後はこちら。

HI-C、ファンタ、スプライト。

これら全て未開封です。

一瀬さん曰く未開封でなければ価値がないのだそうです。

確かに。未開封って貴重ですね。

そして死ぬ前に開封するのだそうです。

なんだかロマンがあります。

 

すげぇすげぇと感動しながらレトロな品々を見ていると

入り口前でたろうくんが外を眺めていました。

どうやら外に出たいご様子。

外が好きなたろうくん。

たまに外に出してあげるのだそうです。

お店のすぐ近くをお散歩して草を噛み噛みするのがお決まりのコース。

この日もお散歩を楽しんでいました。

さてお店には外のテラス席もあるので気候のいい日は観光気分を楽しめます。

ここにもレトロな看板が。いいサビ具合です。

 

なんだかんだで長居をしてしまった今回ですが

看板猫のたろうくんに会いたい方はもちろん、たろうくんグッズやレトロな品々を見て楽しみたい方は是非カフェーマルさんに足を運んでみてください。

住所:神奈川県藤沢市江の島1-6-5/営業時間:11:00~19:00/定休日:木/アクセス:小田急線片瀬江ノ島駅より徒歩15分

写真・文=湯沢祐介

今回訪れた看板猫のいるお店は千葉県船橋市にある『伊東屋』。京成船橋駅から歩いて3分ほどにあるお花屋さんです。創業は昭和10年(1935)という老舗花屋にいる看板猫はどんな子なのかと期待に胸を膨らませて歩いているとすぐにお店に到着。
看板猫のいるお店を探して、今回訪れたのは強羅駅から徒歩数十秒に位置するおみやげ屋さん。ここにも看板猫がいるらしいのだが、果たして姿を見せてくれるのでしょうか。 取材当時はまだまだ寒い2月下旬。午前中に別の撮影を済ませてからの取材だったので着いたのは13時過ぎ。平日ということもあって駅前でも人影はまばら。と言うよりもほとんど人がいないと言ってもいい状態です。