月に500匹以上のペット撮影を手がける。
七色の声を使い分けてわんちゃんの気を引き、猫じゃらしで猫を操りながら撮影するペトグラファー。
その巧みな猫じゃらしさばきから「猫じゃらしの魔術師」の異名を持つ。
写真教室講師、原稿執筆、テレビ出演、レンタルフォト撮影など多岐にわたる活動をしている。著書多数。
少し歩くときびだんご屋を発見。店の脇のテーブルで美味しそうに食べているお客さんの姿を見て食べてくなったので注文してみました。
ほんのりと温かいきびだんごの優しい甘みが口の中に広がります。
そして口に残ったきな粉を冷やし抹茶で流し込む……。上品なお菓子を豪快に食べ終わったら、本題の看板猫のお店を目指します。
今回の看板猫のいるお店は浅草にある猫カフェ『MONTA』さんです。
浅草駅から徒歩30秒の好立地にあるこの店は数ある猫カフェの中でも、私がよく利用する猫カフェです。それでは早速入ってみましょう。
エレベーターで8階に上がり扉を開けると猫モチーフのかわいい照明がお出迎え。
スリッパに履き替え、手の消毒を済ませていざ入店。
はい! 早速猫さんがいます! まぁ猫カフェですから当たり前ですね。
まるでハウススタジオのようなお洒落な店内には10匹の猫が思い思いに過ごしています。
私のお気に入りポイントは室内の面によって壁紙を変えてある事。これによって写真のバリエーションが増えます。
さらに大きな窓から光が差し込むので明るく撮影することができるんです。
これは写真を撮る上でとても重要なんです。
明るさが確保できることもあってロケ地として利用されることもあるのだとか。
かく言う私もカメラメーカー主催の撮影実習や猫イベントの会場として利用させてもらってたことがあるのです。
さて店内中央にあるキャットタワーでくつろいでいるのはアメリカンカールのトムくん。
ペロペロと毛づくろいをしています。
しばらくすると、
ぐっすりと寝てしまいました。
さらにしばらくすると、
だらーんとこぼれ落ちそうになっています。
真下から写すとこんな感じ。
こうやって真下から撮ると猫らしさが出てかわいいのでオススメです。
こちらは好奇心旺盛なベンガルのリリさん。
猫じゃらしに興味を持ってくれました。
かわいいお顔でこちらを見つめてくれましたが
猫じゃらしに飽きるとスッとこの場から離れて行きくつろぎタイム。
しばらく観察してると、野生的な鋭い視線を送ってくれました。
「いつまで見てんだ」と言わんばかりの鋭い視線。最高です。
さてさて本命の看板猫が見当たりません。
どこだどこだと探していると、
テーブルの下にいました。
オーナーの古川達也さんに抱きかかえられて、『MONTA』さんの公式看板猫、マンチカンのルナくん(7才)の登場です。
抱っこされて気持ち良さげなルナくん、
少し臆病なところもあるそうですがお腹を見せて寝ていることあるのだとか。
そんなルナくんがよく入っているのがこちらの箱。
そして私の好きなルナくんの写真がこちら。
お気に入りの箱の中で眠るルナくん。かわいいです!
背景のブルーの壁紙が爽やかなイメージを演出してくれていますよね。
『MONTA』に来た際は青壁を背景に箱入りルナくんの撮影に挑戦してみてください。
2021年8月で丸7年を迎える『MONTA』。10匹いる猫たちは全てオーナーの古川さんがブリーダーさんのところに行って探してきた子たちです。
オーナーのこだわりはあえて違う猫種を迎え入れていること。自分が一生この子と付き合いたいなと思った子を家族として迎え入れているのです。なので猫たちとオーナーの絆はとても深いのです。
中でもソマリのけんたくんはオーナー大好きな甘えん坊。
写真ではクールに決めてますがオーナーに抱っこしてもらうのが大好きで、よくオーナーによじ登っています(笑)
ここで紹介できなかった猫たちもみんな上品でかわいいので
まったりと楽しみたい方は浅草の『MONTA』に寄ってみて下さい。
さて、『MONTA』で猫さんと触れ合ったあとは、もう少しお散歩。
新仲見世商店街に入ったところで気になるお店を発見!
猫雑貨専門店『猫まっしぐら』。猫好きの私はまっしぐらに入店。
どんなものがあるかなぁと見回すとオリジナル商品が多数ありました。
猫の置物コーナーにはいろんなポーズの三毛猫とトラ猫がいました。
様々な猫グッズが売られていますが
私のお気に入りは和テイストのマグネット。
浅草ですからやっぱ和がいいですね。猫好きの方はぜひお立ち寄りを。
●『浅草新仲見世 猫まっしぐら』東京都台東区浅草1-20-12 染谷ビル1F。☎03-5830-6884。
写真・文=湯沢祐介