20世紀半ば以降にデザインされたテキスタイルに注目!
自然や暮らしに密接したモチーフ、明るい色彩、モダンななかにもかわいらしさを感じさせる親しみやすいパターンが描かれたスウェーデン・テキスタイル。長い冬を過ごすスウェーデンにおいて、デザインは日々の生活を心地よく過ごすための大切な手段であるという。古くは各地に伝わる伝統的な手工芸にはじまり、織物を中心とする繊維産業が発展。やがて20世紀半ばの技術革新によってプリント・テキスタイルのデザインが花開き、国際的にも注目されるようになった。本展ではその知られざる魅力を、モチーフ、デザイナー、暮らしとの関わりという3つの視点からひもとくもの。
広報担当者は「スウェーデン在住の個人コレクター、サラ・アクステイリウス氏の所蔵によるヴィンテージ・テキスタイルのコレクションを中心に、スウェーデン国内の美術館やアーカイヴの協力を得て、約200点もの貴重な作品と関連資料が揃います。貴重な機会となる本展をどうぞお見逃しなく」と見どころを語る。どこか懐かしいのに新鮮さも感じさせるスウェーデンのテキスタイルデザイン。見ているだけで心躍りそうだ。
北欧モダンを先導したスウェーデン・デザインの魅力とは
本展では特にスウェーデンのテキスタイルデザインをけん引した、6名の重要なデザイナーに注目。イェータ・トレーゴード(1904~1984)、アストリッド・サンペ(1909~2002)、ヴィオラ・グローステン(1910~1994)、イーネス・スヴェンソン(1932~2005)、スヴェン・フリステット(1940~2025)、チキ・マットソン(1947~)。それぞれの個性あふれる作品を、資料もまじえて紹介する。
人々が暮らしのなかで愛用したヴィンテージのテキスタイルとともに、テキスタイルミュージアムなどスウェーデン国内のパブリック・コレクションからの出展もあり、さまざまなパターンやモチーフを楽しむことができる。
今も根強い人気を誇る北欧デザイン。スウェーデン・テキスタイルの数々から、改めてその魅力に触れられそうだ。
トークイベント「わたしとスウェーデン・テキスタイル」※手話通訳付き
10月17日(土)15:00~、『北欧ヴィンテージテキスタイルブック』(2021年)などを企画し、本展の図録制作にも携わった編集者・澤田美佳氏による、トークイベント「わたしとスウェーデン・テキスタイル」が館内講堂にて開催。スウェーデンのテキスタイルとの出合いやその魅力について、編集者ならではの視点で語る。定員先着140名、参加費無料。当日14:00~講堂前にて整理券を配布。
開催概要
「スウェーデン・テキスタイル 暮らしと自然に息づく北欧デザイン」
開催期間:2026年9月19日(土)~11月15日(日)
開催時間:10:00~18:00(入場は~17:30)
休館日:月(ただし9月21日、10月12日をのぞく)、9月24日(木)、10月13日(火)
会場:世田谷美術館(東京都世田谷区砧公園1-2)
アクセス:東急電鉄田園都市線用賀駅から徒歩17分または東急バス「美術館」行き終点下車3分。
入場料:一般1400円、大学生・専門学校生・高校生800円、65歳以上1200円、中学生・小学生500円。
※身体障害者手帳などの手帳をお持ちの方500円、ただし小・中・高・大・専門学校生の障害者の方とその付添いの方(1名まで)無料。
※未就学児無料。
【問い合わせ先】
世田谷美術館☏03-3415-6011
公式HP:https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00230
取材・文=前田真紀 画像提供=世田谷美術館






