絵に込められたメッセージを会場で体感
自然豊かな島根県津和野町に⽣まれ、絵を描くことが⼤好きで好奇心あふれる少年だった安野光雅(1926-2020)。戦後は美術教員を務めながら、芸術や科学、数学、また⼈の営みに興味を持って創作を続け、多くの絵本や⽂章を残した。
本展では『ふしぎなえ』『旅の絵本』『天動説の絵本』(福⾳館書店)、『おおきな もののすきな おうさま』(講談社)など、代表作の絵本原画約130点が登場。さらに、安野が描いた「⾵景」「歴史」といった普遍的なテーマをとらえ直した、独⾃の展⽰空間「絵画館」が設置される。絵を拡⼤させたり、⽴体にして視点を変化させるなど、多彩な仕掛けで構成される。
広報担当者は「代表作の絵本原画約130点の展示に加えて、代表作のひとつ『旅の絵本』シリーズから厳選した8つの場面を、弊館の特徴である大きな楕円型の展示室の壁一面に引き伸ばして展示します。緻密に描き込まれた安野さんの絵の世界をぜひ体感してください。また、この絵本はヨーロッパを旅した際に着陸間際の飛行機の窓から見た風景に着想を得て描かれたそうです。会場にも窓がデザインされ、安野さんと同じような視点で風景を楽しむことができます」と見どころを語る。
クリエイターらによる映像メッセージを上映
会場では安野から影響を受けた現代のクリエイターによる映像メッセージ「先生へ」も上映される。クリエイターたちが安野から受け取った大切なことを、未来へと語り継ぐインタビューは必見だ。
参加クリエイターは、片桐仁、きくちちき、tupera tupera、辻川幸一郎、ナカムラクニオ。
会場限定のオリジナルグッズも登場
本展にあわせて、『ふしぎなえ』や『旅の絵本』といった絵本の世界観をそのまま楽しむことができるオリジナルグッズも登場。限定制作されたグッズは、トートバッグやポーチ、ハンカチなど。日々の暮らしに彩りを添えてくれそうだ。
開催概要
「生誕100周年記念 安野光雅展」
開催期間:2026年3月4日(水)~5月10日(日)
開催時間:10:00~17:00(土・日・祝は~18:00。入館は閉館30分前まで)
休館日:無
会場:PLAY! MUSEUM(東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟2F)
アクセス:JR立川駅から徒歩10分
入場料:一般1800円、大学生1200円、高校生1000円、中・小学生600円、未就学児無料
【問い合わせ先】
PLAY! MUSEUM☏042-518-9625
公式HP https://play2020.jp/article/anno/
取材・文=前田真紀 画像提供=PLAY! MUSEUM







