さまざまな動物や昆虫が登場する愛らしい作品の数々
約30年にわたってディーン・ボーエンが描き出した、愛くるしい生き物たちの姿。本展ではその110点におよぶ作品を紹介する。
オーストラリアの田舎町に生まれ、幼少時から身のまわりの生き物たちに親しみを覚えていたボーエン。彼の作品には、コアラやカワセミ、ウォンバットなど、オーストラリアの大自然の中で出会った生き物たちが数多く登場する。
展覧会担当者は「本年はボーエンの日本デビュー30周年となり、本展は2023年に『群馬県立近代美術館』、『徳島県立近代美術館』で行われた巡回展を再構成した内容です。版画約60点、油彩約30点、彫刻約10点の約110点におよぶバラエティ豊かな作品を紹介します。特にボーエンは版画家としてキャリアをスタートさせたため、さまざまな版種による作品の違いが見どころです。ボーエンの描くユーモラスでかわいらしい生き物や町並みなど、カラフルで素朴な魅力を楽しんでください」と見どころを語る。
ギャラリートークも開催
「ボーエン作品にみる版画技法」
9月27日(土)15時~、講師に元町田市立国際版画美術館学芸員・和南城愛理氏を迎え、版画としてのボーエンの作品について主に技法面から語るギャラリートークが『八王子市夢美術館』展示室で開催される。無料(ただし要観覧料)、申し込み不要(会場に直接集合)。
「ボーエンの世界にようこそ」
10月18日(土)15時~、八王子市夢美術館館長・川俣高人氏を講師としてボーエンの作品を観賞するギャラリートークが『八王子市夢美術館』展示室で開催される。無料(ただし要観覧料)、申し込み不要(会場に直接集合)。
開催概要
「ディーン・ボーエン ―オーストラリアの大地と空とそこに生きる私たち」
開催期間:2025年9月12日(金)~11月3日(月・休)
開催時間:10:00~19:00(入館は~18:30)
休館日:月(祝の場合は開館し、火休)
会場:八王子市夢美術館(東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F)
アクセス:JR八王子駅から徒歩15分、京王電鉄京王線京王八王子駅から徒歩18分。
入場料:一般800円、高校生以上・65歳以上400円、中学生以下無料
【問い合わせ先】
八王子市夢美術館☏042-621-6777
公式HP https://www.yumebi.com/
取材・文=前田真紀 画像提供=八王子市夢美術館





