「ランデブーラウンジ」で味わう懐かしくも新しいグルメ
『帝国ホテル 東京』には幅広いジャンルのレストランやバーラウンジがあるが、今回は1階のフロントに面する「ランデブーラウンジ」にお邪魔した。
都会の喧騒を忘れるほど開放感のある空間には、芸術的で洗練された気品が漂う。
豊富なラインアップのメニューから注文したのは、「バナナスプリット」2550円と「クロックムッシュ ハムとチーズのホットサンドイッチ」3350円(いずれもサービス料込み)。
ワクワクしながら待ち、運ばれてきたのはこちら!
「バナナスプリット」は、昭和初期に流行ったミルクセーキをもとにした帝国ホテルのオリジナルドリンク。1978年頃から50年近く提供しており、時代の変遷とともに、レシピを受け継いできた。
バナナといえば食卓にもよく並ぶ、子供から大人まで老若男女問わず愛される身近なフルーツだが、ここでは格別なデザートドリンクとして提供されている。
ミルクをベースに、バニラアイスとバナナが合わさって、やさしい甘みが口を包み込む。添えられたバナナは、同時に並べられる小皿に取り分けて食べるのもおすすめ。ボリューム感もありつつ、さわやかな風味で幸せいっぱい。
長年愛されてきた味を、ぜひ体験してみてほしい。
「クロックムッシュ ハムとチーズのホットサンドイッチ」は、バターを溶かしたフライパンの上でこんがりと焼き、さらにオーブンで焼いて仕上げた一品。バターの豊潤な香りにカリふわ食パン、厚めに切られたジャンボロースハムと、絶妙な溶け具合のグリュイエールチーズがとってもジューシー。
クロックムッシュに添えられるフライドポテトは、細長い形のもの。帝国ホテルではメニューによって異なる太さを提供しているそうで、厨房からの移動時間や料理との相性を計算し、どのタイプにするかが決められるとか。「一番おいしい瞬間をお客さまに」という、昔から変わらず守り続けてきた伝統のホスピタリティが、こんなところにも表れている。
実はこの食パン、よく見ると耳まで白い。この新食感の白い食パン「 W・E Bread(ウィーブレッド)」は、帝国ホテルのシェフたちが開発したもの。じっくり低温で焼き上げることで、しっとりやわらかく、耳を切り落とさなくても食感と見た目のよさを備えた食パンを完成させた。耳を切り落とさずにつくれることから、サンドイッチをつくるときの食品ロス削減にもつながっている。
甘さと爽やかさを兼ね備えた「バナナスプリット」と、ボリュームがあってジューシーなクロックムッシュ。味わっている間は日常から少し離れ、温かく和やかな気持ちで満たされた。
一人でも、誰かとでも、きっと優しく特別な時間を過ごせること間違いなし!
少し敷居が高いと感じている方も、「ランデブーラウンジ」で『帝国ホテル』の魅力を体感してみては。
「帝国ホテル 開業135周年記念企画」実施中
『帝国ホテル』は2025年11月3日(月・祝)に開業135周年を迎える。これを記念し、2024年11月~2026年3月の間、さまざまな記念企画や商品を提供。「美しい驚きを創る。」というコンセプトのもと、伝統を継承しつつ新たな価値を生み進化させたホテル体験に注目したい。
渡辺謙さん、倍賞千恵子さんが登場する記念ショーイベントも実施予定。さらに、極上のおもてなしを体験できる特別な宿泊プランや、ホテル伝統の人気メニューの再登場なども。詳しくはメモリアルな企画の情報が詰まった特設サイト(https://www.imperialhotel.co.jp/tokyo/special/anniversary-135th)から。
開催期間:2024年11月~2026年3月
会場:帝国ホテル 東京(東京都千代田区内幸町1-1-1)
アクセス:地下鉄日比谷駅または地下鉄三田線内幸町駅から徒歩3分、JR有楽町駅または地下鉄銀座駅から徒歩5分、JR新橋駅または地下鉄有楽町駅から徒歩7分、地下鉄新橋駅から徒歩9分
【問い合わせ先】
帝国ホテル 東京☎03-3504-1111
取材・文・撮影=さんたつ編集部 協力=帝国ホテル