高崎まつりから独立したイベント

全国のお祭りでもたびたび見かけるようになった高知県発祥のよさこい。ここ高崎市でも高崎ならではの特徴を入れたよさこい祭りが行われている。秋の風物詩としていまやすっかり定着したのが今年で21回目を迎える「たかさき雷舞フェスティバル」だ。

 

元々は毎年8月に行われている高崎市最大の祭り「高崎まつり」の中の一イベントとしてスタートしたが、年々人気が出るようになり単独での開催に至った。「ここ高崎市は全国的に雷が多いことでも有名で、雷のように激しく舞い、生(ライブ)の迫力が味わえるということで『雷舞=ライブ』と名付けられました」と教えてくれたのはたかさき雷舞フェスティバル実行委員会事務局の秋山さん。

 

イベントのオフィシャルチームが存在することも、高崎の街によさこいが根付いていることを物語っている。3チームあって、それぞれ県内外のよさこいイベントやその他のさまざまなイベントに年間を通して出演しているほか、2024年の能登半島地震に際してはその中の1チームが支援に赴いて踊りを披露するなど幅広い活動を行っている。

趣向を凝らした2会場で楽しめる!

高崎のよさこい祭りの特徴を尋ねると、「高崎名産のダルマの形をモチーフにした鳴子、通称“だる子”を持って踊ります!」と秋山さん。愛らしいダルマが描かれた真っ赤な“だる子”にも注目だ。2024年は高崎市を中心に県内外から24チームが参加。メインのもてなし広場会場では大型ステージでエネルギッシュな舞が披露される。観覧スペースも広く、市内で評判の飲食店が出店する「びすとろ雷舞」のコーナーもあるので、ゆっくりと飲食をしながら踊りを楽しめるのがうれしい。

 

また、高崎駅西口駅前通りでは約70mの道路で流し踊りが繰り広げられる。さらに「たかさき秋のカレーまつり」と題し、5台のキッチンカーがそれぞれカレー味の商品を提供する。「もてなし広場会場では2段仕立ての大型ステージを利用して動き回るような、躍動感あふれる踊りが見られると思います。駅前通りでは3車線を封鎖してダイナミックに踊り歩くので、ステージとはまた違った見え方が楽しめるのでは」と秋山さん。20年以上かけて高崎市で育まれてきたよさこい。踊りから発せられるパワーをぜひ現地で体感しよう。

駅前通りでは道路いっぱいに広がって力強い舞を披露する。
駅前通りでは道路いっぱいに広がって力強い舞を披露する。

開催概要

「第21回たかさき雷舞フェスティバル」

開催日:2024年10月13日(日)

開催時間:10:00~18:30

会場:もてなし広場会場(群馬県高崎市高松町1)ほか

アクセス:JR・私鉄高崎駅から徒歩15分

 

【問い合わせ先】

たかさき雷舞フェスティバル実行委員会事務局(高崎市観光課)☎027・321・1257

公式HP:https://takasaki-live.com/