六本木交差点も六本木商店街もアートの舞台に
2009年の開始から13回目となる「六本木アートナイト」。今回は、新しい試みとして「RAN Picks」と「RAN Focus」が新設された。「RAN Picks」では、「六本木アートナイト」が注目するアーティストを複数選出し展示するプログラムを展開。また開催回ごとにさまざまな国や地域のアートにスポットを当てる「RAN Focus」では、台湾のアーティストにフォーカス。時代の変化や価値観の変化とともに、新たな楽しみ方を提示し、社会におけるアートの可能性を発信していく。
実行委員会の担当者は「今年は、アトリエ シスやジェニファー・ウェン・マ、髙橋匡太など六本木アートナイトが注目するアーティストが参加するほか、チェン・プーやツァイ&ヨシカワ、メイメージダンスら台湾アーティストにフォーカスしたプログラムなども展開。そのほか過去の人気作品の再出展、音楽や映像、トークなど六本木の夜がアートに染まる3日間となります」と見どころを語る。
地域の人々が参加するコミュニティプロジェクトなどのコンテンツもあり、アートにジャックされた六本木の街を心弾ませ歩きたい。
注目の参加アーティストやコンテンツをピックアップ!
『六本木ヒルズ』で繰り広げられるパフォーマンスから目が離せない
『六本木ヒルズ』エリア内では、アリーナやウエストウォーク2階を中心に、ユニークなパフォーマンスが多数展開される。「RAN Focus」として、台湾よりウォーターメロン・シスターズ(西瓜姉妹)が新作パフォーマンスを発表するほか、アオイツキ&上野雄次によるパフォーマンス『ヒッチハイカー季節』、また吉田亜希は金魚をテーマにした現代サーカスパフォーマンス『KinGyo24』を展開する。各パフォーマンスの日時は公式HPにて確認を。
『東京ミッドタウン』は長期展示プログラムが充実
『東京ミッドタウン』エリアでは、10月14日(月・祝)までの長期展示プログラムを中心に、施設内のそこかしこに展示がなされている。
また、『東京ミッドタウン』パブリックスペースでは、六本木未来会議アイデア実現プロジェクトとして、蓮沼執太フィルによるパフォーマンスが繰り広げられる。こちらもチェックしたい。
開催概要
「六本木アートナイト2024」
開催期間:2024年9月27日(金)~29日(日)
開催時間:コアタイム:9月27日(金)17:30~23:00、9月28日(土)16:00~23:00、9月29日(日)16:00~20:00
※コアタイムとは、メインとなるインスタレーションやイベントが集積する時間帯。
※プログラムによって展示時間が異なる。
※一部作品は10月14日(月・祝)まで長期展示あり。
会場:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース
アクセス:会場により異なる
入場料:無料(ただし、一部のプログラムおよび美術館企画展は有料)
【問い合わせ先】
ハローダイヤル☏ 050-5541-8600
公式HP https://www.roppongiartnight.com/2024/
取材・文=前田真紀 ※画像は主催者提供