全長約37m! 世界最大級の巨大竜脚類パタゴティタン・マヨルムの巨大さに圧倒

約46億年にもわたる地球の歴史のなかでも、史上最大の陸上動物とされている「竜脚(りゅうきゃく)類」。ロンドンの『大英自然史博物館』で開催され、2024年1月に大好評のうちに閉幕した企画展「Titanosaur:Life as the Biggest Dinosaur」の国際巡回展の記念すべき第1会場目が横浜に!

見どころはなんといっても、全長約37m、世界最大級の巨大竜脚類「パタゴティタン・マヨルム」の全身復元骨格標本だ。パタゴティタンとは、アルゼンチンのパタゴニアで見つかった前期白亜紀の竜脚類ティタノサウルス類で、中でも最大級の種。全長約37m、体重は約57tあったという。

パタゴティタンや竜脚類についてより詳しく知ることができるさまざまな体験展示も注目だ。

『福井県立恐竜博物館』、『福井県立大学恐竜学研究所』の監修で国内からも標本が集結!

さらに本展では、『福井県立恐竜博物館』、『福井県立大学恐竜学研究所』の監修のもと、各地から集められた竜脚類以外の恐竜や、恐竜以外の生物の数々の標本が一堂に展示される。

恐竜の繁栄の歴史や、恐竜以外の古生物や現存の哺乳類など、豊富な標本で生物の進化を紹介。楽しく学べる構成となっている。

前期白亜紀に中国・山東省に生息していた竜脚類、エウヘロプス。
前期白亜紀に中国・山東省に生息していた竜脚類、エウヘロプス。
白亜紀後期の中国大陸に生息していた大型の鳥脚類、チンタオサウルス。頭に長い棒状の突起があるのがユニークな特徴だ。
白亜紀後期の中国大陸に生息していた大型の鳥脚類、チンタオサウルス。頭に長い棒状の突起があるのがユニークな特徴だ。

迫力満点の恐竜ロボットも

『福井県立恐竜博物館』をはじめ、国内外の博物館のハイクオリティな恐竜ロボットを手掛けるココロ社製のロボットも登場。実物大の恐竜がリアルに動く姿に大人も子供も圧倒されそうだ。

福井県で見つかった竜脚類、フクイティタンの恐竜ロボット。
福井県で見つかった竜脚類、フクイティタンの恐竜ロボット。

開催事項

「巨大恐竜展 2024」

開催期間:2024年7月13日(土)~9月13日(金)
開催時間:9:00~17:00(入館は~16:30)※8月10日(土)~18日(日)は~19:00(入館は~18:30)
会場:パシフィコ横浜 展示ホールA(神奈川県横浜市西区みなとみらい 1-1-1)
アクセス:JR・地下鉄桜木町駅から徒歩12分
入場料:(平日※8月13~16日を除く)一般2400円、高校・大学生1800円、小・中学生1200円、3歳~700円
(土・日・祝・8月13~16日)一般2700円、高校・大学生2100円、小・中学生1400円、3歳~900円
※3歳未満無料、障害者手帳をお持ちの人は無料。

【問い合わせ先】
ハローダイヤル050-5541-8600
公式HP  https://giantdinos-ex.com/

 

取材・文=前田真紀 ※画像は主催者提供