亀有を支える ザ・大衆食堂『常磐仙食堂』[亀有]
1950年創業の昔ながらの定食屋。国産コシヒカリのご飯や天然だしの旨味を感じる味噌汁、創業以来のぬか床で漬けたお新香など、どれも食べれば心が温かくなる。人気のトルコライスは、メンチカツにマカロニサラダ、キャベツに、ちょいかけカレーがのったワンプレート定食。ボリューム満点で大満足の一品。カレーはフルーティーでスパイス香る大人の味わいだ。定食のライスは通常で250g程度とかなり大盛り。
『常磐仙食堂』店舗詳細
目で驚愕!おなかで大満足!!『お食事処 田吾作』[金町]
家庭的な雰囲気の定食屋で、創業は1967年。料理は注文を受けてから一つひとつ手作りをしている。定食はメイン料理のほか、小鉢が4品、サブ料理が1品も付く豪華版。日替わりの小鉢ではお袋の味を堪能できる。人気は、マグロころころステーキ(あじフライ1枚付)。やや甘くピリッとした味付けのマグロは、ご飯が進むと評判だ。サブ料理のあじフライもふっくらとして旨い。肉料理の定食にはマグロ中落ちがサブで付く。
『お食事処 田吾作』店舗詳細
芳醇で深みのある旨味『欧風カレー トック』[金町]
タマネギ、ニンジン、リンゴ、バナナなどで作るカレーベースは、2〜3日熟成させ、野菜と果実の旨味が濃厚。基本は豚のコクと甘みが深みを生むポークソースだが、A5ランクの和牛で仕込むビーフもおすすめだ。店主の八代隆二さんがスネ肉を加えてじっくり煮込めば、肉塊ゴロゴロのカレーはほどよい辛さで、まろやかなコクが口中でふくらんでいく。1週間かけて作るデミグラスソースのハヤシも、ファン垂涎(すいぜん)の味わいだ。
『欧風カレー トック』店舗詳細
食材を引き立てるソースの魔法『シェ加納』[新柴又]
まずは黒板に記されたメニューをチェック。活〆のイシカレイや、タコ、コチなど、旬魚があれこれ。市場でも食材を手に入れるが、「友人が釣り師で、釣果をもってくるんですよ」と、店主の加納英雄さん。レモン果汁を搾ったオリーブオイルでカルパッチョにすれば、引き締まった身が爽やか。また、牛ハラミを焼いたバベットステーキもいい。「自分、気ままなんで」と、ソースは時々で変化させ、日々通っても飽きることはない。客たちは、酒とおしゃべりとともにゆったり楽しんでいく。
『シェ加納』店舗詳細
取材・文=佐藤さゆり・松井一恵(teamまめ)速志淳(アド・グリーン) 撮影=オカダタカオ、加藤昌人、井上洋平