本場さながらの台湾式朝ご飯が食べられる『東京豆漿生活』
五反田駅から歩くこと6分。台湾式朝ごはん専門店『東京豆漿生活』。ここでは現地台湾さながらの朝食メニューが味わえる。
豆乳は宮城県産のミヤギシロメを100%使用し、店内の「豆漿(どうじゃん)製造室」で毎朝絞って使っている。豆乳のお供となるのはレジ横にある手作りのパン。小麦粉とラードを使った生地で作られ、食感はパンとパイを掛け合わせたよう。
豆乳スープの鹹豆漿(シェントウジャン)550円は、濃厚な豆乳で1杯約500ccもある。干しエビと干し大根を刻んだものとゴマ油が入り、ラー油がかかっていてほんのり酸っぱ辛い。トッピングのカリッと香ばしい揚げパンは、たっぷりスープを吸わせたフンニャリ感もまたよし。ちょっと時間がたつとスープがおぼろ豆腐のように固まってきて2度おいしい。
台湾式おにぎりには2度揚げしたカリッカリの揚げパン、自家製肉でんぶと高菜、台湾直送の干し大根、刻んだピーナッツ、煮卵といった具が餅米の中にたっぷり詰まっている。
『東京豆漿生活』店舗詳細
自由にアレンジできる日本初カフェオレ専門店『Café au lait Tokyo』
五反田駅東口から徒歩2分。『Café au lait Tokyo』は、「コーヒーは苦手だけど、カフェオレは大好き」というオーナーが、2019年に高田馬場で立ち上げ、2021年12月に五反田へ移転した日本で唯一のカフェオレ専門店。
自分好みにアレンジできるカフェオレは、オリジナルブレンドと美肌コーヒー豆の2種類。ミルクは低脂肪や豆乳など5種類、量もふつう・多め・たっぷりの3種類。甘みも黒糖など5種類、量もひかえめ・ふつう・多めから選べる。キャラメルソースや生クリームなど有料トッピングも充実。
どこまでもカフェオレにこだわり、フード&スイーツにもカフェオレテイストを効かせている。特にカフェオレカレーは、コーヒーで炊いたブラックライスにカフェオレとスパイスを効かせたルウと、斬新でおいしい一杯。チェスターフィールドのソファなどクラシック家具が心地よく並ぶ開放的な空間も心地いい。仕事の合間、気分をリフレッシュしたい時に訪れたい癒やしのカフェ。
『Café au lait Tokyo』店舗詳細
多方面から人々が集まりインスパイアしあえるカフェ『TONER』
東急線不動前駅から徒歩6分。目黒川沿いにあるカフェ&コレクティブスペースの『TONER』は、ランチではしっかり食事、午後はカフェでコーヒーと自家製スイーツ、夜は日本酒と和食を中心にしたバー営業と、1日を通して異なった楽しみ方ができる。
店名はプリンターのトナーに由来。「グレーで統一された店舗空間に集う人々がその場を彩る色となって、それこそプリンターから1枚の白い紙にインクが刷られて出てくるように、この店でポジティブなものが生み出されるんじゃないかなって思うんです」と、カフェの店長は語る。
カフェではこだわりのコーヒーや浅煎りのほうじ茶を提供する。ドリンクと一緒に楽しみたいのは、若きパティシエが腕によりをかけたケーキや焼き菓子。ニットみたいな網目がカワイイ定番のキャロットケーキ600円など、見た目も味も仕掛けがいっぱいで、見て、食べて楽しめる。
『TONER』店舗詳細
店主の“好きなモノ”が詰まったセレクトショップ的カフェ『Cafe ChocoLapin』
不動前駅から商店街を通り、目黒区立第四日野小学校とかむろ坂公園の間の路地に入ると歩道橋のたもとに『Cafe ChocoLapin』がある。
店内は店主の好きなものであふれている。たとえば、壁にかかっている絵はアメリカ人の女性作家、ヘザー・ブラウンの作品で、反対側にあるのは雑誌『それいゆ』などでも活躍した鈴木悦郎さんの絵。お客さんに提供するコーヒーやスイーツも例外でなく、店主が自宅でもよく利用している『EBONY COFFEE』のコーヒーや『パティスリーR(エール)』のケーキ。それから手絞り製法のみかんジュースは、ノンワックスでみかんを生産する自然派農家『伊藤農園』のもの。さらにベルギービールも15種ほど常備。店主がおいしいと思ったものを仕入れているのだ。
幅広いメニューのなかでも、フレンチトースト900円の人気が高い。甘さは控えめで、バナナ、キウイなどのフルーツや濃厚なバニラアイスがトッピングされている。
『Cafe ChocoLapin』店舗詳細
こだわりのあんこがおいしい甘味&スパムおにぎりの『CAFE IZUMIYA』
JR五反田駅から徒歩5分。かつてこの近くで50年以上日本そば店『いづみや』として営業してきたのだが、その3代目にあたる店主がオープンした『CAFE IZUMIYA』。こちらではおしるこやあんみつといった甘味と、バリエーション豊かなスパムおにぎり、夏季限定のかき氷が楽しめる。
スパムおにぎりはスタンダートのポーク卵のほか全8種。日替わりの惣菜2種とドリンク、デザートがついたおにぎりセットは850円。自家製シロップがたっぷりかかった雪のようなかき氷は、朝からマニアが食べにくるほど人気だ。そして甘味は自家製の寒天や上質なあんこを使ったあんみつや、焦げ目がつくまで焼いた餅が入ったおしるこも味わえる。あんみつとおしるこのハーフサイズをセットにした、あんみつ・おしるこセット850円は2種類を一度に食べられてトクした気分になれる。
『CAFE IZUMIYA』店舗詳細
テラス席で2羽のフクロウがお出迎え♪ 『ル カフェ パフューム』
五反田駅から徒歩5分、桜田通沿いにある本格的なフレンチレストラン『レストラン パフューム』の隣に『ル カフェ パフューム』がある。ミシュラン1つ星の料理長をつとめた腕ききシェフによる料理が、カフェでは肩ひじを張らず、リーズナブルに楽しめる。
ランチのカジュアルセット1500円は、前菜4種、メイン7種から選ぶことができ、店内で焼き上げたやさしい食感のミルクパン、ブイヤベースをつかったミネストローネスープ、シャキシャキ野菜のサラダが付く。コーヒーまたは紅茶のセットはプラス100円、グラスワインが200円でいただけるのもうれしい。
テラス席エリアではアフリカワシミミズクのアップルちゃんとメンフクロウのヒナちゃんが出迎えてくれる。人間にとってもフクロウたちにとっても、抜群に居心地のいいお店のようだ。
『ル カフェ パフューム』店舗詳細
取材・文・撮影=丸山美紀(アート・サプライ)、パンチ広沢、大熊美智代、羽牟克郎