シャー トムヤムクン ポーチャナー

酸っぱ辛いだけじゃない鮮麗かつ濃厚な世界

スタッフおすすめは、網焼き牛肉と香草をあえるナントックヌア1320 円、揚エビ団子のトーマンクン1220円。
スタッフおすすめは、網焼き牛肉と香草をあえるナントックヌア1320 円、揚エビ団子のトーマンクン1220円。

豊富なメニューには、タイ好きもお初の料理が勢揃いで、読破するのにビール1瓶を飲み干せるほど。コックは、バンコクのホテルで修業した東北出身の3人で、辛い・塩っぱい・酸っぱい、3味全部のパンチが強い故郷の味を作る。魚介がギッシリのトムヤムポーテー1320円(写真中央)は、鶏と大根で取るベースに具材の濃い出汁、スパイス多種が一丸となり攻めてきて、全身から汗が噴き出る。

雑居ビルの3階で、本格的なタイ料理が味わえる。
雑居ビルの3階で、本格的なタイ料理が味わえる。

『シャー トムヤムクン ポーチャナー』店舗詳細

住所:東京都台東区上野6-16-7 D-B上野3F/営業時間:11:30~14:30LO・17:00~22:00/定休日:月/アクセス:JR・私鉄・地下鉄上野駅から徒歩1分

ヴェヌス サウスインディアン ダイニング

スパイスの香りと量に前のめり

ベジターリー1600円にはチャパティ(左奥)かプーリ(手前)、ナンのいずれかが付く。
ベジターリー1600円にはチャパティ(左奥)かプーリ(手前)、ナンのいずれかが付く。

「今日はサトイモ入り」との説明を耳に、ベジターリー1600円の迫力に驚く。中央左上のヒヨコ豆の煎餅パパドから左回りに、野菜と豆入りサンバル、スープ状の超辛ラッサル、日替わり2種、サラダ、ショウガ風味のスイーツがパスマティライスを囲み、さらに全粒粉を使うチャパティ(左奥)、これを揚げるプーリ(手前)、ナンのいずれかが付く。どのカリーも辛味が深く、主食の食べ過ぎに要注意。

米と豆の粉を混ぜ発酵させた生地を焼くドーサ(マサラ)1050 円。サンバルとココナツソースを絡めて。
米と豆の粉を混ぜ発酵させた生地を焼くドーサ(マサラ)1050 円。サンバルとココナツソースを絡めて。
スタッフは南インド・チェンナイ出身。「持ち帰りもどうぞ!」。
スタッフは南インド・チェンナイ出身。「持ち帰りもどうぞ!」。

『ヴェヌス サウスインディアン ダイニング』店舗詳細

住所:東京都台東区台東4-8-9/営業時間:11:00~14:30LO・17:00~22:00/定休日:無/アクセス:地下鉄日比谷線仲御徒町駅から徒歩1分

アレンモク

界隈で最も古い専門店は本場より本物と評判

空輸で届く韓国産ネギ入り海鮮ネギチヂミ1490円をツマミに、生マッコリで乾杯。
空輸で届く韓国産ネギ入り海鮮ネギチヂミ1490円をツマミに、生マッコリで乾杯。
ハサミで切るのが醍醐味だ。
ハサミで切るのが醍醐味だ。

店主・李美子(リ・ミジャ)さんが、「私も元気出すために、定期的に食べます」と言う看板メニューが、サムギョプサル1人前1190円。韓国では焼き肉と言えば、豚。赤身と脂身の層が5段の分厚いバラ肉を、脂を落としながらじっくり焼く。これを新鮮なサンチュやゴマの葉にのせ、薬味、自家製味噌と共に包んで頬張るのだが、脂っぽさは酢の効いた薬味が中和して、思いのほか爽快。包む手が、止まらない。

店主の李さん(中央)たちの気さくなもてなしにくつろげる。
店主の李さん(中央)たちの気さくなもてなしにくつろげる。

『アレンモク』店舗詳細

住所:東京都台東区上野2-1-4/営業時間:14:00~23:45LO(月は16:00~)/定休日:無/アクセス:地下鉄銀座線上野広小路駅から徒歩1分

構成=柿崎真英 取材・文=松井一恵(teamまめ) 撮影=金井塚太郎