Boulangerie14区

フランス仕込みの芳しいパンを

店の雰囲気は八木夫妻が暮らしていたパリのマルシェをイメージした。

シェフの八木哲郎さんはパン、妻の佐樹子さんは料理。フランスで修業を積んだ二人は、「高価ではないが厳選したいい素材を高い技術力で仕上げる」がポリシー。看板の14 区スペシャルは自家製の天然酵母を使い、もっちりとした口あたり。オリーブオイルをつけても乙な味だ。哲郎さんは、「菓子パンなどは2 ~ 3 日保存しても劣化せず柔らかいんです」と、胸を張る。また、織り成す層が美しいクロワッサンをかじると、バターの香りがぶわっと広がった。

14 区スペシャルは、1/4サイズで210円。半分は420円、まるまる1 個なら840円だ。
表面がパリッパリ、中しっとりのクロワッサン195 円も人気の一品だ。
バゲット310円は1/2 サイズ155円も用意。豊かな香りにハマること間違いなし。

『Boulangerie14区』店舗詳細

住所:神奈川県横浜市港北区菊名1-4-2
/営業時間:10:00~20:00/定休日:木/アクセス:東急東横線妙蓮寺駅から徒歩1 分

田畑小麦

米粉入り食パンはもっちり食感!

親しみを持たれるようにと、田畑夫妻は内装の壁や窓枠の色に細かくこだわった。

アパレルの仕事をしていた田畑浩平さん・尚代さん夫妻は、「とにかくパンが好きだ」という気持ちから一念発起! 東京・神奈川のパン屋を食べ歩き、試行錯誤の末に米粉入りのパンにたどり着いた。食パン1 斤を手に取ると、ずっしり確かな重量感。「焼いてもいいけど、おすすめはそのまま」とは、浩平さん。ちぎって食べてみると、きめ細やかな食感と米粉の甘さが口中で躍る。また、人気のカレーパンは具材がごろりと大きく、食べ応え満点だ。

看板には「ほんわか」をイメージした羊が。
田畑家こだわりの自家製焼きカレーパン194 円。カレーはやや辛口だ。
弾力ある食感にリピーター続出の、米粉を使ったクルミパン200 円。
看板メニューの、究極のもちもち生食パン290円( 1斤)。
ビターチョコが詰まり、アーモンドを散らした大人のコロネ216円(12月から3月までの限定商品)

『田畑小麦』店舗詳細

住所:神奈川県横浜市港北区綱島西6-12-18/営業時間:9:30~17:30/定休日:日・月/アクセス:東急東横線綱島駅から徒歩8分

Bread & Food LDK

素朴ゆえに、毎日食べたい優しい味

季節の果物のジャム(奥)と手作りスプレッド(前)各450円。

牧田昌子さんは、酵母の癖が少ない「あこ天然酵母」が入ったパンに感動し、夫の祐典さんとともに開店を決意。以来10 年間以上、「家族の食卓で分け合えるパン作り」をモットーに、素朴だが味わい深いパンを焼く。山形の食パン、パンドミーは、トーストにすると表面がサクサクに。軽い口当たりと程よい甘みで何枚でも食べられそうだ。また、互いに総菜屋で働いていた経験を活かし、店内は手作りのジャムやスプレッド、焼き菓子なども所狭しと並んでいる。

牧田夫妻。店には常連さんがひっきりなしに出入りする。
山食パン パンドミー280 円( 1 斤)。店の原点となったパンだ。
小豆を餡にせず、生地に練り込んだオーガニックあずきパン120円。
シナモンロール( 特製ミルククリーム付き)300円は、軽く温めて。

『Bread & Food LDK』店舗詳細

住所:神奈川県横浜市港北区日吉5-11-30/営業時間:9:00~19:00 /定休日:火・水/アクセス:東急東横線・目黒線・地下鉄グリーンライン日吉駅から徒歩15 分

GORGE

祖父の代から引き継いだパン屋魂

公平さん。看板はあえて昔のままだが、店内の装いは新たにした。

店主の小林公平さんは、祖父の代から20年以上続いた『小倉ベーカリー』の閉店を目の当たりにし、引き継ぐことを決意。10年の修業期間を経て、昨年開店した。小麦はすべて国産を使用。「バゲットやカンパーニュ、食パンには希少な湘南小麦を使っています」と、公平さん。地元湘南の小麦を石うすでじっくり挽き、ブレンドすることで香りを引きたてている。また、妻の真紀子さんはコーヒー店出身。三軒茶屋『オブスキュラコーヒー』の豆で淹れたコーヒーをお供にイートインもできる。

陳列棚は『小倉ベーカリー』の頃から使っているものだ。
自家製ベシャメルソース使用の創作タルティーヌ、舞茸のグリルバゲット260円。
ベーコンとマスタード220円は、バゲットに肉汁がしみこみ、マスタードと相性抜群。
角食270 円。しっとりしていて、噛むほどに旨味が深くなる。
イチジクとクルミのカンパーニュ200 円( 1/4)。量り売り200円~。

『GORGE』店舗詳細

住所:神奈川県横浜市神奈川区反町3-23-1 
/営業時間:8:00~20:00/定休日:日・月/アクセス:東急東横線反町駅から徒歩3分

構成=前田真紀 取材・文=高橋健太(teamまめ) 撮影=鈴木愛子