Boulangerie14区
フランス仕込みの芳しいパンを
シェフの八木哲郎さんはパン、妻の佐樹子さんは料理。フランスで修業を積んだ二人は、「高価ではないが厳選したいい素材を高い技術力で仕上げる」がポリシー。看板の14 区スペシャルは自家製の天然酵母を使い、もっちりとした口あたり。オリーブオイルをつけても乙な味だ。哲郎さんは、「菓子パンなどは2 ~ 3 日保存しても劣化せず柔らかいんです」と、胸を張る。また、織り成す層が美しいクロワッサンをかじると、バターの香りがぶわっと広がった。
『Boulangerie14区』店舗詳細
/営業時間:10:00~20:00/定休日:木/アクセス:東急東横線妙蓮寺駅から徒歩1 分
田畑小麦
米粉入り食パンはもっちり食感!
アパレルの仕事をしていた田畑浩平さん・尚代さん夫妻は、「とにかくパンが好きだ」という気持ちから一念発起! 東京・神奈川のパン屋を食べ歩き、試行錯誤の末に米粉入りのパンにたどり着いた。食パン1 斤を手に取ると、ずっしり確かな重量感。「焼いてもいいけど、おすすめはそのまま」とは、浩平さん。ちぎって食べてみると、きめ細やかな食感と米粉の甘さが口中で躍る。また、人気のカレーパンは具材がごろりと大きく、食べ応え満点だ。
『田畑小麦』店舗詳細
GORGE
祖父の代から引き継いだパン屋魂
店主の小林公平さんは、祖父の代から20年以上続いた『小倉ベーカリー』の閉店を目の当たりにし、引き継ぐことを決意。10年の修業期間を経て、昨年開店した。小麦はすべて国産を使用。「バゲットやカンパーニュ、食パンには希少な湘南小麦を使っています」と、公平さん。地元湘南の小麦を石うすでじっくり挽き、ブレンドすることで香りを引きたてている。また、妻の真紀子さんはコーヒー店出身。三軒茶屋『オブスキュラコーヒー』の豆で淹れたコーヒーをお供にイートインもできる。
『GORGE』店舗詳細
/営業時間:8:00~20:00/定休日:日・月/アクセス:東急東横線反町駅から徒歩3分
構成=前田真紀 取材・文=高橋健太(teamまめ) 撮影=鈴木愛子