自然酵母のパン グリドン
人と人をつなぐパンを届けたい
「パンを売るのではなく、あなたの顔を見にきてくれるパン屋になりなさい」という商店会長の言葉をモットーにしている店主の宮原敏さん。天然酵母のパンとの出合いは、30年ほど前。都内でサラリーマンとして勤めていた会社の隣にできたパン屋で買った天然酵母のパンの味に衝撃を受け、職人の道へ。開業した今も「もっとおいしいパンを作りたい」と日々精進することを忘れず、口に入れても安心な無添加の商品を作り続けている。エピやハニーサンドなどのハード系のパンは噛めば噛むほど味が変化。コッペパンは大人の味わいのラムレーズンのほか、きな粉やバニラなど常時10種類以上用意している。
『自然酵母のパン グリドン』店舗詳細
Boulangerie Queue
小さな子供にも安心な無添加パン
常時 160 種類以上のパンを用意している『BoulangerieQueue』には、ボリューム満点のクラブサンドから色とりどりのデニッシュ、どんな食材にも合うハード系のパンなどオリジナリティあふれるパンが並ぶ。味と種類の豊富さから客層は広く、大学生の若い男性から年配のご婦人までさまざま。パンの具材には近隣の農家から仕入れた旬のフルーツや野菜など新鮮な食材が使われ、週替わりや日替わりで新作を味わえる。
『Boulangerie Queue』店舗詳細
ブーランジェリー トレボンマリアージュ
"パンオタク"が作るこだわりパン
店主の大林託さんが会社員時代から独学で学び、すべてDIYして2013年に開業した。小麦は最高級品の「TYPER」や「スーパーノヴァ」など6種類をブレンド。水はフランスの「コントレックス」、塩はブルターニュ産の「ゲランドの塩」と決め、オリジナルの味に仕上げている。1週間培養した天然酵母は、発酵に3日かけ、販売直前にオーブンで焼き上げる。パンには保存料を使用せず、1日で売り切る。
『ブーランジェリー トレボンマリアージュ』店舗詳細
Little Breads To Go
地産地消にも力を入れる
アットホームな雰囲気と味の良さで幅広い世代が訪れる店。地元に根をおろした店は、2003年に開店。パンに使われる具材は、船橋市や県内で採れる野菜やフルーツを中心に取り入れ、地産地消を実践している。評判は全国にも広がり、北海道や九州のお客様から注文が入ることも。「1から10まで一人で作る」をモットーにパンに入れる餡やクリーム、カレーもすべて手作り。ほかでは味わえないパンが購入できるのが人気の秘密だ。
『Little Breads To Go』店舗詳細
構成=フラップネクスト 取材・文=深山晴代 撮影=猪俣慎吾