プティ サパン[ときわ台]
産直リンゴで作るアップルパイ
オーナーシェフの成田博史さんは、年に数回、仲間と各地の農園に足を運ぶ。ケーキの主役は、そうやって仕入れたこだわりのフルーツだ。例えば、長野県のやまさ農園で採れたシナノゴールドは酸味が魅力で、アップルパイに。ぎゅっと凝縮させた味わいや香り、サクッ、じゅわっ、ふわっというメリハリある食感に目が覚めるようだ!
『プティ サパン』店舗詳細
パティスリー ボン・アペティ[板橋区役所前]
キャラメルが香る洋梨のタルト
ショーケースには、独自に工夫したこの店ならではのケーキがずらり! なかでも自信作は洋梨のタルトで、ぎっしり敷き詰めたアーモンドクリームにキャラメルで煮込んだ果実を入れ、一緒に焼き上げている。香ばしいビスケットのタルト台にはシナモンが使われ、芳醇な甘みを醸す。複数の味、香りが複雑に絡み合い、うっとり。
『パティスリー ボン・アペティ』店舗詳細
片山商店[志村坂上]
3代目がこだわる専門店のあんみつ
神津島をはじめ、伊豆周辺から天草を仕入れ、寒天などの甘味材料の製造・卸を行う。看板商品はあんみつ。寒天以外も自家製で、みずみずしい味わいが口内を満たす。あんこのやさしい甘みがほろりとほぐれ、つるっとして歯触りのいい寒天と一体化。琉球黒糖で作った黒蜜はコクがありつつ、雑味のない寒天と合わさり絶妙に後味が和らぐ。
『片山商店』店舗詳細
取材・文=信藤舞子 撮影=原幹和