天然温泉がうれしい!「美肌の湯」でつるつるに
こんなに駅チカで温泉に入れる。しかも、温泉の素を入れるのではなく天然温泉というから、これはかなりうれしい。
温泉は西多摩郡日の出町の「つるつる温泉」から汲んでくる。都内では珍しいアルカリ性単純温泉。無色透明で、なめらかな湯ざわりだ。
「肌がツルツルになる『美肌の湯』として、とても人気なんです」と店長の篠田さん。
もう一つひそかに人気なのが、内風呂の超高濃度人工炭酸泉。通常の高濃度炭酸泉に比べて、1.3倍もの炭酸ガスを含んでいるという。
実際に入ってみると「超」高濃度の意味はすぐにわかる。湯に入ると一瞬で体に泡がくっつき、手で撫でると泡がぶわーっと浮き上がるのだ。ぬる湯だが、炭酸の効果で体がとてもあたたまる。長湯できて、疲労回復に効果があるそう。
何種類あるの?というほど多種多様な岩盤浴
岩盤浴の種類の多さにもびっくりだ。3階の「彩」、5階の「緑彩」「楼蘭」と3カ所にあり、場所ごとに数種類の違った鉱石が楽しめる。鉱石の種類は全部でなんと10種類!それぞれに違った効能があるので、寝転がって体感してみよう。
また、室内の色が変化する5階の「カラーセラピー 月虹」にもブラックシリカのチェアがあり、色の持つ力と鉱石で心と体を癒やすことができる。
岩盤浴や低温サウナなどヒーリングスパは450円〜の別途料金が必要だが、かなりのお得感がある。
ロウリュウはサウナブームの前からやってます
ストーンにアロマ水をかけて蒸気を室内に送り込み発汗を促すロウリュウ。こちらでは、自動で行う「ヒーリングロウリュウ」と、スタッフが風を起こす「熱風隊ロウリュウ」の2種類が楽しめる。
「最近のサウナブームのずっと前から、うちではロウリュウをやってたんです」とスタッフの内藤さん。
時間があるならば、精鋭のスタッフによる「熱風隊ロウリュウ」を試してほしい。はじめにスタッフがバスタオルをぶんぶんと振り回す。まるで儀式のようで、ちょっと緊張感がある。いよいよ始まると、強い風が起こるたびに室内の温度が上がっていき、汗が吹き出てくるのがわかる。終わって外に出たときの爽快感がすごい。
ごはんもマンガもスヤスヤも。丸一日、ゆっくり楽しめるスパ施設
館内で食事やお酒を飲んで、レストルームで休んでから何度もお風呂に入ったり、地下のマンガ・雑誌コーナーでのんびり過ごしたり。もちろん、アカスリやエステ、マッサージなども揃っているので、本当に一日ゆっくり楽しめる施設だ。
岩盤浴やロウリュウなど、まだ珍しかった時代から設備を整えてきた。次なる計画もいろいろあり、常に新しいサービスを提供していきたい、と篠田さんは話す。
これからも注目の駅チカ天然温泉だ。
『天然温泉 なごみの湯』施設詳細
取材・⽂・撮影=ミヤウチマサコ