国境をも越え、愛され続けるモンチッチ
“モンチッチ”を見たことがない、という日本人はいないのではないだろうか。モンチッチはおしゃぶりポーズとそばかすがかわいらしいぬいぐるみで、誕生は1974年。株式会社セキグチによって、企画・制作・販売が行われている。筆者もテレビから流れくる「モ~ンチッチ モンチッチ~」というフレーズは、昭和の風景と共に覚えている。そのモンチッチが今、世界的ブームを起こしている。
明治18年(1885)創業という玩具店の老舗、『トイステラオ』は、2005年から2号店をモンチッチ専門店としており、そこには日々、世界中からやってきた人々が詰めかけている。
『トイステラオ2号店』の寺尾まゆみさんはこう言う。
「2号店では好きなことをやりたくて、思い切ってモンチッチ専門店にしたんです。セキグチさんはずっと世界のあちこちで販売や展示会などを行っていて、日本はもちろん、海外からも常に人気がありました。また昨年アジアのインフルエンサーの方がモンチッチを取り上げてくださったのをきっかけに再び注目が集まり、今ではたくさんの方がお店にいらっしゃるようになりました」
「ちょっと硬い素材の頭と、柔らかい素材でできている体の触り心地、という組み合わせが当時とても新しく、驚かれたと思います。それ以降も時代に合わせてデザインが少しずつ変わっているんですよ。昔は目が青かったこともありますし、顔も衣装も、その時代ごとのかわいらしさを取り入れているんです。最近では、カプセルトイやキーホルダーなどを、海外の方が好んで購入されます。そういった小さなものから抱けるくらい大きなものまで、いろいろなモンチッチがいるのが、長く愛していただいている要因かなと思います」
一つのモンチッチを大事にかわいがり続ける人も多いという。あなたもぜひ、お気に入りのモンチッチをお迎えにいってみては?
モンチッチと浅草観光へGO!
取材・文=来栖美憂 撮影=高野尚人
『散歩の達人』2025年12月号より







