国境をも越え、愛され続けるモンチッチ

「雷門モンチッチ」。これぞ浅草! という、雷門とのコラボでベストセラーとなっているモンチッチ。3300円。
「雷門モンチッチ」。これぞ浅草! という、雷門とのコラボでベストセラーとなっているモンチッチ。3300円。

“モンチッチ”を見たことがない、という日本人はいないのではないだろうか。モンチッチはおしゃぶりポーズとそばかすがかわいらしいぬいぐるみで、誕生は1974年。株式会社セキグチによって、企画・制作・販売が行われている。筆者もテレビから流れくる「モ~ンチッチ モンチッチ~」というフレーズは、昭和の風景と共に覚えている。そのモンチッチが今、世界的ブームを起こしている。

「昔ばなしモンチッチ 桃太郎」。時節ごとにさまざまな衣装のモンチッチ。勇ましい陣羽織がよく似合う。3960円。
「昔ばなしモンチッチ 桃太郎」。時節ごとにさまざまな衣装のモンチッチ。勇ましい陣羽織がよく似合う。3960円。

明治18年(1885)創業という玩具店の老舗、『トイステラオ』は、2005年から2号店をモンチッチ専門店としており、そこには日々、世界中からやってきた人々が詰めかけている。

連日たくさんの客でにぎわう店内。
連日たくさんの客でにぎわう店内。
『トイステラオ2号店』の寺尾まゆみさん。
『トイステラオ2号店』の寺尾まゆみさん。

『トイステラオ2号店』の寺尾まゆみさんはこう言う。

「2号店では好きなことをやりたくて、思い切ってモンチッチ専門店にしたんです。セキグチさんはずっと世界のあちこちで販売や展示会などを行っていて、日本はもちろん、海外からも常に人気がありました。また昨年アジアのインフルエンサーの方がモンチッチを取り上げてくださったのをきっかけに再び注目が集まり、今ではたくさんの方がお店にいらっしゃるようになりました」

『トイステラオ2号店』で販売されている、さまざまなコスチュームのモンチッチたち。
『トイステラオ2号店』で販売されている、さまざまなコスチュームのモンチッチたち。
『トイステラオ2号店』外観。
『トイステラオ2号店』外観。

「ちょっと硬い素材の頭と、柔らかい素材でできている体の触り心地、という組み合わせが当時とても新しく、驚かれたと思います。それ以降も時代に合わせてデザインが少しずつ変わっているんですよ。昔は目が青かったこともありますし、顔も衣装も、その時代ごとのかわいらしさを取り入れているんです。最近では、カプセルトイやキーホルダーなどを、海外の方が好んで購入されます。そういった小さなものから抱けるくらい大きなものまで、いろいろなモンチッチがいるのが、長く愛していただいている要因かなと思います」

「モンチッチ×歌舞伎キーチェーン」。「和」のデザインとモンチッチの調和から、特に海外から不動の支持が。各3300円。監修:松竹(株)。
「モンチッチ×歌舞伎キーチェーン」。「和」のデザインとモンチッチの調和から、特に海外から不動の支持が。各3300円。監修:松竹(株)。
「浅草お祭りモンチッチキーチェーン」。三社祭をイメージした網目模様がキュート。この店舗限定のモンチッチ。各2200円。
「浅草お祭りモンチッチキーチェーン」。三社祭をイメージした網目模様がキュート。この店舗限定のモンチッチ。各2200円。
「モンチッチCOLORS キーチェーン」。2200円。
「モンチッチCOLORS キーチェーン」。2200円。
「モンチッチCOLORS キーチェーン」。キーチェーンでぶらさげる文化が海外の人には目新しく、その点も人気。2200円。
「モンチッチCOLORS キーチェーン」。キーチェーンでぶらさげる文化が海外の人には目新しく、その点も人気。2200円。

一つのモンチッチを大事にかわいがり続ける人も多いという。あなたもぜひ、お気に入りのモンチッチをお迎えにいってみては?

モンチッチと浅草観光へGO!

住所:東京都台東区浅草1-36-1/営業時間:11:30~16:00(土・日・祝は11:00~17:00)/定休日:不定/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩2分

取材・文=来栖美憂 撮影=高野尚人

『散歩の達人』2025年12月号より