カリーライス専門店 エチオピア(神保町)
自分で選べる辛さが魅力(実食・文=白瀧綾夏)
「スパイスたっぷりのカレーにするのが好み」の月夜乃うさぎさん、もしかしたら辛いカレーがおすすめだったのかな?と思いつつ、辛さ耐性0の私はバターチキンカレーとラッシーを注文。
ライスとナン、両方とも食べられるこの組み合わせがうれしい。名物のジャガイモもin。スパイシーだけど甘さもあって食べやすく、サラサラ過ぎないルーが、ナンにもライスにもいい感じに絡みます。鶏肉もゴロゴロ入っていて大満足!
辛さも自分で選べるのがいいですよね(後から買っていたビジネスマン殿は「50倍」を注文していた。やりよる)。撮影で少し冷めてしまったけど、風味は全く損なわれておらず、ご機嫌に完食。そして、カレーの相棒にはラッシーが最強!
共栄堂(神保町)
言い尽くせないオリジナリティー(実食・文=星野洋一郎)
「例えば似ているカレーは?」と聞かれても困ってしまう。
さらさらと滑らかなルーからは想像もつかない、主に舌の奥で味わうことになる圧倒的な旨味感。絶妙な固さに炊かれたライスの隙間をルーの旨味とスパイスの香りが駆け巡り、口の中ではらはらと解けていく快感は癖になる。
共栄堂のカレーを言い表す言葉を探しても、なんだか上手く見つからなかったのだが、さんたつサポーターさんからの推薦文に目が離せないワードがあった。すしざんまいセーターさんの「なんか好き」。もう、これに勝る推薦文なんてないんじゃなかろうか。
テイクアウト時には「これからカレー食うんだぜ!」感をふんわり和らげてくれる、クラフト紙の愛らしい手提げ袋が用意されている気遣い。そして、らっきょうも福神漬けも両方つけてくれるところにも、優しさを勝手にビンビン感じてしまう。こりゃあ、長く名店と言われ続けるわけです。
そうだ。理屈なんていいや。僕もこう言おう。
「共栄堂のカレー、なんか好きだ。」
サラムナマステ(新高円寺)
写真じゃ伝わらない、この大きさと柔らかさ(実食・文=中村こより)
ナンがうまいとの情報を受けて向かったネパール料理店で、私は愕然としていた。
でかい。でかすぎる。
長さ30cmはあろうかという巨大なナン。画角におさめようと散々苦労した後(結局おさまり切らなかった)、アチアチと呟きながらちぎって頬張ると、そのほんのりした甘さに耳の下がキュンとなった。カレーは、ぶっきらぼうだけど優しい店員さんおすすめのバターチキンとサグチキン。どちらも色の割にまろやかな味で、ナンをちぎる時間も惜しいほど無心で食べ進めてしまう。
ちなみにここ、twitterでの呟きがユニークで話題になった店。一番の推しメニューはビリヤニ(炊き込みご飯のインド版)なのだそう。また来なくちゃ!
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構成=中村こより(編集部) 撮影=星野洋一郎(編集部)