7月より新エリアがオープン!

新しく生まれ変わったお化け屋敷。
新しく生まれ変わったお化け屋敷。

“花やしきといえばお化け屋敷”というイメージを持つ人も少なくないのでは。お化け屋敷は既存のものから、江戸四大怪談をモチーフにした新バージョンにリニューアル。「四谷怪談」など、江戸時代の人々に恐怖を与えつつも親しまれてきた世界観を堪能できる。想像するだけでちょっとびくびくしてしまうけど、日差しで火照った体を冷ましに勇気を出して行ってみよう。

「NAKED, INC.」とのコラボ「NAKED 花景色」。写真撮影も楽しめる。 ©naked inc.
「NAKED, INC.」とのコラボ「NAKED 花景色」。写真撮影も楽しめる。 ©naked inc.

東京駅のプロジェクションマッピングでも話題のクリエイティブカンパニー「NAKED, INC.(ネイキッド)」との初コラボにも注目。「NAKED 花景色」は、アートテクノロジーで幻想的なお花見空間を演出。花やしきの原点である“花園”を復活させた。四季折々の風景を楽しめるこの空間は、アトラクションでひとしきりはしゃいだあとに訪れるのにぴったりだ。

「お花見茶屋」の「花むすび」。
「お花見茶屋」の「花むすび」。

新たな顔ぶれの中には飲食店も。「お花見茶屋」では、風味豊かな炊き込みご飯とたくさんの具材をぎっしり詰め込んだ「花むすび」のほか、見た目も楽しいメニューが盛りだくさん。名物「パンダカー焼き」はなんと8年ぶりに復活するそうだ。浅草らしい華やかな食事でお腹を満たしたら、まだまだアトラクションも楽しめそう。世代を超えて愛されてきた花やしきの新たな“遊び体験”、しっかり楽しみ尽くしたい。

新エリアは園内北西側にオープン。
新エリアは園内北西側にオープン。
住所:東京都台東区浅草2-28-1/営業時間:10:00~18:00(最終入園は17:30。季節・天候により変動あり)/定休日:営業日は公式サイト(hanayasiki.net)を確認。/アクセス:地下鉄銀座線・浅草線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレス浅草駅から徒歩5分

文=近藤かおり(『散歩の達人』編集部) 写真提供=浅草花やしき
『散歩の達人』2023年8月号より

浅草寺とその参道である仲見世商店街を中心として東西に広がる浅草。世界的にも有名な観光地であり、一時は日本人よりも海外旅行者の方が目立っていたが、コロナ以後は江戸情緒あふれる“娯楽の殿堂”の風情が復活している。いわゆる下町の代表的繁華街であって浅草寺、雷門、仲見世通り、浅草サンバカーニバルなどの観光地的なイメージや、ホッピー通り、初音小路のような昼間から飲める飲んべえの町としてとらえている人も多いだろう。また、和・洋問わず高級・庶民派ともに食の名店も集中するエリアだ。