◆散歩コース◆
体力度：★★☆
難易度：★☆☆
- 登山シーズン 1月～12月
- 最高地点 328m（不動山）
- 登山開始地点 36m（上大井駅）
- 歩行時間 3時間45分
- 歩行距離 約13km
上大井駅
駅から車道へ出て右折。「富士見塚ハイキングコース」の道標が要所に立っているので、確認して進もう。
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了義寺
寺の手前から右折して坂を上がる。途中から農道へ入り、周辺には懐かしい風景が残っている。
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農村公園
足柄平野と富士山の展望は素晴らしい。右手に「いこいの村」を見て農道へ。展望はほとんどなし。
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不動山
浅間山を越えると土道に。展望はまだなし。不動山を過ぎるとようやく視界が開け、ほっとする。
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六本松跡
相模湾や大磯丘陵などが見えてくる。道は舗装の農道だが、詳細な道標が多いので迷うことはない。
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西山農道休憩所
休憩所から右に入り国府津駅へ下りるルートと、直進して駅へ向かうルートがある。どちらも時間は同じ。
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ゴール
国府津駅
アクセス：
［行き］品川駅からJR東海道線で国府津駅へ。国府津駅からJR御殿場線で上大井駅へ。約1時間15分。
［帰り］国府津駅からJR東海道線で品川駅へ。約1時間。
新宿駅からなら、小田急小田原線の新松田駅で御殿場線に乗り換えたほうが便利。時間は新宿からなら上大井駅まで1時間40分程度。運賃は980円とお得。
では早速スタートだ。下車駅は御殿場線の上大井駅。午前中だからか、駅前の寂れ方はなかなかのものだ。夜なら飲み屋の一軒くらいはありそうだが。山歩きに店は必要ないといえばないのだが、ちょっと寂しい駅前だ。
駅前を通る県道72号を横切ると「富士見塚ハイキングコース」の道標あり。ここから入る。民家の脇の坂道が近道になっている。車道へ出て、しばらく行くと曽我丘陵の姿が現れる。田んぼや畑の広がった田園風景が気持ちいい。畑では数箇所から野焼きの煙。
途中から車道を離れて農道に入ってみる。了義寺（りょうぎじ）へ向かって進む。了義寺は臨済宗建長寺派の寺で、小高い丘上に立っている。見晴らしのいい寺だ。寺の手前で、今日初めての富士山が見えてきた。
了義寺から農村公園へと向かう。車道を離れて細い農道を上がって行くと、みかん畑が広がり、背景には田園風景。いい景色だ。
絶好の展望所「おおいゆめの里」から富士山と足柄平野を望む
農村公園に着くと、「おおいゆめの里」がある。絶好の展望所で、足柄平野の奥に矢倉岳、金時山など。そして富士山がくっきりと顔を出している。晴れていれば最高の展望所といえると思う。
さて先はまだ長い。腰を上げて曽我丘陵の核心部、縦走路に入ると「六本松跡 曽我丘陵」の道標が立っている。ここはなにせ丘陵地帯なので、登山道ではなく限りなく農道に近い。アップダウンもほとんどない縦走路を行く。
浅間山から展望もない不動山を越え、ようやく舗装の道へ。この1時間半の農道縦走が曽我丘陵最大の難所であろうか。
難所を抜けると、視界が開けると同時に心も開けてきた。相模湾や小田原の市街、大磯方面の風景などなどの展望。
大磯丘陵や丹沢の山並みを見ながら五国峠碑を過ぎると、相模湾が正面に現れる。最後は海に向かって下りて行くだけだ。
山歩きメモ
農村公園から1時間強の展望のない農道歩きがいやな人は、上大井駅のひとつ手前の下曽我駅で下車し、六本松跡へ直接向かうコースがいいだろう。こちらは美味しいとこどりか。
アドバイス
このコースはほとんど舗装された道で、土道のところもほぼ平坦なので、登山靴よりもウォーキング用の靴のほうがいいだろう。下蘇我駅から六本松跡に出る短いコースがあるが、そちらもおすすめだ。
『のんき亭』新鮮な海の幸と、定食につく豚汁が絶品の味
国道1号線沿いにある店で、なんと創業してから80年以上という老舗。国府津駅前には使えるお店が少ないので、駅から4、5分あるが、おすすめだ。看板メニューは「天むすび」のようだが、写真のアジフライ定食などについている豚汁が絶品だ。
●11:00〜14:30LO（夜は予約のみ）、火・第2水休（不定休あり）。国府津駅から徒歩4分 ☏0465-47-3458
取材・文＝清野編集工房
『散歩の達人 日帰り山さんぽ 低山をきわめる！』より
