ドアを開けると広がる南アジア
『アジアンミントカフェ』の内装はエキゾチック。現地で生きるごくごく普通の人々が、他愛もないおしゃべりと食事を楽しむ、そんな雰囲気だ。ビビッドカラーのレトロな花柄をあしらったテーブルクロスに暖かい色味のペンダントライト。
なぜ『ミントカフェ』なのかというと、「ミントが好きだから」という答えが返ってきた。
元々ミントが好きだし、現地ではミントを使った料理も多い。しかし、ここではミントの風味はあまり人気が出なかったのであまり使わなくなったという。本格的な料理を、お客様のお口に合うように提供したいという思いが伝わる。
オーダーしたのはおすすめのスペシャルセット1197円。このお値段でカレーと、ナン、エビ、サラダにラッシーが提供されるのだから驚きだ。
本格カレーは辛いというイメージがあるが、『アジアンミントカフェ』ではスパイスレベルを5段階から選べるのが嬉しい。もっともマイルドな甘口を選べば、誰でも本格インドカレーを満喫できる。甘口であってもスパイスの深みは損なわれない。不安になるほどの大きなナンは気がついたら完食していた。
パリッと歯ごたえのエビにオリジナルドレッシングのサラダ
インドカレーだけで終わらないのが、『アジアンミントカフェ』の醍醐味。香草でしっかりと焼き上げられたエビにかじりつく瞬間がたまらない。パリッと噛んだその先に広がるぷりっとしたエビは珠玉。サラダにかかるドレッシングがおいしくて箸が止まらない。
食後のお楽しみはラッシー。ほどよい甘さと酸味で、エネルギーチャージは完了だ。
錦糸町でアジアの風を感じたくなったら『アジアンミントカフェ』へ
『アジアンミントカフェ』はまさにオリエンタル。錦糸町にいながら、本格インド料理とアジアの街角を体験できる。カレーの気分じゃないときは、タイ料理のチャーハン800円やガパオランチ900円も選べる。
錦糸町で本格アジアン料理の気分になったら南口に足を進めてみよう。
取材・文・撮影=かつの こゆき