オーナーの金井さんに話を聞くと、もともと銀座でバーと創作和食の2店を経営しているなかでコロナ禍に入り、お客様に会えない日々が続いていたそう。「どうしたらお客様に会うきっかけを作れて、喜んでもらえるのか」を考えた結果、これまで店で出していたメニューの中から、唯一テイクアウトできるカレーをブラッシュアップし提供し始めたのが「Spoon」を開くきっかけになったとのこと。

カレーが来る前にはスプーンの形をしたパイが前菜として提供されたり、スタッフさんがスプーンを持ってきてくれて自分で選べたりとエンターテイメント性を兼ね備えているところもポイントです。

お店は清澄白河らしく、かつて木材の倉庫だった場所をリノベーション。奥まった席には、昔使われていたエレベーターの金属網の扉が残っています。

バーカウンターの上にあるアートは、アーティスト活動をされている金井さんのお姉さんが描いたもの。店内に華やかな彩りを添えています。

また、コーヒータウンとしても知られている清澄白河ということもあり、コーヒーにもこだわりが。他店とは違ったタイプのコーヒーを楽しんでもらいたいと、スパイス料理にあうベトナムコーヒーを提供しています。底に練乳が入ったコーヒーを混ぜながら、自分好みの甘さにして調節して飲むのがおすすめです。

カレーをいろいろ試してみたいという方は真空パックにつめた「生カレー」をテイクアウトすることも可能。

コーヒーやカフェから始まり、いまは美食の街になりつつある清澄白河で「Spoon」は注目の一軒になること間違いなしです!

Spoon(スプーン)
住所:東京都江東区平野2-13-3
営業時間:11:30〜22:00
定休日:月曜(月曜が祝日の場合は営業)

Instagram: https://www.instagram.com/spoon.kiyosumi/

取材・文・撮影=CafeSnap